こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- JR西日本の「北陸・関西チケットレス」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法、乗り方など)
北陸方面と大阪・京都方面を、JRで安く移動したいときは、「北陸・関西チケットレス」という切符をチェックしてみてください。
北陸新幹線と特急列車を乗り継ぐ片道用の割引切符です。
安い乗り方は、7日前までに予約すること。通常より3割近くもお得なんです。
ここでは、「北陸・関西チケットレス」内容、値段、発売期間、購入方法、そして乗り方をまとめました。
JR西日本「北陸・関西チケットレス」ってどんな切符?

あらためて、JR西日本の「北陸・関西チケットレス」は、北陸方面から関西へ、あるいは関西から北陸方面へ、北陸新幹線と特急列車(サンダーバード号、しらさぎ号)を利用する通常より安い片道割引切符です。
インターネット限定発売、1人から申し込みOK!

「北陸・関西チケットレス」は、JR西日本の予約サイト「e5489」の限定発売です。
スマホやパソコンで、1人分から片道単位(北陸から関西へ、関西から北陸へ)で買えます。
ただし、子供のみの購入はできません。大人と同伴が必要です。
ICカードが必須です。

「北陸・関西チケットレス」は、名前の通り、駅で切符を発券しません。
切符の代わりに、ICOCAやPiTaPa、Suicaなど交通系のICカードを使います。
また、指定席特急券(予約した列車と座席番号を記載)は、スマホの画面に表示させますので、インターネットにつながるスマホも必要です。
北陸新幹線と特急列車の指定席を利用します。

「北陸・関西チケットレス」では、北陸新幹線と特急列車(サンサーバード号、しらさぎ号)の普通車指定席を利用します。
利用する特急列車
- サンダーバード号:大阪駅~敦賀駅
- しらさぎ号:米原駅~敦賀駅
新幹線と特急列車は「敦賀駅」でのりかえます。
「通常版」と「早特7」の2種類があります。
「北陸・関西チケットレス」には、予約のタイミングによって、「通常版」と「早特7」の2種類があります。
※2026年3月14日~乗車分の内容です。
| 通常 | 早特7 | |
|---|---|---|
| 予約期限 | 乗車当日の出発4分前まで | 乗車日の1ヶ月前から7日前まで |
| 選べる座席 | 普通車指定席(新幹線+特急) グリーン車(新幹線+特急) グリーン車(特急のみ) |
普通車指定席のみ |
| 値段 | おトク(当日購入可) | さらにおトク(枚数限定) |
「通常版」は、当日発車ギリギリまで購入できるのに対して、「早特7」は7日前までという制約があります。でも、その分、高割引率になっています。
この「早特7」が、おすすめの安い乗り方です。

発売区間が決まっています。
「北陸・関西チケットレス」では、出発駅や目的駅を自由に選べません。
下表のように、発着駅が設定されています。
※2026年3月14日~乗車分の内容です。
| 北陸(新幹線) | 敦賀駅 | 関西(在来線) |
|
北陸新幹線 + 【のりかえ】 + 特急列車 サンダーバード しらさぎ |
|
学割や障害者割引などは使えません。
「北陸・関西チケットレス」はすでに割引が適用されているので、学生割引(学割)、障害者割引、株主優待割引などの割引制度、あるいは他の割引切符(トクトクきっぷ)と併用できません。
【重要】特急列車(在来線)の運賃が別に必要です。
「北陸・関西チケットレス」は、後述しますが、その安い値段には、知っておくべき”落とし穴”があります。
実は、「北陸・関西チケットレス」だけでは、特急列車には乗れないんです。
JRの新幹線や特急列車に乗るには、かならず「乗車券(運賃)」と「特急券(特急料金)」という2つの切符がセットで要ります。
しかし、「北陸・関西チケットレス」には、特急列車の乗車券が含まれていないんです。
| 列車と区間 | 乗車に必要な切符・代金 |
| 北陸新幹線 (敦賀駅~糸魚川方面) |
|
| 特急列車 (敦賀駅~大阪方面の在来線) |
|
このため、パッと見の値段はかなり安いのですが、「北陸・関西チケットレス」とは別に、この区間の乗車券を買う(運賃を支払う)必要があります。

