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【この記事の内容】
- JRの「こうのとり早特チケットレス14」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
大阪~豊岡・城崎をJRでなるべく安く移動したいあなたは、「こうのとり早特チケットレス14」という切符をチェックしてみましょう。
14日前までに購入、インターネットでしか買えないなど、発売や利用に関して条件がいくつかありますが、これをクリアできれば、新大阪駅~城崎温泉駅を結んでいるJRの特急「こうのとり」号の指定席が3割引きで利用できます。
ここでは、「こうのとり早特チケットレス14」の内容や値段、購入の条件、注意点をまとめました。

目次
「こうのとり早特チケットレス14」ってどんな切符?
「こうのとり」号の指定席特急券です。
「こうのとり早特チケットレス14」は、新大阪駅~城崎温泉駅間を走る、JR特急「こうのとり」号号の普通指定席が、安く利用できる片道用の割引特急券です。
1人でも使えます。
特急券なので、実際に乗るときは、別に乗車券(定期券、回数券もOK)やICOCAなどICカードが必要です。
※福知山駅で「きのさき」号と乗り継いでの利用もできます。
発売区間が決まっています。
「こうのとり早特チケットレス14」は、決められた出発駅と目的駅(発着駅)との間でしか、買えません。
【こうのとり早特チケットレス14の発着駅】
新大阪駅、大阪駅、尼崎駅 ⇔ 豊岡駅、城崎温泉駅
「こうのとり」号が停車する駅のすべてで利用できるわけではないので、注意してください。
※途中の駅で下車すると、その先は無効になります。
発売はインターネット限定で、14日前まで。
「こうのとり早特チケットレス14」の発売は座席数限定で、インターネットでのみ、利用の14日前までです。駅の窓口や券売機では買えません。
クレジットカード払い限定です。
「こうのとり早特チケットレス14」の支払いには、クレジットカードしか使えません。
チケットレスです。
「こうのとり早特チケットレス14」は、名前の通り、紙の切符を受け取る必要なくチケットレスで利用できます。
※別に必要な乗車券はチケットレスではありません。
「こうのとり早特チケットレス14」の値段は?
「こうのとり早特チケットレス14」の値段はこちら。
大人用 | 500円 |
子供用 | 250円 |
通常の「こうのとり」号特急料金(大阪~城崎)はこちら。
(自由席) | 普通指定席(通常期) | |
大人用 | 1,760円 | 2,290円 |
子供用 | 880円 | 1,140円 |
大人も子供も、約8割引き!自由席よりも安いです。
また、通常の特急料金は時期によって、200円のプラスマイナスがあります(繁忙期・閑散期)が、「こうのとり早特チケットレス14」は年間を通して変化はありません。
ここで、乗車券(運賃)を含めて、「こうのとり早特チケットレス14」を使った場合と、特急「こうのとり」号を普通に利用した場合の値段を比べてみました。
利用区間 | 普通運賃・料金(通常期) | こうのとり早特チケットレス14 | |
新大阪駅~豊岡駅 | 5,370円 | 3,580円 | 約33%割引 |
新大阪駅~城崎温泉駅 | 5,700円 | 3,910円 | 約31%割引 |
大阪駅~豊岡駅 | 5,370円 | 3,580円 | 約33%割引 |
大阪駅~城崎温泉駅 | 5,700円 | 3,910円 | 約31%割引 |
尼崎駅~豊岡駅 | 5,370円 | 3,580円 | 約33%割引 |
尼崎駅~城崎温泉駅 | 5,370円 | 3,580円 | 約33%割引 |
このように、全体では3割も安くなります。
ちなみに、高速バスだと、大阪梅田~城崎温泉は片道3,800円(子供1,900円)で所要時間は約3時間10分です(阪急・全但バス)。
値段的にも、「こうのとり早特チケットレス14」の方が安くなります。ちなみに、「こうのとり」号の所要時間は約2時間45分です。
もっとも、高速バスはいつでもこの値段ですし、学割や往復割引もあります。
「こうのとり早特チケットレス14」の注意点
以上のように、「こうのとり早特チケットレス14」を使えば、全体で通常より3割ほど安い値段で利用できますが、その代わり、いくつか注意点があります。
買う前に、必ず確認しておきましょう。
予約後は変更できません。
「こうのとり早特チケットレス14」は、買ったあとで、日付や乗車列車、区間などの変更が一切できません。
このため、買うときは500円といえど、覚悟が要ります。
