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知る人ぞ知る!JR西日本で廃止後も発売中の回数券と買い方【関西編】

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券と買い方

お悩み中
お悩み中
関西でJR西日本の回数券って、まだ発売してるの?もしそうなら、買い方を知りたい。

こんなお悩みにお答えします。

【この記事の内容】

  • 関西のJR西日本で、発売されている回数券と買い方を紹介します。

JR西日本は「回数券」を、ICOCA(イコカ)の導入区間で廃止しました(2021年9月末で発売終了)。

このため、関西でもほとんどの路線で回数券は発売されていません。

でも、JRはあまり案内していませんが、実は「京都駅~大阪駅」や「姫路駅~三ノ宮駅」など一部の区間では、今も回数券を買うことができるんです。

ここでは、知る人ぞ知る、今現在もJR西日本で発売されている回数券とその買い方を紹介します。

この記事で、JR西日本(関西)の回数券発売について、ひと通り知ることができます。
まあちん
まあちん

この記事の「回数券」とは、一般的な運賃10回分の値段で11回乗れる「普通回数券」のことです。

JR西日本で発売している回数券

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券と買い方

JR西日本は、ICOCAを導入している駅間(上図)の回数券を廃止しました。

関西では、ほとんどの路線がICOCA対応になっているので、山陰線や加古川線、姫新線などの一部を除いて、回数券の発売は終了しています。

でも、例外があって、下記の回数券は今現在も発売が継続されています。

  1. 身体障害者用、知的障害者用、通学用のもの
  2. JRの他社とまたがる区間のもの
  3. 新幹線経由のもの

「1」は、文字通りの特殊な回数券です。必要な証明書を駅窓口に提出すれば購入できます。証明書に記載の本人しか使えません。

「2」の「JRの他社とまたがる区間」の回数券とは、例えば「大垣駅(JR東海)~彦根駅(JR西日本)」といったものです。

関西では、「米原駅」(琵琶湖線)、「亀山駅」(関西線)、「新宮駅」(紀勢線)でJRの会社が西日本と東海に分かれています(在来線の場合)。これらの駅をまたぐ区間の回数券は、現在でも発売されています。

そして、「3」の「新幹線経由」の回数券が、この記事の本題です。

このしくみを活用すると、回数券が廃止、発売終了した「在来線」の区間でも、以前と同じように回数券を買って、お得に利用できる場合があります。

以下、「新幹線経由の回数券」について、詳しく紹介していきます。

新幹線経由の回数券とは?

JR西日本の新幹線経由回数券とは?

新幹線の区間が入った回数券

「新幹線経由」の回数券とは、回数券の設定区間に新幹線の区間を組み入れたものです。

関西では、米原駅~相生駅で新幹線と在来線(東海道線、山陽線=琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線)が並行して通っています。

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券とは?

例えば、「京都駅~新大阪駅」の回数券は、新快速や快速など在来線(JR京都線)を経由する回数券は廃止されましたが、新幹線を経由するものは、今でも発売されています。

JR西日本の京都駅~大阪駅の新幹線経由の回数券と買い方

その新幹線の「京都駅~新大阪駅」を途中で経由するとした、例えば「大津駅~大阪駅」という回数券も発売されています。

こうした新幹線を経由する回数券には「新幹線」の表示があります。

JR西日本の京都駅~大阪駅の新幹線経由回数券

並行の在来線にも乗車OK

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券とは?

新幹線経由の回数券は、新幹線はもちろんですが、並行している在来線の同じ区間も利用することができるんです。

「京都駅~新大阪駅」の新幹線経由の回数券は、在来線の「京都駅~新大阪駅」も乗れるということです。

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券とは?

「大津駅~大阪駅(京都駅~新大阪駅は新幹線経由)」の回数券でも同じで、実際に「京都駅~新大阪駅」で新幹線に乗り換えなくても、「大津駅~大阪駅」を在来線で乗り通せます。

つまり、回数券が廃止された在来線の区間では、新幹線に乗る気がさらさらなくても、あえて新幹線経由に設定すれば、回数券が買えるということなんです。

こうした回数券の使い方は、JRの規則で、東海道・山陽新幹線(東京駅~新下関駅)と並行する在来線(東海道線、山陽線)は、基本的に同じ線路とみなすとされていることから、可能になります。

