壮観!曽爾高原のススキ見物は近鉄”散策きっぷ”で2割引!注意点も

奈良県と三重県との境、倶留尊山のふもとにある標高約850mの曽爾(そに)高原は、見渡す限り一面にススキが広がる関西有数の絶景名所です。個人的には初夏の新緑の頃もおすすめですが、やっぱりススキが金銀に染まる秋から初冬にかけての時期は、壮観でかなりインパクトがあります。

普段、曽爾高原へは公共交通機関がないので車が無いと行けないのですが、ススキの見ごろの時期(毎年10月上旬~11月中旬)にだけバスが運行されます。これに合わせて、大阪や京都などからの電車と組み合わせた「曽爾高原すすき散策きっぷ」という切符が、近鉄から発売になります。ここではその内容や値段、発売について紹介します。

普通に出かけるよりも割引がある切符ですので「使わんと損」ですよ。

!2018年版の発売は終了しました。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」ってどんな切符?

「曽爾高原すすき散策きっぷ」は、大阪、京都、奈良方面から曽根高原までの近鉄電車とバスの往復乗車券がセットになった割引切符です。

曽爾高原までのアクセスをカバー

曽爾高原に電車でアクセスする場合の最寄駅は、近鉄電車の「名張駅」になります。名張駅で曽爾高原ゆき期間限定運行の直通バス(三重交通)にのりかえます。

名張駅までの所要時間は、特急を利用しない場合で、大阪難波駅から約1時間30分、京都駅から約2時間、奈良駅から約1時間30分です。名張駅からのバスは約50分です。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」のセット内容

  • 近鉄電車の発着駅~名張駅の往復乗車券
  • 三重交通の名張駅~曽爾高原の直通バスの往復乗車券

※電車・バスともそれぞれ往復1回ずつ乗車できます。
※乗り放題ではありません。途中で下車すると、その先の区間は無効になります。

曽爾高原直通バスの時刻に注意!

名張駅と曽爾高原を結ぶバスは、2018年10月1日~11月30日の期間限定で運行される路線です。普段は行っていない曽根高原の入口まで直接乗り入れるので、とても便利なのですが、本数が極端に少なくて、平日は1往復、土休日は2往復だけなっています。

往きの名張駅発は9:35、※10:35分、帰りの曽爾高原発は※14:27分、15:27分と、ススキ見物しやすい時刻設定となっていますが、行動が制約されてしまいます。(※は土日祝のみ運行)

「曽爾高原すすき散策きっぷ」で出かける際は、バスの時刻に注意する必要があります。

温泉入浴などの割引特典つき

「曽爾高原すすき散策きっぷ」には、曽爾高原周辺の提携施設で温泉や観光施設の割引券が付いています。

  • 曽爾高原温泉「お亀の湯」入浴料100円引券(通常料金は平日:大人650/小学生400円、土日祝:大人750円、小学生450円)。※天然かけ流し温泉
  • 「曽爾高原ファームガーデン」内のレストランなど利用できるビール・ドリンク・アイスキャンデ ー引換券(いずれか1つ)。
  • 「曽爾高原ファームガーデン」内の指定店で800円以上の買い物の際に使える100円割引券

※「お亀の湯」「曽爾高原ファームガーデン」は直通バスの「曽爾高原ファームガーデン」バス停すぐ。曽根高原の入口からは徒歩で25分ほどです。
※「お亀の湯」「曽爾高原ファームガーデン」ともに毎週水曜日が定休日です(水曜日が祝日の場合は翌木曜日)。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」の値段

「曽爾高原すすき散策きっぷ」の値段は発売駅によって違っていきます。関西の主な近鉄電車の駅からの値段は下記の通りになっています。

発着駅 大人 子供
大阪難波駅~鶴橋駅 2,980円 1,490円
大阪阿部野橋駅 3,180円 1,590円
京都駅 3,380円 1,690円
奈良駅 2,760円 1,380円
大和八木駅 2,260円 1,130円

特急は利用できません。特急を利用する時は別に特急券の購入が必要です。

大阪難波駅~鶴橋駅から 1,010円 名張駅まで約1時間
京都駅から 1,320円 名張駅まで約1時間15分

※発着駅の設定は上記のほかにもたくさんあります。詳しくは公式サイトで確認ください(この記事の最後にリンクがあります)。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」は20%以上お得!

ススキ見物に電車で出かけるときに、「曽爾高原すすき散策きっぷ」を使ってアクセスすると、普通に行った場合よりどれくらい安くなるのか(お得になるのか)を比べてみました(大人の場合)。

発着駅 近鉄往復 バス往復 合計 散策きっぷ
難波駅~鶴橋駅 2,200円 1,700円 3,900円 2,980円 24%割引
阿部野橋駅 2,280円 1,700円 3,980円 3,180円 20%割引
京都駅 2,520円 1,700円 4,420円 3,380円 24%割引
奈良駅 1,760円 1,700円 3,460円 2,760円 20%割引
大和八木駅 1,120円 1,700円 2,820円 2,260円 20%割引

※名張駅~曽爾高原間のバス普通運賃(片道)

大人 子供
三重交通バス 850円 430円

このように「曽爾高原すすき散策きっぷ」を使うと、大阪、京都、奈良方面から通常の交通費より20%以上安く、行って帰って来られます。

特急を利用する場合も「曽爾高原すすき散策きっぷ」に、特急料金を追加した方が当然安くなります。難波~鶴橋駅なら通常より安くなった分で片道の特急料金(1,010円)が出ます。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」の発売&有効期間

発売期間

近鉄電車の「曽爾高原すすき散策きっぷ」は、ススキが見ごろの期間限定の発売となっています。

2018年版
2018年(平成30年)10月1日~11月30日 ⇒終了しました。

有効期間

「曽爾高原すすき散策きっぷ」の有効期間は、下記のうちの連続した2日間です。1泊の泊りがけで出かける際にも使えます。

2018年版
2018年(平成30年)10月1日~12月1日

※直通バスの乗車券や特典の割引券は11月30日までしか使えません。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」はどこで購入できる?

「曽爾高原すすき散策きっぷ」は、出発日の1ヶ月前から当日まで、大阪難波駅、鶴橋駅、阿倍野橋駅、京都駅、奈良駅をはじめ近鉄電車の主要駅で購入できます(下図の駅)。

事前に切符を買うときは出発日(切符を使う日)を指定する必要があります。

「曽爾高原すすき散策きっぷ」公式サイト

「曽爾高原すすき散策きっぷ」の最新情報、すべての発売駅、電車とバスの連絡時刻表、散策のモデルコースは近鉄電車の公式サイトに掲載されています。

ススキの見ごろの時期に曽爾高原へ車でアクセスすると、日にちや時間帯によっては駐車場が非常に混み合ってイライラします。このため電車とバスで行くのはいい方法なのですが、先述の通り名張駅発着の直通バスの本数が少ないので、行動が制約されしまう点がネックです。

しかし、「曽爾高原すすき散策きっぷ」は、車が無い人でも個人で行ける格安で唯一のアクセス手段です。バスの時間に気を付けてさえいれば、大阪や京都の近鉄駅に近いところからは、日帰りで十分楽しめます。便利とは言えませんが、曽爾高原へ行きたいときはチェックしてみてください。

ちなみに、曽根高原は標高が高いので、思いのほか寒いです。また散策と言ってもハイキング並みです。寒さ対策をして、動きやすい服装と靴で出かけましょう。