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回数券とは?有効期限、乗り越し、払い戻しの基礎知識と便利な使い方

回数券とは?有効期限、乗り越し、払い戻しの基礎知識と便利な使い方

お悩み中
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回数券を買うかどうか迷ってる。そもそも回数券ってどんな切符で、どれくらい得なん?

こんなお悩み、疑問を解決します。

この記事の内容

  • 回数券の基礎知識(基本のき~乗り越し、払い戻しまで)
  • 回数券の便利な使い方

電車の切符に、回数券というものがあることは、使ったことがなくても、知ってると思います。

電車代の節約には定番の切符です。

でも、回数券のことを誰からちゃんと教えられたわけではないと思います。疑問に感じていることや、そもそも知らないことがあるはず。

そこで、ここでは電車の回数券について、関西の例を用いながら、どんな切符なのか、そして、上手に使いこなすためのヒントをまとめました。

回数券のことをはっきり理解できて、今までよりも生活に活用できるようになるはずです。
まあちん
まあちん

回数券とはどんな切符?

回数券とは?

最初に、回数券とはどんな切符なのか、確認しておきましょう。

回数券は、正式には「回数乗車券」といって、ある期間中に同じ区間を複数回利用する乗客向けに、通常の運賃を割引した乗車券のことです。

回数券の種類

回数券は、乗車10回分の運賃で11回利用できる(1回は無料)、1回あたり約9%の割引という設定のものが一般的です。「普通回数券」と呼ばれます。

このほかに、鉄道会社によっては独自の回数券を発売しています。

なかでも、利用できる時間帯や曜日を制限して割引率をUPした「時差回数券」「土休日回数券」は、多くの私鉄、地下鉄で採用されています。

回数券の種類 普通回数券
(大人用・子供用)
時差回数券
(大人用のみ)
土休日回数券
(大人用のみ)
利用できる日時 いつでも 平日10:00~16:00と土休日の終日 土休日の終日
※お盆や年末年始の休日ダイヤの平日も
発売の単位例
※会社によって異なります。
11回用
(10回分の運賃)
6回用
(5回分運賃)
12回用
(10回分運賃)
7回用
(5回分運賃)
14回用
(10回分運賃)
割引率 9.1% 16.7% 28.6%

回数券は、まとまった枚数(回数分)で買わないといけませんが、1回目の乗車から運賃が割引になりますので、確実に電車代の節約になります。

ちなみに、回数券はあって当たり前というくらいよく知られた切符ですが、実は売っていない鉄道会社もあります。

関西で回数券を売っていない鉄道会社

  • 大阪地下鉄(メトロ)
  • 嵐電
  • 京阪電車大津線
  • 京阪電車京阪線 ⇒2020年(令和2年)12月末で発売終了

回数券の有効期間(使用期限)

回数券には、有効期間(使用期限)があります。基本的にどこの鉄道会社も3ヶ月間となっています。

ただし、会社によって3ヶ月間の数え方が違います。2通りあります。

  1. 買った日から3か月後まで(JR、近鉄、南海など)
  2. 買った日が属する月の翌月から、3か月目の末日まで(阪急、阪神など)

