.

50歳以上限定!JR西日本乗り放題がグリーン車付きで激安【西なびパス】

JR
お悩み中
お悩み中
旅行や出張で、JRの新幹線や特急をできるだけ安く、そして「密」を避けて利用したい。何かいい方法はないやろか。

 

こんなお悩みにお答えします。

 

【この記事の内容】

  • JR西日本の50歳以上向け「西なびグリーンパス」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。

 

来年2023年3月までの間に、西日本(関西、北陸、中国、福岡)方面へ、新幹線やJRの特急列車で、旅行や出張、帰省をする際、あなたの年齢が50歳以上でしたら、「西なびグリーンパス」という切符は、要チェックです。

 

「西なびグリーンパス」は、50歳以上を対象にしたJR西日本全線の乗り放題切符。新幹線や特急のグリーン車も8回利用できて、値段がなんせ激安なんです。

 

普段、なかなか乗れないグリーン車で、体も気分も楽に、そして「密」を避けての移動が実現できますよ。

 

ここでは、「西なびグリーンパス」の内容と値段、発売期間、購入方法(買い方)、そして注意点をまとめました。

 

この記事を読むと、「西なびグリーンパス」について、ひと通りのことを知ることができます。
まあちん
まあちん

 





JR西日本「西なびグリーンパス」ってどんな切符?

 

JR「西なびグリーンパス」は、「乗車券」「特典券」「指定席交付記録券」の3枚で1セットになっています。

 

50歳以上限定です。

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の内容、値段、範囲、購入方法、発売期間

 

「西なびグリーンパス」は、50歳以上の人しか買えません(=使えません)。

 

切符を買うときに、運転免許証や健康保険証など、年齢が確認できる公的な証明書の提示が必要になります(旅行中も要携帯です)。

 

「西なびグリーンパス」の利用開始日時点で、満50歳以上なら大丈夫です。

 

 

JR西日本の全線が乗り放題!

 

「西なびグリーンパス」は、JR西日本の全線が、3日間、あるいは5日間乗り放題できる切符です。具体的な範囲は下図のようになります。

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の有効範囲

 

利用できる範囲
  • JR西日本全線の特急自由席(山陽新幹線、北陸新幹線を含む)、普通列車(新快速、快速含む)
  • 智頭急行(上郡駅~智頭駅)の特急自由席、普通列車
  • JR西日本の宮島フェリー(宮島口~宮島)

 

「西なびグリーンパス」では、普通列車(快速も)のほか、山陽新幹線と特急列車の「自由席」に何回でも乗れます(乗り放題)。

 

「グリーン席」と「指定席」の利用には、回数の制限があります(後述します)。

 

新幹線の「米原駅」と「京都駅」は東海道新幹線の駅なので、「西なびグリーンパス」は利用できません。利用したいときは、新大阪駅まで(から)の切符(乗車券と特急券)を別に買う必要があります。

 

あと、「西なびグリーンパス」で、兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭(ちず)駅の間を走る「智頭急行」も、特急を含めて利用できます。

 

智頭急行以外の、JRでない他社の路線は利用できません。

 

ただし、北陸の下記の他社区間については、JRの七尾線(和倉温泉方面)、氷見線、城端線に乗る場合に限って、通過利用できます。

 

  • 金沢駅~津幡駅(IRいしかわ鉄道)
  • 富山駅~高岡駅(あいの風とやま鉄道)

区間の途中駅では乗り降りできません。あくまで通過するだけ。もし下車すると通常の運賃が発生します。金沢駅、津幡駅、富山駅、高岡駅では下車(改札の外へ出る)できます。

 

グリーン車が最大8回利用可能!

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の内容、値段、範囲、購入方法、発売期間

 

「西なびグリーンパス」では、新幹線や特急のグリーン車(グリーン席)を、8回利用できます。

 

グリーン車のない列車や、グリーン席が満席で取れなかった場合は、普通指定席を利用できます。この場合も「1回」と数えます。

 

つまり、グリーン席と普通指定席を合わせて、最大8回利用できるということです。

 

回数のカウントは、1列車1座席の利用で「1回」が基本です。目的地まで2本の列車を乗り継ぐ場合は「2回」。ただし、改札口を出ないで乗り継げる場合は「1回」になります。

 

新幹線と在来線の特急列車を乗り継ぐときは、必ず乗り換え用の改札口があるので、カウントは「2回」です。

 

9回目以降は、通常の指定席料金、またはグリーン料金を追加で払うと利用できます。

 

「西なびグリーンパス」では、寝台特急の「サンライズ出雲」号と「サンライズ瀬戸」号は利用できません。

 

指定席・グリーン席の予約は、旅行会社の店舗や駅の「みどりの窓口」で行います。インターネットや電話ではできません。

 

その際、「西なびグリーンパス」にセットされている「指定席交付記録券」が必要になります。

 

1人から利用OK!

