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この記事の内容
- 「はるか指定席きっぷ」という割引切符を紹介(内容、値段、発売期間、購入方法)。
大阪、京都、滋賀(石山、草津、近江八幡、米原)方面から関西空港へ、あるいは関西空港から大阪、京都、滋賀へ、JRの特急「はるか」で安くアクセスしたいあなたは、「はるか指定席きっぷ」という切符を使ってみては。
正規の値段よりも、20%前後も安くなります。
ただし、前日までに購入するという条件があります。それでも、安さは魅力です。
ここでは、その「はるか指定席きっぷ」の内容、値段、購入方法をまとめました。

目次
「はるか指定席きっぷ」ってどんな切符?
「はるか指定席きっぷ」は、JR特急「はるか」を安く利用できるお得な切符です。
「はるか指定席きっぷ」のポイント
- 「はるか」の普通指定席が利用できます。
- 片道用です。
- 1人分から買えます。
- 前日までの発売です。
「はるか指定席きっぷ」は、利用する前日までに買う必要があります(当日は買えません)。
この点を除くと、1人から買える片道用と使いやすいです。
ちなみに、予約した「はるか」に乗り遅れたときや早い便を利用したいときは、自由席に乗れます(ただし、差額の返金はありません)。
※グリーン車には追加料金を払っても乗れません(乗車券から一式必要です)
※「はるか」以外の特急には自由席にも乗れません。
※途中下車(途中駅で改札の外へ出る)はできません。途中下車するとその先は無効となります。
「はるか指定席きっぷ」の値段は?
「はるか指定席きっぷ」は発着駅が決められています。それぞれの発着駅からの値段は下記の通りとなっています。子供用もあります。
発着駅 | 大人 | 子供 | 「はるか」が利用できる区間 |
米原駅 | 4,200円 | 2,100円 | 米原駅または京都駅~関空 |
近江八幡駅 | 3,400円 | 1,700円 | 近江八幡駅または京都駅~関空 |
草津駅 | 3,400円 | 1,700円 | 草津駅または京都駅~関空 |
石山駅 | 3,100円 | 1,550円 | 石山駅または京都駅~関空 |
京都駅 | 2,700円 | 1,350円 | 京都駅~関空 |
高槻駅 | 2,400円 | 1,200円 | 高槻駅または新大阪駅~関空 |
新大阪駅 | 2,200円 | 1,100円 | 新大阪駅~関空 |
天王寺駅 | 1,700円 | 850円 | 天王寺駅~関空 |
姫路駅 | 3,800円 | 1,900円 | 新大阪駅~関空 |
※発着駅に停車しない「はるか」を利用するときは、最寄りの新大阪駅、京都駅から(まで)の利用となります(発着駅~「はるか」の停車駅の間は普通や快速、新快速に乗車します)。
※姫路駅発着の場合は、姫路駅~新大阪駅間の新幹線(自由席)が利用できます。
「はるか指定席きっぷ」はどれくらい安い?
正規料金より京都から21%、新大阪から24%割引!
「はるか指定席きっぷ」を使うと、どのくらい安くアクセスできるかをみてみましょう。
主な発着駅からの「はるか」正規料金(普通車指定席、通常期、大人)と比べてみました。表のように、おおむね2割前後安くなっています。
発着駅 | 正規料金(通常期) | 指定席きっぷ | 割引 |
米原駅 | 6,030円 | 4,200円 | 30%割引! |
草津駅 | 4,920円 | 3,400円 | 30%割引! |
京都駅 | 3,430円 | 2,700円 | 21%割引! |
新大阪駅 | 2,910円 | 2,200円 | 24%割引! |
天王寺駅 | 2,270円 | 1,700円 | 25%割引! |
ただ、米原駅・草津駅など京都駅から東側の区間では「はるか」の本数が限られています。
便がない時間帯は、京都駅で「はるか」に乗ります。京都駅まで(から)は新快速や普通電車で移動となりますが、この場合でも「はるか指定席きっぷ」の方が得です。
発着駅 | 正規料金(通常) | 指定席きっぷ | 割引 |
米原駅 | 4,820円 | 4,200円 | 13%割引 |
草津駅 | 4,050円 | 3,400円 | 16%割引 |
(米原駅/草津駅~京都駅は普通、新快速利用)
いつも「はるか」を使わない人も利用しやすく
ちなみに、「はるか」を使わない場合(普通や快速を利用、JRの運賃のみ)は、下記のような金額になります。
発着駅 | JR普通運賃 | 指定席きっぷ |
米原駅 | 3,300円 | 4,200円 |
草津駅 | 2,530円 | 3,400円 |
京都駅 | 1,910円 | 2,700円 |
新大阪駅 | 1,390円 | 2,200円 |
天王寺駅 | 1,080円 | 1,700円 |
「はるか指定席きっぷ」を使うと、いつもの運賃に片道あたり800円~900円程度プラスするだけで、「はるか」に乗れるということになります。それも指定席にです。
関空への行き帰りに、値段で「はるか」の利用を敬遠している人には、ハードルが少し下がるので、利用しやすくなります。
「はるか指定席きっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
「はるか指定席きっぷ」は、1年を通して発売されています。関空へはいつでも割引料金でアクセスできます。
有効期間(使える期間)
「はるか指定席きっぷ」は利用当日のみ有効です。
「はるか指定席きっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「はるか指定席きっぷ」は、出発日(利用開始日)の1ヶ月前から前日まで 下記の2つの方法で購入ができます。
※出発当日は買えません。
【買い方その1】「e5489」でネット予約する。
パソコンやスマホから、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で、「はるか指定席きっぷ」の利用を出発日の3日前までに予約します。
その後、乗車する前までに駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で切符の現物を受け取ります。
※支払い方法はクレジットカード払い、駅払い、コンビニ払いが選べます。駅払いとコンビニ払いには支払い期限があります。期限を過ぎると予約は無効になります。
※電車に乗るまでに、駅で必ず切符の現物を受け取る必要があります。
【買い方その2】駅の「みどりの券売機」で直接購入する。
JR西日本の主要駅などに設置してある「みどりの券売機」で直接購入できます。
※駅の「みどりの窓口」では買えません。「券売機」のみです。
「はるか指定席きっぷ」公式サイト
「はるか指定席きっぷ」の発売駅(みどりの券売機設置駅)など詳細や最新情報、「JR-WESTネット会員」の登録については、JR西日本の公式サイト(JRおでかけネット)で確認ください。