【2】の場合、例えば8月9日に買った回数券の有効期限は、9月から数えて3か月目の末日の11月30日となります。

回数券の有効期間、使用期限

この方式のところでは、月の初めに買った方が有効期間が長くなります。

回数券のカタチ

回数券には、1枚ずつバラバラになった「切符タイプ」のものと、1枚のカードになっている「カードタイプ」の2つの形態があります。

これは会社によって違います。同じ会社で両方あるところもあります(南海)。

関西で回数券がカード式の主な鉄道会社

  • 近鉄電車
  • 南海電車(一部)
  • 阪急電車
  • 阪神電車
  • 山陽電車

※大阪地下鉄(メトロ)で発売している「回数カード」は、3,000円で3,300円分乗れるというプリペイドカードです。紛らわしい名前ですが、回数券とは違います。

⇒大阪地下鉄の「回数カード」はこんなカード

回数券の2つの方式

回数券は同じ区間を複数回利用する際にお得な切符ですが、この「区間」の決め方に2つの方式があります。

回数券の2つの方式、区間式と金額式

1つは、利用できる区間を「A駅~B駅」を駅名で指定しているもの(区間式)です、もう一つは「230円区間」など運賃の金額で指定しているもの(金額式)です。

区間式は、記載されている2つの駅の間しか乗れません。たとえ同じ運賃であったとしても別の区間では利用できません。

金額式は、記載の運賃の区間であれば、乗車する区間にしばりはありません。

関西では、JRが「区間式」で、私鉄や地下鉄は「金額式」となっています。

その他

回数券は途中下車できません。

回数券では途中下車できません。

回数券は普通の切符と同じで、目的地までの途中の駅で下車する(改札から駅の外へ出る)ことはできません。

もし途中下車すると、その先の区間は無効になります(改札機に回収されます)。

特急券や指定席券とセットで使えます。

新幹線や別料金が必要な特急電車や指定席車両に乗りたいときは、回数券に、特急券や指定席券を追加購入することで利用できます。

回数券は普通の乗車券と同じ扱いです。

回数券の便利な使い方

回数券を同行者とシェアして使えます。

回数券は、決まった区間を複数回利用する人向けの割引切符ですが、複数人で同じ区間を利用するときにも使えます。

回数券の使い方、同行者とシェアして使えます。

家族や友達と連れだって出掛けるときは、それぞれで切符を買うのではなく、回数券を共同買いすると、みんなの電車代が実質割引になります。

鉄道会社によっては、「時差回数券」や「土休日回数券」を6回分や7回分と”少量”で発売していますので使いやすいです。

カードタイプの回数券でもシェアできます。

このシェアする使い方は、回数券の”基本のき”でよく知られていますが、カードタイプの回数券ではできないと思っている人がちょこちょこいます。

それは誤解でカードタイプでも、駅の券売機で必要枚数分の切符タイプに引き換えることができます。そして、同じようにシェアして使えます。

回数券が2枚以上必要なときは、券売機に立ち寄ってこの操作をやってください。ちょっと面倒ですが、操作自体は簡単です。

ただし、引き換えた回数券は、その日しか使えませんので注意してください。

回数券の種類をお得に使い分けましょう。

先に触れましたが、鉄道会社によっては、一般的な普通回数券のほかに、割引率がぐっと高い「時差回数券」や「土休日回数券」を発売しています。

回数券の種類(普通、時差、土休日)

これらを改札を通る時間や曜日に合わせて上手く使い分けると、電車代の節約につながります。

特に「土休日回数券」にいたっては3割近くも安くなるので、休みの日に電車でちょくちょく出かける人は要チェックです。

使うにあたって、ややこしく感じるのが「時差回数券」ですが、利用できる時間帯だけ頭に入れておけば、大したことありません。

【参考記事】

JRでは、「時差回数券」「土休日回数券」を発売していません。

「乗り越し」で回数券を活用できます。

あえて回数券で乗り越す

回数券で乗り越す

回数券は決まった区間を利用するものですが、あえて、その区間を越える(乗り越す)場合に使うということもアリです。

普通に目的駅まで「通し」の切符を買うよりも、途中まで回数券を使う分、全体として実質安くなります。

ただ、先に触れた回数券の方式(「区間式」と「金額式」)によって、損になる場合もありますので注意してください。

金額式の場合(私鉄・地下鉄)⇒乗り越し区間の運賃との差額を払う

関西の私鉄、地下鉄の回数券は「金額式」(○○円区間)です。

この回数券で乗り越した場合の運賃精算は、乗車駅からの普通運賃と回数券の金額との差額を払うことになります。

回数券で乗り越し精算する場合

例えば、阪急電車の梅田駅から三宮駅まで(普通運賃320円)を利用する際、270円区間の回数券を持っていたとすると、三宮駅での乗り越し精算額は差額の50円になります。

回数券の区間は割引になっていますので、全体としては普通に通しの切符を買うよりもお得になります。

金額式の回数券でも、他社の区間へ乗り越した場合(例えば、阪急電車の駅から山陽電車や能勢電鉄の駅へ乗り越す)は、差額ではなくて境界駅から運賃で精算となりますので、損になります。基本的にメリットはありませんので注意してください。

区間式の場合(JR)⇒乗り越し区間の運賃全額を払う

JRの「区間式」の回数券の場合は、乗り越しした区間の運賃の全額が別にかかります。差額ではありません。このため、回数券で乗り越すと損になることが多いので注意が必要です。

これは、区間式が「記載されている駅と駅の間だけを安くしますよ」という性格のものなので、その回数券で乗れない区間については、切符を”買い足す”かたちになるからです。

JR回数券の乗り越し精算

例えば、三ノ宮駅から「三ノ宮~大阪」(普通運賃410円)の回数券で、大阪駅の先の新大阪駅まで乗り越した場合、大阪駅~新大阪駅の普通運賃(160円)がまるまるかかります。