やむを得ず、変更したいときは、全ての予約を取り消し、払い戻しを受けてから、再度一から予約をとり直しになります。その際、払い戻し手数料(340円)がかかります。
※変更は予約を取り消す列車の出発時刻までに手続きしないといけません。
※変更後の「こうのとり」号を、割引なしの正規料金で利用する場合は、「こうのとり早特チケットレス14」の払い戻し手数料が無料になります。
予約した列車以外に乗れません。
「こうのとり早特チケットレス14」は、予約した「こうのとり」号、座席でのみ有効です。
他の列車や座席は一切利用できません。自由席もダメです。
もし、利用当日に何らかの事情で、予約した「こうのとり」号に乗れない、あるいは乗れなかった場合、手元の「こうのとり早特チケットレス14」は、もう使えません。
あらたに、特急券を買って乗るしかありません。
※予約した列車の出発時刻までに、乗れないと分かったときは、上述の通り、払い戻しを受けられます(手数料340円、正規料金で別の列車を利用するなら無料)。
乗り越し区間は正規料金がかかります。
「こうのとり早特チケットレス14」は、利用区間に関係なく同じ値段です。しかし、区間を乗り越すとその区間分の正規料金が必要になります。
例えば当日、豊岡駅までの予約のところ、城崎温泉駅まで乗り越した場合、豊岡駅~城崎温泉駅の区間は、正規の特急料金がかかります。
短い距離ですが、その金額は1,190円!(普通指定席)。尼崎駅~大阪駅でも同じです。
寝過ごしを含めて、注意してください。
「こうのとり早特チケットレス14」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
有効期間(使える期間)
「こうのとり早特チケットレス14」はどこで買える?(購入方法)
JR西日本の予約サービス「e5489」限定。
繰り返しになりますが、「こうのとり早特チケットレス14」は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で限定発売となっています。
利用日の1ヶ月前から14日前の23:30までの発売となっています。駅では買えませんので注意してください。
数量限定発売、早い者勝ち。
「こうのとり早特チケットレス14」は、列車ごとにそれ用の座席数があらかじめ割り当てられています。それが埋まると売り切れ(発売終了)となります。つまり、早い者勝ち。
このため、同じ列車で「こうのとり早特チケットレス14」だと満席で取れなかったのに、通常の切符で照会すると空席があるといった状況がありえます。
予約~購入~乗車の流れ。
実際の「こうのとり早特チケットレス14」を買う手続きは簡単です。
パソコンやスマホからJR西日本公式サイトの「e5489」にアクセスします。
特急の予約画面で、「こうのとり早特チケットレス14」を利用する日にちと列車(座席)、そして乗車区間を選んで予約(申し込み)します。
一度の操作で同行者を含めて最大6人分の手続きができます。先に触れたとおり、予約を確定させると、以降は変更できませんので注意してください。
そのあとは、支払いへと進んで、クレジットカードで決済します。
そして、当日は、乗車券やICカードで改札機を通って、直接予約した「こうのとり」号の指定席に乗り込みます。
車掌さんが検札に来たら、乗車券などと一緒に、スマホなどでe5489の「提示用画面」を見せます。
パソコンなどで直接画面を見せられない場合は、あらかじめ「提示用画面」を紙に印刷したものを見せます。
もし、スマホを持ち忘れたり、充電切れで「提示用画面」が見せられなくなると、正規料金を取られるので要注意。
ちなみに、「チケットレス」ではなくなりますが、主な駅の窓口や券売機で、切符で発券することこも可能です(クレジットカードと予約番号が必要)。
「こうのとり早特チケットレス14」公式サイト
「こうのとり早特チケットレス14」についての詳細や最新情報はJR西日本の公式サイト(JRおでかけネット)で確認ください。
これら条件をクリアできれば「こうのとり早特チケットレス14」は必買!
- 利用区間が「新大阪・大阪・尼崎~豊岡・城崎温泉」であること。
- 利用の14日前までに買えること。
- インターネットの予約サイト「e5589」で予約すること。
- クレジットカードで支払うこと。
- 予約後の変更不可など制約を確認していること。
50歳以上の人は、「おとなびWEB早特」という切符を使うと、7日前までの予約条件で「こうのとり」号の大阪駅~豊岡駅・城崎温泉駅が「こうのとり早特チケットレス14」を使った場合に近い値段で利用できます。チェックしてみる値打ちはありますよ。