その特急列車の乗車券は、e5489で「北陸・関西チケットレス」の予約と一緒に買えません。
当日に登録したICOCAやPiTaPaなどICカードの残高を使うか、あるいは、駅の券売機や窓口で紙の切符を購入するかになります。
このように「北陸・関西チケットレス」は、チケットレスが中途半端です。この点、購入にあたっては、よく認識しておきましょう。
【例】金沢から神戸に行く場合

在来線区間の乗車券代は、特急列車を降りた後(乗る前)のJR駅まで(から)必要です。
この例では、敦賀駅~神戸駅の乗車券(運賃)が当日必要です。ICカードにその分以上のチャージ残高を用意しておきます。
※敦賀駅ではのりかえ時間にそれほど余裕がないので、出発までのチャージをおすすめします。
「北陸・関西チケットレス」の発売期間と有効期間は?

「北陸・関西チケットレス」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
1年を通して発売されています。最新情報は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
発売期間(買える期間)
早割7:2025年3月1日~2027年3月24日
有効期間(使える期間)
早割7:2025年3月1日~2027年3月31日
※予約した利用当日の指定列車・座席に限って有効です。
「北陸・関西チケットレス」の値段は?どのくらい安い?

「北陸・関西チケットレス」の主な区間の値段は、下記の通りです(大人1人片道)。
「通常版」と「早割7」の差に注目してください。
なお、繁忙期・閑散期など時期による変動はありません。
※2026年3月14日~乗車分の内容です。
| 主な区間(片道) | 指定席 | 通常版 | 早割7 |
| 糸魚川駅~大阪駅 |
普通車 | 9,280円 | 6,250円 |
| グリーン車 | 14,870円 | ー | |
| 富山駅~大阪駅 | 普通車 | 7,290円 | 5,060円 |
| グリーン車 | 11,490円 | ー | |
| 金沢駅~大阪駅 | 普通車 | 6,190円 | 4,400円 |
| グリーン車 | 10,390円 | ー | |
| 福井駅~大阪駅 |
普通車 | 4,290円 | 3,390円 |
| グリーン車 | 7,300円 | ー | |
| 富山駅~京都駅 |
普通車 | 6,440円 | 4,210円 |
| グリーン車 | 9,540円 | ー | |
| 金沢駅~京都駅 |
普通車 | 5,340円 | 3,550円 |
| グリーン車 | 8,440円 | ー | |
福井駅~京都駅 |
普通車 | 3,330円 | 2,430円 |
| グリーン車 | 4,760円 | ー | |
| 富山駅~米原駅 |
普通車 | 6,440円 | 4,210円 |
| グリーン車 | 9,540円 | ー | |
| 金沢駅~米原駅 |
普通車 | 5,340円 | 3,550円 |
| グリーン車 | 8,440円 | ー | |
| 福井駅~米原駅 |
普通車 | 3,330円 | 2,430円 |
| グリーン車 | 4,760円 | ー |
※往復の場合は、単純に2倍です。
※上記以外の設定駅からの値段や子供の値段は、予約サイトで確認ください。
※「グリーン車」は新幹線と特急の全区間を利用する場合です。特急のみグリーン車を利用するプランもあります。
⚠️ 【重要】別途「運賃」が必要な区間に注意!
先にも触れましたが、上記「北陸・関西チケットレス」の値段には、特急列車区間の乗車券代(運賃)は含まれていません。実際には追加で必要ですので、注意してください。
参考までに、特急列車の乗車券代を含めた主な区間の合計金額は、このようになります。
| 主な区間 | 北陸・関西チケレス | 乗車券代(運賃) 当日別払い |
合計 |
| 富山駅~大阪駅 | 通常7,290円 早割5,060円 |
2,310円 | 通常9,600円 早割7,370円 |
| 金沢駅~大阪駅 | 通常6,190円 早割4,400円 |
2,310円 | 通常8,500円 早割6,710円 |
| 福井駅~大阪駅 | 通常4,290円 早割3,390円 |
2,310円 | 通常6,600円 早割5,700円 |
| 金沢駅~京都駅 | 通常5,340円 早割3,550円 |
2,310円 | 通常7,650円 早割5,860円 |
| 金沢駅~米原駅 | 通常5,340円 早割3,550円 |
860円 | 通常6,200円 早割4,410円 |
| 福井駅~米原駅 | 通常3,330円 早割2,430円 |
860円 | 通常4,160円 早割3,290円 |
この合計金額がどれくらいお得なのかを、正規の値段と比べてみました。
| 主な区間 | 正規の値段(通常期) | 合計 |
| 富山駅~大阪駅 | 10,290円 | 通常9,600円 早割7,370円 |
| 金沢駅~大阪駅 | 9,410円 | 通常8,500円 早割6,710円 |
| 福井駅~大阪駅 | 7,290円 | 通常6,600円 早割5,700円 |
| 金沢駅~京都駅 | 7,720円 | 通常7,650円 早割5,860円 |
| 金沢駅~米原駅 | 6,660円 | 通常6,200円 早割4,410円 |
| 福井駅~米原駅 | 4,580円 | 通常4,160円 早割3,290円 |
このように「通常版」「早割7」のどちらも安いですが、やはり「早割7」は2~3割引と魅力的です。
「北陸・関西チケットレス」での乗り方は?