三ノ宮駅~新大阪駅を通しで買うと普通運賃は560円なので、この場合は回数券で乗り越すと値段的に損になります。

このように、JRの回数券で乗り越しすると、差額を払うわけではないので注意してください。

混乱させてしまいますが、実はJRの回数券でも乗り越して精算した方が安くなる場合もあります。

回数券のお得な買い方「区間の分割購入」

JRには、他社との競合などの理由で、特例的に運賃を安く設定している区間があります。

この区間が絡むと、通しで切符を買うより、途中の駅で分割した方がトータルで安くつきます。

※分割で安くなる一例

利用区間
(A~C)
通し運賃
(A~C)
分割駅
(B)
分割後の運賃
(A~B~C)
大津駅~大阪駅 990円 京都駅 200円+570円
=770円
新大阪駅~和歌山駅 1,270円 天王寺駅 220円+870円
=1,090円
姫路駅~大阪駅 1,520円 神戸駅 990円+410円
=1,400円

「A~B」あるいは「B~C」区間の回数券を持っていたら、乗り越し精算しても、全体としてはお得ということになります。

この「分割」については、インターネットで「分割きっぷ」と検索すると、計算してくれるサイトがいくつか出てきます。回数券で乗り越しを計画するときは、あらかじめ参考にしておくといいですよ。

【参考】分割.net

JRの回数券で乗り越す場合は「計画的」に。思い付きで乗り越すと損です。

乗り越し精算の支払いに使う。

回数券は、手持ちの定期券や普通の乗車券で乗り越したときの精算に使える場合があります。

例えば、乗り越しした区間の運賃が200円だった場合(=運賃の不足分200円)、私鉄や地下鉄なら200円区間の回数券(あるいは、200円以下の回数券+不足分の現金)で、JRならその区間をカバーしている回数券で精算できます。

※乗り越し区間の運賃以上の回数券でも精算できますが、お釣りは出ません。

なお、ICカードと一体になった定期券(ICOCA定期、PiTaPa定期)で乗り越した場合、回数券と併用するは注意が必要です。

JR西日本では、ICOCA定期券で乗り越した場合は、下車する駅での精算に回数券が使えます(乗り越し精算機を利用)。PiTaPa定期はダメ。

関西の私鉄や地下鉄では、一部を除いては、ICOCA定期、PiTaPa定期とも精算に回数券は使えません。そもそも回数券に限らず【ICカード+切符】という組み合わせでは使えなくなっています。

定期券でも、磁気カード式(従来型)のものでしたら、回数券と併用できます

京阪電車は磁気定期券で乗り越した場合のみ回数券を精算に使えます。普通の乗車券の場合はできません。
回数券が精算に使えるだけで、全体の費用としては通しの運賃より高くつくこともありますので注意してください(特にJR。上記の乗り越し精算の場合と同じ)。

阪急電車では、ICOCA定期券で区間外まで乗り越した際、精算機で回数券(1枚)を組み合わせて精算できます。回数券で乗り越した場合のICOCA(定期)精算もOK。

※ICOCA以外のICカードでも使えますが、PiTaPaはダメです。
※阪急電車内で乗り降りする場合限定です(神戸高速を含む他社線を跨ぐ場合は不可)。精算に使える回数券も阪急専用のものに限ります。

回数券で乗り越して回数券で精算「回数券2枚使い」

上で触れた「回数券で乗り越す」と「回数券で精算する」の両方の「合わせ技」(回数券の2枚使い)が、JRと一部の私鉄ではできます。

JRの場合は「区間式」の回数券なので、例えば、姫路駅から大阪駅に向かう際、「姫路駅~神戸駅」「神戸駅~大阪駅」という区間の連続した回数券であれば併用することができます。

下車駅で改札機から出るときに、2枚重ねて投入することで出られます。

上で触れた「分割きっぷ」のしくみは回数券にも当てはまるので、よく利用する区間に分割メリットがあるなときは、「乗車駅~分割駅」「分割駅~下車駅」の回数券を買って併用すると安くなります。

とくに京阪神地区なら、「普通回数券」(11回分)が9回分の料金で買える回数券「特定区間」があります。割引率が18.3%と高いので、この区間の回数券をうまく絡めるとよりお得です。

