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この記事の内容
- JRの「はるか指定席きっぷ」を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
姫路から関西空港へ、または関西空港から姫路へ、普通に電車やバスなど公共交通機関でアクセスすると、片道2時間半から3時間ほどかかります。
移動時間が2時間半近くになると、さすがにしんどい。直通バス以外では、神戸や大阪で乗り換えしないといけないですし、空港の行き帰りだけでホンマひと苦労です。
なんとか短くしたいときは、新幹線と特急「はるか」を乗り継げば、1時間半~2時間になります。
ただ、交通費が高くなりますが、JRの「はるか指定席きっぷ」を使うと3割引になって、利用しやすくなります。
ここでは、「はるか指定席きっぷ」の内容、値段、発売期間、購入方法をまとめました。

JR「はるか指定席きっぷ」ってどんな切符?
「はるか指定席きっぷ」は、関空特急「はるか」号の指定席が利用できる「片道」用割引切符です。
姫路から関西空港へ、関西空港から姫路へ、どちらの方向にも使えます。
姫路駅発着の「はるか指定席きっぷ」では、姫路駅~新大阪駅は新幹線(指定席)を利用します。速達列車の「のぞみ」や「みずほ」も選べます。
「はるか」と新幹線は、新大阪駅で乗り換えですが、バリアフリーの駅ナカ移動なので、そう大変ではありません。
JR姫路発着「はるか指定席きっぷ」の値段は?
姫路発着の「はるか指定席きっぷ」の気になる値段はこちら。子供用もあります。
【姫路駅~新大阪駅~関西空港・片道】
大人 | 4,000円 |
子供 | 2,000円 |
姫路駅~関西空港を「はるか指定席きっぷ」を使わずに、普通にJRで移動した場合の金額はこのようになります(新幹線、はるかは普通指定席を利用)。
アクセス方法 | 普通運賃・料金(通常期) | 最速時間 |
新幹線+はるか (新大阪駅のりかえ) |
(のぞみ・みずほ)6,120円 (ひかり・こだま)5,910円 |
約1時間30分 |
新快速+関空快速 (大阪駅のりかえ) |
2,860円 | 約2時間30分 |
やはり、新幹線をまともに利用するとけっこうします。でも、「はるか指定席きっぷ」を使うことで、約3割も安くなります。
新快速と関空快速を乗り継ぐ場合とは、1,140円高いですが、これで指定席でゆったり混雑知らずで行けて、しかも、所要時間を大幅に短縮できると考えると、値打ちはあります。
ちなみに、姫路駅~関空には、次のようなアクセス方法もあります。
アクセス方法 | 普通運賃 | 最速時間 |
空港バス(姫路駅~関空) | 3,400円 (往復5,300円) |
約2時間20分 |
JR新快速+空港バス(神戸~関空) | 2,990円 (往復5,120円) |
約2時間 |
JR新快速+高速船(神戸~関空) | 2,870円 (往復5,740円) |
約2時間30分 |
これらの値ごろ感では、新幹線+「はるか」の正規料金は高すぎますが、「はるか指定席きっぷ」は、ぐっとハードルが下がります。
姫路~関空直通バスの片道運賃とでは、600円しか変わりません。
「はるか指定席きっぷ」は、新幹線を利用した最速アクセスが、空港バス並みの値段で利用できるといえます。
もっとも、空港バスの往復割引と比べると、バス並みとは言えませんが。
JR「はるか指定席きっぷ」の注意点
「はるか指定席きっぷ」は、お得な切符ですが、その分発売や利用にいくつか条件や注意点があります。買う前に確認しておいてください。
発着駅は「姫路駅」だけです。
兵庫県で「はるか指定席きっぷ」が使える発着駅(出発する駅と帰ってくる駅)は「姫路駅」だけです。
姫路駅以外の駅を利用する場合は、そこから姫路駅までの運賃や定期券、回数券が別に必要な場合があります。
出発当日は買えません!前日までに購入を。
「はるか指定席きっぷ」の発売は出発日(利用開始日)の1ヶ月前から前日までとなっています。
このため、関空へ向かう当日に駅へ行っても買えません。前売り専用の切符です。
特大荷物がある場合は専用座席を予約を。
新幹線の車内に、三辺の合計が160センチを超える「特大荷物」を持ち込むときは、その置き場がある専用の座席を指定する必要があります。
「はるか指定席きっぷ」を買うときは、注意してください。費用はかかりません。
このことは新幹線に限ったことです。特急「はるか」では、好きな座席を指定できます。
新幹線への特大荷物の持ち込みついて詳しくは、JR西日本の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
駅の窓口では買えません。ネット予約・券売機限定発売。
「はるか指定席きっぷ」は、駅の窓口では買えません。
JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」か、主要駅に設置してある「みどりの券売機」でのみの発売になっています。
予約した列車以外の利用に制限があります。
「はるか指定席きっぷ」は、新幹線も「はるか」も予約した列車の指定席を利用するのが基本です。
でも、もし乗りたい列車が満席で予約ができない場合は、自由席に乗車できます(特急は「はるか」のみ)。ただし、この場合の返金はありません。実際に乗った時に指定席に空きがあったら、車掌さんに確認の上、利用できます。
また、当日、予約した列車に乗り遅れ場合は、別の列車の自由席に乗れます(特急は「はるか」のみ)。
最悪、関空~新大阪駅では、関空快速など普通列車を利用できます(返金なし)。しかし、姫路駅~新大阪駅では、新快速など在来線には乗れません。この区間は新幹線限定です。
JR「はるか指定席きっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
有効期間(使える期間)
※「はるか指定席きっぷ」は、予約した利用日当日のみ有効です。
JR「はるか指定席きっぷ」はどこで買える?(購入方法)
繰り返しになりますが、「はるか指定席きっぷ」は、駅の窓口では買えません。
買えるところは、こちら。
- JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」
- 駅の「みどりの券売機」
なおかつ、利用の前日までに買う必要があります。
【購入方法1】インターネットの「e5489」で予約する。
パソコンやスマホから、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」にアクセスして「はるか指定席きっぷ」を選んで、出発日の前日までに新幹線と「はるか」を予約します。
クレジットカード払いの場合は、そのまま購入します。駅払いとコンビ二払いは、指定される期限までに支払います。
「はるか指定席きっぷ」を買った後は、乗車するまでに、駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」に寄って、切符の現物を受け取ります。
切符の現物がないと、乗車できないので注意してください(チケットレスではありません)。
※利用日や予約列車の変更は、切符受け取り前の場合、クレジットカード払いなら、予約した列車の出発前までなら「e5489」で28回まで手続きできます。駅払い、コンビニ払いは変更できません。切符受け取り後は、窓口で1回できます。
【購入方法2】駅の「みどりの券売機」で直接購入する。
「はるか指定席きっぷ」は、JR姫路駅などに設置してある「みどりの券売機」で直接購入することができます(翌日から1カ月先の出発分まで)。
この方が、列車の予約、切符の購入、受け取りが一度に済むので便利です。
関西地区のJR駅にある「みどりの券売機」なら、どこでも買えます。
※予約した利用日や列車の変更は、予約した列車の出発時刻前までなら1回できます。
JR「はるか指定席きっぷ」公式サイト
「はるか指定席きっぷ」の詳細や最新情報、「JR-WESTネット会員」の登録については、JR西日本の公式サイト(JRおでかけネット)で確認ください。

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