関西から近い有名な観光地のひとつが鳴門海峡の渦潮(うずしお)です。世界でここだけしか見られない最大の潮流だそうです。
その渦潮がどんなものなのか、実際に見てみたい!というときには、車でなくても高速バスを利用して、日帰りで気軽に行くことができます。
神戸からはお得な「うずしおクルーズ乗車セット券」という往復の高速バスと観潮船がセットになった切符ありますので紹介します。
「うずしおクルーズ乗車セット券」ってどんな切符?
淡路島からの観潮船と往復バスがセット
鳴門の渦潮は、轟音と飛沫をあげる様子を間近で体感できる観潮船から見るのがおすすめです。
観潮船というと、四国に渡って徳島県側から乗るイメージが強いですが、実は淡路島側の福良港からも出ています。
「うずしおクルーズ乗車セット券」は、この福良港発着の観潮船の乗船券と神戸の三宮から福良まで高速バスの往復乗車券がセットで割引になった切符です。
神戸から高速バスで約90分
神戸から福良ゆきの高速バスは、神姫バスと淡路交通が運行していて、神姫バスの神戸三宮ターミナルから出ています。三宮・福良間は約90分、概ね1時間に1本走っていますので便利です。
福良港は終点の「福良」バス停から歩いて3分のところにあります。
淡路島発「うずしおクルーズ」の特徴
淡路島の福良港から出る観潮船は「うずしおクルーズ」という名前です。徳島側の観潮船とは違った次のような特徴があります。
ゆったり60分の”観潮”クルーズ
「うずしおクルーズ」の発着点(福良港)が、渦潮の場所まで少し離れている分、「クルーズ」という名前の通り渦潮の見物を含めて約60分の遊覧が楽しめます。
※出航時刻の平日は30分前、休日は40~50分前には、乗船手続きをしてください。
※渦潮に近い徳島側の観潮船は約30分。
揺れが少ない帆船風の大型船
「うずしおクルーズ」の実際の観潮船には「咸臨丸」と「日本丸」という2隻あります。どちらも帆船をイメージしたレトロな外観の揺れが少ない大型船です。
港で地元グルメなどが楽しめる
うずしおクルーズの発着地点は「道の駅」になっています。
地元で獲れた野菜や果物、魚介類や地元グルメを扱っている「福良マルシェ」や伝統芸能「人形浄瑠璃」が観覧できる「淡路人形座」、無料の足湯「うずのゆ」など併設されているので、乗船の前後にも港周辺でいろいろ楽しめます。
「うずしおクルーズ乗車セット券」の値段と有効期間
値段
「うずしおクルーズ乗車セット券」の値段は次の通りです。
大人 5,500円、 子供 2,750円
ちなみに「うずしおクルーズ乗車セット券」を使わない通常の値段はこのようになります(子供は半額)。
高速バス(神戸三宮~福良・往復割引) | 4,050円 |
うずしおクルーズ | 2,000円 |
合計 | 6,050円 |
有効期間
購入日から10日間
長めの有効期間なので、日帰りでなくても宿泊旅行にも使えます。
「うずしおクルーズ乗車セット券」ってどこで買える(購入方法)
「うずしおクルーズ乗車セット券」は1年を通して発売されていて、神姫バスの神戸三宮バスターミナルで買うことができます。
※神姫バスの神戸三宮バスターミナルはJR三ノ宮駅の東口から近いJRの高架下にあります。ミント神戸の山側。
※天候によっては観潮船が欠航する場合もありますので、運航状況を確認してから、当日乗車時に購入した方がいいと思います。
「うずしおクルーズ乗車セット券」の最新情報
「うずしおクルーズ乗車セット券」の最新情報や高速バスの時刻は神姫バスの公式サイトで確認ください。
鳴門の渦潮見物と言うと遠くて、車でないと行けない感じがしますが、高速バスで気軽に行くことができますので、関西旅行や出張ついでに足を延ばしてみるのもいいかもしれません。ただ、日にちや時間帯によっては、渦潮が見られないことがありますので、渦潮見物に行く際は、あらかじめ潮の状況を確認しておきましょう(うずしおクルーズの公式サイトで確認できます)。
ちなみに、渦潮は潮の流れが最も速くなる干潮と満潮の時刻に近いほど迫力があるものが見られます。特に大潮の時期、つまり毎月の新月のころ(旧暦1日~3日)と満月のころ(旧暦16日~18日)が見頃です。春と秋の大潮の頃にはひときわ大きな渦がみられます。
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