 

「西なびグリーンパス」は、1人から利用できます。

 

また、「西なびグリーンパス」には「2名以上用」が用意されていて、「1名用」より割安になっています。

 

ただ、「2名以上用」の場合は、同行者は全員、同じ駅から出発して、同じ列車に乗って、同じ区間、経路を移動して、同じ駅で下りないといけないという制約があります。

 

※同行者も50歳以上である必要があります。

 

駅レンタカーの利用が特別割引に。

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の駅レンタカー割引特典

「西なびグリーンパス」の利用者は、駅レンタカーを割引価格で利用できる特典があります。

 

対象車種 Sタイプ(1000~1300㏄、5人定員)。フィット、デミオ、ノート、ヴィッツなど。
優待料金 1暦日、通常約7,000円⇒西日本3,900円、九州4,400円(免責補償料、消費税込み)
利用できる回数 切符の有効期間内に1回
利用できる地区(営業所) JR西日本の営業地域内、博多駅、小倉駅

 

駅レンタカーの利用は予約が必要です。

 

自分で直接、駅レンタカーの予約センターに連絡します。その際、「西なびグリーンパス」を使う旨を伝えます。そして、レンタル当日は、現地の窓口で「西なびグリーンパス」を提示して、支払いします。

 

台数が限られていますので、満車でレンタルできないこともありえます。

 

 

観光施設や飲食店の優待特典つき

 

「西なびグリーンパス」では、セットされている「特典券」を、切符の有効期間中に、西日本の各地で提携している観光施設や飲食店、土産物店などで提示すると、料金の割引や記念品プレゼントなど優待が受けられます。

 

提携先は、けっこう多いです。詳細の提携先や内容は、JRの公式サイトで確認ください。

 

JR西日本「西なびグリーンパス」の値段は?

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の内容、値段、範囲、購入方法、発売期間

 

それでは、「西なびグリーンパス」の値段ですが、このようになっています。

 

種類 1名用 2名以上用(1人あたり)
3日間用 30,000円 25,000円
5日間用 35,000円 30,000円

 

乗り放題+グリーン車8回で、この値段です。年末年始や春休み中も変わりません。

 

3日も5日も要らない!という人でも、冷静に?金額をみると、区間によっては、指定席の往復1回で、元が取れる勢いの安さだと分かると思います。日帰りでも、お得な場合はあります。

 

「西なびグリーンパス」の安さ、値ごろ感をイメージしやすいように、JR西日本の主な区間の通常の運賃・料金を挙げてみました。

 

【片道の普通運賃・料金の例(通常期・片道)】

利用区間 普通指定席 グリーン席
【新幹線のぞみ】新大阪駅~岡山駅 6,350円 8,620円
【新幹線のぞみ】新大阪駅~広島駅 10,630円 14,290円
【新幹線のぞみ】新大阪駅~博多駅 15,600円 21,670円
【特急】大阪駅~金沢駅 7,790円 11,450円
【特急+新幹線】大阪駅~富山駅 9,590円 14,040円
【特急+新幹線】大阪駅~糸魚川駅 11,240円 16,740円
【特急】大阪駅~和倉温泉駅 9,360円 13,020
【新幹線のぞみ+特急】新大阪駅~岡山駅~松江駅 11,010円 15,820円
【特急】大阪駅~智頭駅~鳥取駅 7,220円 10,020
【新幹線+普通】新大阪駅~新山口駅~東萩駅 15,270円 18,820円
【新幹線+特急】新大阪駅~新山口駅~津和野駅 14,920円 20,110円
【特急】大阪駅~城崎温泉駅 5,700円 7,970
【特急】新大阪駅~白浜駅 5,700円 7,970
【特急】新大阪駅~新宮駅 7,350 11,010
【フェリー】宮島口~宮島(自由席) 180円

※通常の切符では、年末年始など繁忙期は、特急料金が200円加算になります(フェリー以外)。

 

「西なびグリーンパス」は、やっぱりグリーン車を利用したときに、インパクトがあります。すぐに元が取れます。

 

ちなみに、通常のグリーン料金は、これだけします(北陸新幹線以外)。

 

【グリーン料金の例】(片道)

100キロまで 1,300円
101~200キロ 2,800円
201~400キロ 4,190円
501~600キロ 5,400円
601~800キロ 6,600円

 

※「西なびグリーンパス」で、北陸新幹線の「グランクラス」(特等)は、追加料金を払っても利用できません。

 

2人以上で出かける場合は、同じ50歳以上向けの「西日本グリーンきっぷ」という乗り放題切符が発売中です。

JR西なびグリーンパスと西日本グリーンきっぷの違い

「西なびグリーンパス」とほとんど同じ内容ですが、グリーン車を利用できる回数が最大6回と少ない分、値段が安くなっています

また、1名でも利用できる2日間用の「特別版」(20,000円)も登場。

 

この記事の最後に、内容の違いをまとめていますので、参考にしてください。




JR西日本「西なびグリーンパス」は発売期間と有効期間は?