この「特定区間」は京都駅~大阪駅、大阪駅~三ノ宮駅などJR京都線と神戸線の79区間で設定されています。詳しくはこのページを参照ください。

私鉄や地下鉄では、基本的に「回数券の2枚使い」はできません。

が、関西では、阪急電車、山陽電車、神戸電鉄、神戸市営地下鉄で可能です。

回数券の2枚使い

例えば、普通運賃が400円の区間を利用する場合、190円区間の回数券を持っていたとすると、190円の回数券(1枚目)で乗車して、そして下車駅で乗り越し精算する時に差額の210円を2枚目の190円回数券と現金20円で支払うというものです。

「時差」や「土休日」の回数券なら割引率が高いので、費用として安くなる場合がありますが、必ずしもお得になるとは限りませんので注意してください。

※カード式の回数券になっている鉄道会社では、乗車駅の券売機であらかじめ2枚の(切符の)回数券に換えておく必要があります。

※「時差回数券」「土休日回数券」はそれぞれの利用できる時間帯内でしか精算には使えません。

※精算に使える回数券は1枚です。

上記以外の鉄道会社で、「回数券の2枚使い」したいときは、念のため、乗る前に駅員さんや問い合わせ窓口で尋ねてください。

経験上、公式情報になくても、対応になっていることがあります。

阪急・阪神ではお互いの回数券が使えます。

阪急・阪神の回数券はお互いで使えます。

阪急電車と阪神電車では、同じ金額の回数券であれば、相互に利用できるサービスを行っています(阪急阪神回数券引換サービス)。

例えば、阪神電車の270円区間に乗るときに、手元に阪急電車の270円の回数券があれば、駅の券売機で阪神電車の270円の回数券と引き換えることで利用できます。

この場合、阪神電車の切符を買わなくて済むのでお得です。

JRでは大人用回数券1枚で子供2人が利用できます。

JRの普通回数券では、大人の回数券1枚で子供(小学生)2人利用することができます。

子供2人を連れて出かけるときに、知っておくと便利です。

※JR以外のJR関西の私鉄、地下鉄ではこの制度はありません。

JRの回数券はクレジットカードで買えます。

回数券を買うとなると、金額的にはちょっとした出費になるので、クレジットカードで払いたいという人も多いと思います。

しかし、残念ながら、関西の私鉄や地下鉄では、回数券の購入にクレジットカードは使えません(定期券には使えるのですが)。現金を用意してください。

一方、JR西日本では駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」(一部を除く)で、クレジットカードで回数券を買えます。

JRの回数券はクレジットカードで買えます。

同じ金額を払うなら、現金よりもクレジットカードを使うとカードのポイントが貯まる分、回数券を安く買えることにもなりますので、JRの回数券はクレジットカード払いがおすすめです。

「みどりの券売機」は、駅によって回数券の取扱いがない場合があります。「みどりの窓口」は全ての駅で回数券をクレジットカードで買えます。

※JRの回数券は区間の両端の駅でのみ発売となっています。例えば「三ノ宮駅~大阪駅」の回数券は、三ノ宮駅か大阪駅でしか買えません。

回数券を使わなくなっときはどうする?「払い戻し」は?

回数券を買ったものの、有効期限までに使い切れないとか、生活の変化で使わなくなったという場合、残った分を駅の窓口で払い戻ししてもらえます。

ただし、有効期間が残っている未使用分についてだけです。期限切れのものは対象外。

また、払い戻しの際は手数料がかかります。

払い戻し金額は、以下の計算式で決まります。

払い戻し額=回数券の発売額/購入額-(使った枚数×普通運賃)-手数料

【例】普通回数券140円区間11回券8回使用済み、手数料220円の場合
1,400円-(140円×8回+220円)=60円

回数券を買ったときの金額よりも、使った枚数分の普通運賃+手数料のほうが上回っている場合は、払い戻しはありません。

※払い戻し手数料は220円~230円です(会社によって違います)。

余った回数券(カードでも)は、金券ショップによっては買い取ってもらうことができます。

余った回数券はどうする?払い戻し、金券ショップ

同じ系列の店でも、それぞれで買取価格や条件が異なります。

あなたが売ろうとする回数券を買いたい人が多そうな(ニーズがある)立地にある店に持ち込むのがポイントです。

有効期限ギリギリのものだと断られますので、売るときは早めに決断しましょう。

同じ区間を月に30~40回(15~20往復)利用するようでしたら定期券の出番。比べてみてください。それ以下の場合は、ICカードの割引制度などもありますが、今のところ基本的には回数券がお得です。
まあちん
まあちん



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