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この記事の内容
- 「はるか指定席きっぷ」という割引切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
大阪、京都、滋賀(石山、草津、近江八幡、米原)、姫路方面から関西空港へ、あるいは関西空港から大阪、京都、滋賀、姫路へ、JRの特急「はるか」で安くアクセスしたいあなたは、「はるか指定席きっぷ」という切符を、まずチェック。
正規の値段よりも、2~3割引きで乗れます。
ただし、前日までに購入するという条件があります。それでも、安さは魅力です。
ここでは、「はるか指定席きっぷ」の内容、値段、購入方法をまとめました。

「はるか指定席きっぷ」の発売は終了しました(2023年3月16日)。
【参考】
今日、明日の「はるか」に乗る場合は「J-WESTチケットレス」という切符が安いです(発売中)。
特に2023年3月20日から4月28日までの平日は、「はるか」の特急券(指定席)が片道390円に。※別に乗車券が必要です。
例えば、大阪駅~関西空港は、乗車券とあわせて1,600円で利用できます。
JR「はるか指定席きっぷ」ってどんな切符?
「はるか指定席きっぷ」は、関西空港連絡のJR特急「はるか」を安く利用できるお得な切符です。
「はるか指定席きっぷ」のポイント
- 「はるか」の普通指定席が利用できます。
- 片道用です。
- 発着駅が限定されています。
- 1人分から買えます。
- 前日までの発売です。
「はるか指定席きっぷ」は、利用する前日までに買う必要があります(当日は買えません)。
この点を除くと、1人から買える片道用と使いやすいです。
ちなみに、利用当日に予約した「はるか」に乗り遅れたときや早い便を利用したいときは、別の「はるか」の自由席に乗れます(ただし、差額の返金はありません)。
※「はるか」以外の特急には自由席を含めて利用できません。
※グリーン車には追加料金を払っても乗れません(乗車券から一式買う必要があります)。
※途中下車(途中駅で改札の外へ出る)はできません。途中下車するとその先の区間は無効となります。
JR「はるか指定席きっぷ」の値段は?
「はるか指定席きっぷ」は発着駅が決められています。それぞれの発着駅からの値段は下記の通りとなっています。子供用もあります。
発着駅 | 大人 | 子供 | 「はるか」利用区間 |
米原駅 | 4,200円 | 2,100円 | 野洲駅または京都駅~関空 |
近江八幡駅 | 3,400円 | 1,700円 | 近江八幡駅または京都駅~関空 |
草津駅 | 3,400円 | 1,700円 | 草津駅または京都駅~関空 |
石山駅 | 3,100円 | 1,550円 | 石山駅または京都駅~関空 |
京都駅 | 2,700円 | 1,350円 | 京都駅~関空 |
高槻駅 | 2,400円 | 1,200円 | 高槻駅または新大阪駅~関空 |
新大阪駅 | 2,200円 | 1,100円 | 新大阪駅~関空 |
天王寺駅 | 1,700円 | 850円 | 天王寺駅~関空 |
姫路駅 | 4,000円 | 2,000円 | 新大阪駅~関空 |
※発着駅に停車しない「はるか」を利用するときは、最寄りの新大阪駅、京都駅から(まで)の利用となります。この場合、発着駅~「はるか」停車駅の間は、普通や快速、新快速を利用します。
※発着駅以外の駅で乗車・下車する場合は、乗車・下車駅~発着駅の運賃が別に必要な場合があります。
※姫路駅発着の「はるか指定席きっぷ」では、姫路駅~新大阪駅間は新幹線(指定席)を利用します。
※上記のほか、新幹線利用の岡山駅、福山駅、広島市内駅発着の設定があります(詳しくは公式サイトで)。
JR「はるか指定席きっぷ」はどれくらい安い?
正規より京都から21%、新大阪から24%割引!
「はるか指定席きっぷ」を使うと、通常よりどのくらい安くアクセスできるかをみてみましょう。
主な発着駅からの「はるか」正規の運賃料金(普通車指定席、大人片道、通常期)と比べてみました。表のように、おおむね2~3割も安くなっています。
発着駅 | 正規の運賃+料金 | 指定席きっぷ | 割引 |
米原駅 | 6,030円 | 4,200円 | 30%割引! |
草津駅 | 4,920円 | 3,400円 | 30%割引! |
京都駅 | 3,430円 | 2,700円 | 21%割引! |
新大阪駅 | 2,910円 | 2,200円 | 24%割引! |
天王寺駅 | 2,270円 | 1,700円 | 25%割引! |
姫路駅 | 5,910円 | 4,000円 | 32%割引! |
※正規の料金は、繁忙期や閑散期で上記の金額が変動します(±200円)が「はるか指定席きっぷ」は一定です。
滋賀県内の発着駅~京都駅の間を、新快速や普通電車で移動する場合も、「はるか指定席きっぷ」の方がお得です。
発着駅 | 正規の運賃+料金 | 指定席きっぷ | 割引 |
米原駅 | 4,820円 | 4,200円 | 13%割引 |
草津駅 | 4,050円 | 3,400円 | 16%割引 |
「はるか」のハードルが下がる!
ちなみに、JRで「はるか」を使わない場合(普通や快速を利用、JRの運賃のみ)は、下記のような金額になります。
発着駅 | JR普通運賃 | 指定席きっぷ |
米原駅 | 3,300円 | 4,200円 |
草津駅 | 2,530円 | 3,400円 |
京都駅 | 1,910円 | 2,700円 |
新大阪駅 | 1,390円 | 2,200円 |
天王寺駅 | 1,080円 | 1,700円 |
姫路駅 | 2,860円 | 4,000円 |
「はるか指定席きっぷ」を使うと、いつもの運賃に片道あたり800円~900円程度プラスするだけで、「はるか」に乗れるということになります(姫路駅を除く)。それも指定席にです。
関空への行き帰りに、値段面で「はるか」の利用を敬遠している人には、ハードルが少し下がるので、利用しやすくなります。
JR「はるか指定席きっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
有効期間(使える期間)
※「はるか指定席きっぷ」は利用当日のみ有効です。
「はるか指定席きっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「はるか指定席きっぷ」は、出発日(利用開始日)の1ヶ月前から前日まで 下記の2つの方法で購入ができます。
※出発当日は買えません。
- インターネットの予約サイト「e5489」
- 駅の「みどりの券売機」
「e5489」でネット予約する。
パソコンやスマホから、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」にアクセスして、いつでも買えます。
支払いは、クレジットカード、コンビニ払い、駅払いが選べます。
「e5489」で購入した後は、乗車する前までに駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で「はるか指定席きっぷ」の現物を受け取ります。
切符の現物がないと、電車には乗れません。チケットレスではないので注意してください。
※支払い方法はクレジットカード払い、駅払い、コンビニ払いが選べます。駅払いとコンビニ払いでは支払い期限が指定されます。支払いが遅れると予約は取消されます。
駅の「みどりの券売機」で直接購入する。
「はるか指定席きっぷ」はJR西日本の主要駅などに設置してある「みどりの券売機」で直接購入できます。
列車の予約と切符の購入、受け取りが一度に済むので、便利です。
ただ、「みどりの券売機」は、すべての駅に設置されているわけではありません。駅に買い行くときは確認しておいた方が無難です。⇒設置駅検索
※駅の「みどりの窓口」では買えません。「みどりの券売機」のみです。
JR「はるか指定席きっぷ」公式サイト
「はるか指定席きっぷ」の発売駅(みどりの券売機設置駅)など詳細や最新情報、「JR-WESTネット会員」の登録については、JR西日本の公式サイト(JRおでかけネット)で確認ください。

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