「北陸・関西チケットレス」で、実際にどうやって乗るのか、特にチケットレスが初めてだと、イメージしにくい部分があって不安に感じると思います。
ここでは、その不安を解消できるように当日の乗り方や注意点をまとめました。
駅ではICカードを改札機にタッチ!チャージ残高に注意

「北陸・関西チケットレス」では、駅の改札機を出入りする際、e5489で登録した交通系ICカード(ICOCAやSuicaなど)をタッチします。
普段、ICカードで電車に乗っているのでしたら、同じ動作ですので、心配無用です。
タッチするのは、次の3駅です。
- 乗車駅(駅に入場)
- 敦賀駅(新幹線~特急列車のりかえ)
- 目的駅(駅から出場)
このうち、特急列車区間(在来線)の「乗車駅・目的駅~敦賀駅」では、ICカードの残高から乗車券代(運賃)が引かれます。
このため、あらかじめカードに必要な金額以上をチャージ(入金)しておく必要があります。
PiTaPa(ピタパ)でもチャージが必要です!

通常、PiTaPaは関西地区では運賃後払い(ポストペイ)で、事前チャージは不要ですが、敦賀駅はその適用外になっています。
このため、PiTaPaであっても、特急区間の運賃支払い用に、事前のチャージが(入金)が必要なので、忘れないように注意してください。
チャージは、駅の券売機などでできます。
なお、関西ではPiTaPaのチャージ残高が使える場面が限られています。必要以上のチャージは避けた方がいいです。
車内ではスマホ画面を提示
予約した新幹線や特急列車には、そのまま乗車します。
列車の便名や指定席の番号は、e5489で確認してください。

乗車後に、車内で検札(切符を拝見)が回ってきたときは、スマホにe5489の「提示用画面」を表示させてて、車掌さんに提示します。
ちなみに、「北陸・関西チケットレス」は、ICカードを使うチケットレスですが、JR西日本の駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で、切符を発券することもできます。
その受け取り際、購入時に届く予約番号、支払いに使ったクレジットカード、電話番号が必要です。
途中下車はできる?
「北陸・関西チケットレス」では、敦賀駅を含めて、乗車駅から目的駅までの途中駅で下車(改札から駅の外へ出る)できません。
もし途中下車した場合は、残りの区間は無効になります。
例えば、大阪へ向かう途中、京都駅で下車すると、もう京都駅~大阪駅は乗れません。不乗分の返金もありません。
予約列車に乗り遅れたらどうなる?
「北陸・関西チケットレス」で、当日に予約した列車に乗り遅れた場合、指定席特急券は無効になります。
同じ日に後発の列車に乗るには、あらたに特急券の購入が必要です。
「北陸・関西チケットレス」の購入方法は?