 

発売期間(買える期間)

 

「西なびグリーンパス」は、下記の期間限定の発売となっています。

 

2021年(令和3年)7月21日~2023年(令和5年)3月12日

 

3日間用は3月12日まで発売(3月19日利用開始分まで)、5日間用は3月10日まで(3月17日利用開始分まで)発売です。

 

有効期間(使える期間)

 

2021年(令和3年)8月1日~2022年(令和5年)3月21日の連続した3日間、または5日間

 

※利用開始日の午前0時から最終日の終電まで乗り放題できます(最終日の0時以降出発の指定席は予約できません)。

 

※「特典券」は、「乗車券」の有効期間内に限って有効です。

 

JR西日本「西なびグリーンパス」はどこで買える?購入方法(買い方)と注意点

 

駅では買えません。旅行会社限定発売。

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の内容、値段、範囲、購入方法、発売期間

 

まず、「西なびグリーンパス」は、JR西日本の営業府県と福岡県、佐賀県にある主な旅行会社限定の発売です。

 

宿泊などセットしなくても「西なびグリーンパス」の切符だけ購入できます。

 

JRの「みどりの窓口」や駅の券売機、「e5489」など予約サイトでは買えません。

 

JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、阪急交通社など会社の規模に関係なく、普段JRの切符を発売している旅行会社でしたら、基本的に取り扱っています。

 

ただ、小さめの旅行会社や営業所の場合は、買いに行く前に、念のため問い合わせした方が、無駄足を防げます。

 

旅行会社の店舗のなかには、大手の会社でもコロナの影響で、営業時間を短縮しているところがありますので、行く前に確認している方が無難です。

【店舗検索】

 

「西なびグリーンパス」を買いに行くときは、年齢を証明できる公的な本人確認証(運転免許証、健康保険証、個人番号カードなど)を忘れないようにしてください。

 

「西なびグリーンパス」は3日用、5日用となっているので、ちょっとした旅行や出張、帰省にピッタリです。宿泊が必要な場合、切符を買った旅行会社やインターネットで自己手配ください。

じゃらん

るるぶ

楽天トラベル

 

 

購入は7日前までに!

 

JR西日本乗り放題「西なびグリーンパス」の内容、値段、範囲、購入方法、発売期間

 

「西なびグリーンパス」が買えるのは、利用を開始する日(出発日)の1ヶ月前から7日前までです。

 

出発の直近や当日には買えないので、急な旅行や出張には対応できません。

 

「西なびグリーンパス」は、1週間以上も前に購入するので、あとで日付や予約した列車を変更しないといけないことがあるかもしれません。

 

出発日(切符の使用開始日)の前なら、買った旅行会社の店舗(JR駅では不可)で、利用開始日(7日~1ヶ月後以内)、券種(3日用⇔5日用)、利用人数の変更がそれぞれ1回可能です。

 

予約した列車の変更は何回でもできます。

 

出発後(切符の使用開始後)は、券種、人数、予約列車の変更はできません。新規の追加予約(座席指定)のみ、JR駅の「みどりの窓口」や主な旅行会社で可能です。

 

また、「西なびグリーンパス」そのものを取り消しする場合や、利用人数を減らす場合、買った旅行会社の店舗で、払い戻ししてもらえます。その際、手数料が2,940円(1名あたり)発生します。

 

ただし、全くの未使用で、利用開始日の最初の予約列車が出発する時刻までに手続きすることが前提です。

 

いったん使用を開始した後は、払い戻ししてもらえません。

 

JR西日本「西なびグリーンパス」公式サイト

 

「西なびグリーンパス」の最新情報や優待施設の詳細はJR西日本の公式サイトで確認ください。

 

JR西日本公式サイト

 

【参考】「西日本グリーンきっぷ」と「西なびグリーンパス」の違いは?

 

JR西日本では、「西日本グリーンきっぷ」という切符も発売されています。

 

発売の対象が50歳以上であることや、乗り放題できる範囲、基本的な仕組みは、「西なびグリーンパス」とほとんど同じです。

 

違いは下表のとおりです。

 

西日本グリーンきっぷ 西なびグリーンパス
発売対象 50歳以上「おとなび」会員 50歳以上
最低利用人数 2名(特別版は1名) 1名
グリーン車・指定席利用可能回数 6回 8回
値段:2日間用(1人) 20,000円
値段:3日間用(1人) 23,000円 1人用:30,000円
2名以上:25,000円
値段:5日間用(1人) 27,000円 1人用:35,000円
2名以上:33,000円
購入できるところ JR西日本「e5489」 旅行会社

 

2人以上で出かけるなら、「西日本グリーンきっぷ」の方が値段は安いです。

 

ただし、グリーン車に乗れる回数が少なくて最大6回で、JR西日本のインターネット予約サイト「e5489」でしか買えません。

 

比較検討してみてください。

 

「西日本グリーンきっぷ」について

 

「西なびグリーンパス」や「西日本グリーンきっぷ」が買えて使えるのは、50歳以上の特権です。世の中、特に中年が優待されるサービスは珍しいので、出かける予定があるようでしたら、うまく活用ください。
まあちん
まあちん

 

先にも触れましたが、「西なびグリーンパス」だけに、49歳以下でも利用できる方法があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました