冬の比叡山アクセスは大津から坂本ケーブルだけ!2割引で乗れる切符が便利!

毎年12月初旬から春分の日までの間、比叡山(延暦寺)へ公共機関を使って行く場合はアクセス手段が限られます。大津側からのみとなります。京都側からはアクセスできませんので注意が必要です。

ここでは、冬の比叡山(12月初旬~春分の日)へのアクセス方法と便利な切符を紹介します。

*延暦寺は冬の間も拝観できます。国宝「根本中堂」は現在改修工事中です(中には入れません)。

冬の比叡山へのアクセスは大津側からのみ!

比叡山(延暦寺)へ電車やバスなど公共機関を使ってアクセスする場合、図のように、京都側からと滋賀県の大津側からの2つルートがあります。
しかし、毎年12月第1日曜日から3月の春分の日までの冬の間は、下記の交通機関が運休となるために、京都側からのアクセスができなくなります。このため、大津側から「坂本ケーブル」を利用するルートが唯一のアクセス方法となります。

「ガーデンミュージアム比叡」をはじめ山内の観光施設や店舗の多くも休業となります。ホテルの宿泊利用者は送迎バスが用意されています。出かける前に確認ください。

【運休となる交通機関と期間】

交通機関 運休期間
叡山ケーブル&ロープウェイ 2019年1月4日~3月20日
比叡山ドライブバス 2018年12月3日~2019年3月20日
山内シャトルバス 2018年12月3日~2019年3月20日

!シャトルバスが運休していますので、山内の移動は徒歩が基本になります。

※叡山ロープウェイの「比叡山頂駅」から延暦寺東塔まで徒歩約40分かかります。

 大津側の「坂本ケーブル」は年中無休

坂本ケーブルは、比叡山の麓にある門前町「坂本」と山上を約11分で結んでいるケーブルカーです。年中無休で運行しています。

山上の終点「延暦寺駅」から、延暦寺の中心「根本中堂」までは歩いて7~8分ほどの距離です。ちなみに坂本ケーブルは日本最長のケーブルカーです(2025m)。

 運行時刻

坂本ケーブルは「坂本駅」「延暦寺駅」ともに、毎時0分と30分に発車します。

※多客時は増発されます(最新の状況は公式サイトで確認ください)。

運賃(坂本駅~延暦寺駅)

片道 往復
大人 860円 1,620円
子供 430円 810円

ケーブル坂本駅へのアクセス


坂本ケーブルの「坂本駅」へのアクセスする場合、最寄駅は京阪電車の「坂本比叡山口駅」とJR湖西線の「比叡山坂本駅」です。それぞれの駅から連絡バスが出ています(江若バス)。

バスで(片道大人運賃) 歩いて
京阪「坂本比叡山口駅」から 約3分(210円) 約15分
JR「比叡山坂本駅」から 約7分(230円) 約25分

※京阪電車の「坂本比叡山口駅」へは、京阪三条駅で京都地下鉄東西線に乗り換えて、「びわこ浜大津駅」で石山坂本線に乗り換えます。

大阪淀屋橋駅・京橋駅~坂本比叡山口駅 970円
枚方市駅~坂本比叡山口駅 910円
三条駅~坂本比叡山口駅 560円

※JRの「比叡山坂本駅」へは、「京都駅」または「山科駅」で湖西線に乗り換えます。

大阪駅~比叡山坂本駅 970円
京都駅~比叡山坂本駅 320円

※車の場合、ケーブル坂本駅近くに利用客向けの無料駐車場が用意されています。

坂本ケーブル公式サイト

坂本ケーブルの運行状況など最新情報は公式サイトで確認ください。

坂本ケーブルが2割引で乗れるお得な切符

冬の間、「比叡山」を目的としたお得な切符は発売されていませんが、次の切符を使うと坂本ケーブルが2割引きで利用できます。

  • 京都市内から京阪電車の「京都・びわ湖チケット」
  • 関西各地からJRの「冬の関西1デイパス」

※坂本ケーブルの2割引き運賃

2割引 片道 往復
大人 690円 1,300円
子供 450円 650円

京都市内から「京都・びわ湖チケット」

京都市内から比叡山へ行く場合は、京阪電車の「京都・びわ湖チケット」という切符は要チェックです。

「京都・びわ湖チケット」は、京都市営地下鉄と京阪電車の大津線が1日乗り放題できる切符です。その特典として、坂本ケーブルの2割引き、延暦寺の巡拝券の割引などの優待が受けられます。

こんな人におすすめです。

  • 京都市内で地下鉄を利用する。
  • 比叡山の行き帰りに大津や京都で観光や買い物など楽しむ。
  • 少しでも交通費を抑えたい。

有効区間(乗り放題できる区間)

「京都・びわ湖チケット」は、京都市営地下鉄の全線と京阪電車の大津線が1日乗り放題できる切符(乗り降り自由)です。

  • 京都市営地下鉄(烏丸線・東西線)
  • 京阪電車大津線(御陵駅~びわ湖浜大津駅・石山寺駅~坂本比叡山口駅)