「北陸・関西チケットレス」を購入するには、スマホやパソコンからJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」にアクセスします。
利用日(出発日)1か月前の午前10時から、「早割7」は7日前、「通常版」なら当日の出発時刻(時刻表上)4分前まで購入できます。
駅の窓口や券売機では買えません。
購入の際は、次のものを用意してください。
- 交通系ICカード(ICOCA、PiTaPa、Suicaなど)
- クレジットカード、またはデビットカード
購入と一緒に、乗車する北陸新幹線と特急列車の両方の予約も行います。
このとき、ICOCAやPiTaPaなど交通系ICカードの番号登録が必要になります(すでにe5489に登録している場合は不要)
その後、クレジットカードで決済して完了です。
支払いには、VISAやJCBなど国際ブランドが付いたデビットカードも使えます。
なお、1回の操作で、大人と子供を合わせて6人分まで予約可能です(利用日や列車、区間など全員同じ内容の場合)。
この場合、それぞれにICカード番号を登録します。
「北陸・関西チケットレス」の予約変更・払い戻しはどうする?
「北陸・関西チケットレス」は安くて便利ですが、予約・購入後に予定が変わった時の「変更」には少し注意が必要です。
| 通常版 | 早特7 | |
|---|---|---|
| 変更の期限 | 最初の列車の出発時刻4分前まで | 出発時刻前、かつ変更先の7日前まで |
| 変更後の種類 | 「通常版」への変更に限る | 「早特7」への変更に限る |
| 変更の方法 | e5489で新幹線・特急をセットで変更 | e5489で新幹線・特急をセットで変更 |
| 切符を発券した場合 | 駅窓口で条件により新幹線のみ1回可(特急列車は不可) | 一切変更できません。 |
予約の変更は、切符の使用開始前(=改札前)、列車の発車時刻までに、自分でe5489で行うのが大原則です。この場合、手数料は発生しません。
「北陸・関西チケットレス」は、新幹線と特急列車がセットなので、片方だけを変更することはできません。必ず両方の列車を一度に選び直さないといけません。
ただ、「早特7」の場合は、その変更したい日の7日前までに手続きを完了させる必要があります。
例えば、1月10日の予約を1月15日に変えたい場合は、1月8日までに操作を終えなければいけません。
予約の変更ではなく、予定がなくなってしまったときは、払い戻しができます。
やはり、切符の使用開始前で列車の発車時刻までにe5489で操作してください。
払い戻しの場合は、手数料が発生します。
| タイミング | 払いもどしの可否 |
|---|---|
| 最初の予約列車の出発時刻前(改札前) | e5489の操作で可能です(手数料1人320円がかかります) |
| 最初の予約列車の出発時刻後または改札後 | できません(返金なし) |
まとめ:北陸~関西でJRの安い乗り方

北陸(糸魚川~富山~金沢~福井)と関西をJRで安く移動したいときは、JR西日本の「北陸・関西チケットレス」は、良い選択肢の1つです。
インターネットでいつでも1人、片道から買えるので便利。
とくに、「早割7」は割引率が高いので、7日前までの予約がお得で安い乗り方です。
繰り返しになりますが、「北陸・関西チケットレス」の値段には、特急列車区間(在来線)の乗車券(運賃)が含まれてなく、当日その負担が別に必要な点は注意が必要です(その負担を入れても「北陸・関西チケットレス」は通常よりもお得です)。
なお、「北陸・関西チケットレス」の最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。
関西や北陸での宿泊もお得に




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