JR西日本の関西以外の並行区間でも適用されます。

そして、いうまでもなく不正乗車や違法行為ではありません。

新幹線経由回数券の値段と使い方

JR西日本の新幹線経由回数券の値段、使い方

回数券で「新幹線経由」と聞くと、値段がなんか高そうな感じがするかもしれませんが、実際は廃止された在来線のものと同じです。

つまり、在来線の片道運賃×10回分です。これで11回利用できます。

「京都駅~新大阪駅」の片道運賃は570円なので、新幹線経由回数券の値段は1セット(11回分)5,700円です。

ただ、この区間は以前から回数券の割引率が高い「特定区間」になっているので、実際は11回分を9回分の値段(5,130円)で買えます。

あと「大津駅~大阪駅」の新幹線経由の回数券も、片道運賃が990円なので、その10倍の9,900円になります。

子供用も発売されています(半額)。ちなみに、大人の回数券1枚を子供2人で利用できます。

回数券自体は、お馴染み?の11枚がバラバラになった切符式のものです。

1日中いつでも使えて、乗り降りは駅の自動改札機に通すだけ。複数人と分けて使うことも可能です。

有効期間は買った日から3か月間です。

このように、新幹線経由の回数券といっても、値段も使い勝手も、廃止になった在来線のそれと何も変わりません。

新幹線経由回数券の発売条件

JR西日本新幹線経由の回数券の発売条件

JR西日本の新幹線経由回数券は、次のような条件をクリアすれば、自由な区間を設定して買うことができます。

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券と買い方

  • 利用区間の距離(営業キロ)が200km以内。
  • 利用区間に新幹線接続駅を2駅以上(新幹線の最低1駅区間)を入れる。

このなかでは特に、回数券の設定区間に新幹線の最低1駅区間を入れることがポイントです(新幹線経由なので)。

新幹線を入れられない区間や、新幹線1駅より短い近距離区間の回数券は、残念ながら買えません。

新幹線経由回数券の具体例

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券

ここで、新幹線経由の回数券の具体例をいくつかみてみましょう。

繰り返しになりますが、「新幹線の区間」を実際に新幹線に乗る必要はありません(もし乗る場合は特急料金が別に必要です)。

回数券の設定区間 新幹線区間 片道運賃 回数券の値段
南草津駅~大阪駅 京都駅~新大阪駅 1,170円 11,700円
守山駅~天王寺駅 京都駅~新大阪駅 1,520円 15,200円
京都駅~大阪駅/新大阪駅 京都駅~新大阪駅 570円 *5,130円
京都駅~三ノ宮駅 京都駅~新大阪駅 1,100円 11,000円
西明石駅~新大阪駅 西明石駅~新大阪駅 940円 9,400円
姫路駅~新大阪駅 姫路駅~新大阪駅 1,520円 15,200円
網干駅~三ノ宮駅 姫路駅~西明石駅 1,170円 11,700円
加古川駅~高槻駅 西明石駅~新大阪駅 1,690円 1,690円
新神戸駅~高槻駅 新神戸駅~新大阪駅 820円 8,200円

回数券は、設定区間の内側ならどの駅間でも使用できます。

例にある「西明石駅~新大阪駅」の回数券では、区間内にある在来線の明石駅、大阪駅でも乗り降りできます。

JR西日本で廃止後も発売している明石駅~大阪駅の回数券の買い方

「明石駅~大阪駅」の回数券は、新幹線区間を入れられないので買えません。でも、「西明石駅~新大阪駅」で新幹線経由にすることで、回数券が買えることになります。値段も同じです。

JR西日本で廃止後も発売している三ノ宮駅~高槻駅の回数券の買い方

それから、新幹線経由回数券の発着駅を「新神戸駅」に設定すると、在来線の「神戸駅」が利用できます。

例にある「新神戸駅~高槻駅」の新幹線経由回数券は、在来線の「神戸駅~高槻駅」も乗車できます。

このことを活用すると、例えば「三ノ宮駅~高槻駅」の回数券は廃止されましたが、「新神戸駅~高槻駅」の回数券を買えば代用が可能。値段も同じです。

*「京都駅~大阪駅/新大阪駅」の新幹線経由回数券は、以前の在来線のものと同じく9回分の値段で11回利用できる特定区間が継続して適用されていて、他の区間よりお得です。

新幹線経由の回数券の買い方(購入方法)

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券と買い方

新幹線経由の回数券は、普通にJRの駅で買えます。

ただし、回数券設定区間の両端の駅に限られます。例えば「A駅~D駅」の回数券は、A駅かD駅でしか買えません。

A駅、D駅では、次のところで発売しています。支払いにクレジットカードも使えます。

実際に、窓口や券売機で購入する際ですが、係の人に「○○駅~○○駅で新幹線を経由する回数券」と伝える必要があります。

新幹線の区間も具体的に示した方が、よりスムーズです。

というのは、先述の通り、JR西日本は新幹線経由の回数券を積極的に販売していません。客から言われたら売るというスタイル。なので、単に「回数券」というと「発売していない」と言われて終わりです。

※新幹線経由の回数券が買える券売機は「みどりの券売機『プラス』」だけです。係員を呼び出して購入します。普通の「みどりの券売機」や他の券売機(青色、ピンク色)では買えません。

JR西日本で廃止後も発売している新幹線経由の回数券と買い方

「みどりの窓口」「みどりの券売機プラス」の設置駅一覧 

※A駅、D駅ともに、みどりの窓口や券売機の無い駅、無人駅の場合は、他の駅で相談ください。

JR西日本の新幹線経由回数券まとめ

JR西日本の回数券廃止後も発売している、知る人ぞ知るの「新幹線経由の回数券」について、あらためてまとめました。

形態
  • 切符タイプで、11枚バラバラになっています。紛失に注意が必要です。
方式
  • 「A駅~B駅」という区間式です。「○○円区間」という運賃式ではありません。
  • 「A駅~B駅」の外に乗り越すと、区間外部分の普通運賃がかかります。通し運賃との差額ではありません。
発売条件
  • 設定区間の距離(営業キロ)が200km以内。
  • 設定区間の途中に新幹線接続駅を2駅以上(最低1駅区間)を入れる。
買い方
(購入方法)
  • 「A駅-B駅」間の回数券は、両端のA駅かB駅でしか買えません。
  • JR駅の「みどりの窓口」と「みどりの券売機プラス」で買えます。
  • クレジットカードで支払えます。
使い方
  • 使える時間帯や曜日に制約はありません。いつでも使えます。
  • 区間の途中で下車(改札から駅の外へ出ること)できません。下車すると先の区間は無効になります。
  • 大人の回数券1枚で、子供2人まで利用できます。
有効期間
  • 購入日から3か月間です。
払い戻し
  • 残った未使用の回数券は有効期間内であれば払い戻しできます。ただし手数料がかかります。
払い戻し額(返金額)=回数券発売額-(使用済み枚数×普通運賃)-手数料220円

JR西日本の回数券は廃止されましたが、新幹線経由したものは買えます。あなたが利用している区間で設定できるようでしたら、ぜひ活用ください。
まあちん
まあちん



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