※京阪電車本線(大阪方面)や京都市バスは利用できません。

「京都・びわ湖チケット」の値段

「京都・びわ湖チケット」は値段はこのようになっています。大人のみの発売です。坂本ケーブルの運賃は別に必要です。

大人用 1,300円

通常の場合と「京都・びわ湖チケット」と使った場合の交通費を、京都市内の四条烏丸(地下鉄四条駅)から比叡山へ往復する場合で比べてみました。

【京阪電車を利用】
通常(往復) 京都・びわ湖チケット
地下鉄四条駅~坂本比叡山口駅
(烏丸御池駅・びわ湖浜大津駅経由)
580円(1,160円) 1,300円
連絡バス
(坂本比叡山口駅~ケーブル坂本駅)
210円(420円) 往復420円
坂本ケーブル 860円(1,620円) 往復1,300円
合計 1,650円(3,200円) 3,020円 約6%割引
【JRを利用】

JRを利用した場合と比べるとこのようになります。

通常(往復) 京都・びわ湖チケット
地下鉄四条駅~京都駅 210円(420円)
JR京都駅~比叡山坂本駅 320円(640円)
連絡バス
(比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅)
230円(460円)
坂本ケーブル 860円(1,620円)
合計 1,620円(3,140円) 3,020円

値段的には「京都・びわ湖チケット」が若干ですが安くなります。地下鉄の乗降駅によっては、もう少しお得になります。

この比較は比叡山まで単純に往復した場合です。ちなみに所要時間は、京阪電車利用で約1時間、JRは約40分と開きがあります。費用(値段)の差と時間を考えるとJRの利用が効率的ですが、「京都・びわ湖チケット」のメリットは乗り放題という点です。

「京都・びわ湖チケット」は比叡山だけでなく、その行き帰りに大津市内や京都市内で観光や買い物、食事なども楽しみたいという場合に、追加料金なしで乗り降り自由で移動できますので便利です。

!京阪電車(大津線)のみ乗り放題の「びわ湖チケット」という切符もあります。坂本ケーブル割引など特典は同じです(大人700円、子供350円)。

延暦寺の拝観料割引などの特典つき!

「京都・びわ湖チケット」には、坂本ケーブルの運賃2割引きのほかにも比叡山延暦寺などの社寺や大津市内の観光施設、飲食店、土産物店で料金の割引などの優待が受けられる特典が付いています。

優待特典のある主な施設

  • 比叡山延暦寺(拝観料割引)
  • 西教寺(拝観料割引)
  • 日吉大社(入苑協賛料割引)
  • 滋賀院門跡(拝観料割引)
  • 近江神宮(時計宝物館入館料割引)
  • 三井寺・園城寺(入山料割引)
  • 大津市立歴史博物館(入館料割引)
  • 琵琶湖ミシガンクルーズ(乗船料割引)
  • 義仲寺(入山料割引)
  • 石山寺(入山料割引)  など  ※順不同

※特典内容について詳しくは京阪電車の公式サイトで確認ください(記事の最後にリンクがあります)。

「京都・びわ湖チケット」の発売期間と有効期間

発売期間(買える期間)

【2018年版】
2018年(平成30年)3月17日〜2019年(平成31年)3月31日

有効期間(使える期間)

【2018年版】
2018年(平成30年)3月17日〜2019年(平成31年)4月30日のうちの1日間

(始発~終電)

「京都・びわ湖チケット」が買えるところ

「京都・びわ湖チケット」は、下記の場所で購入できます。

京阪電車
  • 京阪山科駅、四宮駅、石山寺駅、石山駅、膳所駅、びわ湖浜大津駅、大津京駅、近江神宮前駅、坂本比叡山口駅(駅員がいる時間帯のみ)
京都市営地下鉄
  • 地下鉄の各駅
  • 市バス・地下鉄案内所( 太秦天神川駅、 北大路駅、 烏丸御池駅、 京都駅前、 コトチカ京都)
  • 定期券発売所(四条駅、 竹田駅、 二条駅、 三条京阪駅、 山科駅、 六地蔵駅)
ホテル
  • 琵琶湖ホテル
  • 京都タワーホテル
  • 京都センチュリーホテル

「京都・びわ湖チケット」公式サイト

「京都・びわ湖チケット」の最新情報や優待特典がある施設や店舗については、京阪電車の公式サイトを確認ください。

関西各地からはJR「冬の関西1デイパス」

関西の各地から比叡山へは、JRが期間限定で発売している乗り放題切符の「冬の関西1デイパス」(2018年版)も使えます。「冬の関西1デイパス」は下図の区間の駅から利用できます。

「冬の関西1デイパス」には、JRの関西周遊区間の1日乗り放題のほかに、坂本ケーブルに連絡する路線など江若バスの乗り放題や京阪電車の「びわ湖チケット」との引換券が付いてます。

この引き換えできる「びわ湖チケット」では、京阪電車の大津線が乗り放題、ミシガンクルーズなど琵琶湖の遊覧船に乗れるほか、「京都・びわ湖チケット」と同じ特典(坂本ケーブル2割引、延暦寺巡拝券割引など)も受けられます。

「冬の関西1デイパス」値段はこのようになっています。出発地や使い方によってはお得です。

大人 3,600円
子供 1,800円

「冬の関西1デイパス」の発売期間や有効期間などは、こちらを参考ください。

冬の間は比叡山へのアクセスが大津側ルートのみと不便になります。また延暦寺以外はほぼ休業となっていますので、出かける際は延暦寺の拝観についても最新情報を確認しておきましょう(拝観時間が変更になる場合があります)。

また、車で行く場合は、道路が凍結することがありますので、スタッドレスタイヤやチェーン装備などの準備が必要です。