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定期券とは?使い方、買い方は?知っておきたい基礎知識

定期券とは?使い方・買い方の基本 その他
お悩み中
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初めて定期券を使おうかと思っているけど、どんなものか知りたい。使い方や買い方とかも。

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • 定期券とはどんなもの?(基本知識、使い方)
  • 定期券の買い方

 

通勤や通学にかかる交通費節約術の定番の定期券。それがどんなものなのかは、知ってて当たり前みたいな感じになっていますよね。買うときに説明もありませんし。

 

でも、ほとんどの人は、誰から教えられたわけでもなく、ただ漠然と知ってるだけです。

 

そこで、ここでは関西の鉄道を例にしながら、定期券の使い方や買い方など、知っておいて損はない基本的なことについてまとめました。



これを読むと、定期券を初めて買おうかと考えているあなたは、一から定期券のことについて知ることができます。また、普段定期券を使っているあなたも、意外に知らないことがあるはずですよ。
まあちん
まあちん

定期券とはどんな切符?【使い方の基本】

 

定期券とは、例えば、1ヶ月とか6か月といった期間中に、あなたが指定した区間(駅間)を、何回でも利用できる乗車券です。

 

正式には「定期乗車券」といいます。

 

普段、通勤や通学などで決まった区間を頻繁に乗るような場合は、利用回数によっては、割引率が高いので、普通の運賃で乗ったり、回数券などを使うよりも安く、電車代の節約になります。

 

 

定期券は、利用する鉄道会社ごとに作ります。例えば、自宅から職場まで通勤に2つの鉄道会社を乗り継ぐ場合は、定期券は2枚です。

 

ただし、乗り継ぐ組み合わせによっては、複数の鉄道会社や路線バスの定期券を1枚にまとめられる場合があります。これは「連絡定期券」と呼ばれます。

 

連絡定期券は、作れる対象や範囲、乗り換え駅は、鉄道会社ごとに決まっています。

 

例えば、京阪電車の場合は、JR西日本、近鉄電車、京都市営地下鉄、南海電車、大阪メトロ、阪急電車、阪神電車、大阪モノレール、叡山電車との連絡定期券を発売しています(最大3社連絡)。

 

この連絡定期券ですが、複数枚の定期券が1枚になるだけで、料金割引など値段的なメリットはありません(地下鉄&市バスの連絡定期など一部には割引があります)。

 

それでは、定期券の基本的な内容について、みていきましょう。

 

定期券の区間は乗り降り自由(乗り放題)!

 

定期券とは?利用区間、使い方

 

定期券を買うときは、自宅や職場、学校の最寄駅、乗り換え駅など2つの駅を指定します。複数の経路(ルート)がある場合は、それも合わせて指定します。

 

定期券では、指定した2駅のほか、ルート上にあるすべての駅でも、自由に乗り降りできます。

 

つまり、定期券の区間は乗り放題です。

 

定期券の区間の外へ乗り越した場合は、乗り越した区間の通常運賃を別に支払います。

 

定期券の有効期間は3種類(いつからいつまで?)

 

定期券の有効期間は、基本的に1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月間の3種類です。

 

自分で好きに期間を決められません。期間が定められているから「定期」です。

 

定期券とは?有効期間は?

 

上図の例では、6ヶ月定期券で、4月1日から9月30日までが有効期間、つまり、使える期間です。

 

4月1日の始発から、9月30日の終電まで、B駅とE駅の区間で利用できます。

 

定期券の有効期間は、次のように決められています。

 

有効開始日から1/3/6ヶ月後の「有効開始日と同じ日の1日前(=前日)」まで

 

種類 有効期間(使える期間)
1ヶ月定期券 有効開始日から1ヶ月後の同じ日の前日まで
3ヶ月定期券 有効開始日から3ヶ月後の同じ日の前日まで
6ヶ月定期券 有効開始日から6ヶ月後の同じ日の前日まで

 

「有効開始日」は、定期券を買った日や、実際に使い始めた日と必ずしも同じではないので、注意してください。

 

有効期間について、言葉だけではイメージしにくいと思いますので、具体的な日付の例でみてみましょう。

 

有効開始日 1ヶ月定期の期限 3ヶ月定期の期限 6ヶ月定期の期限
6月1日 6月30日 8月31日 11月30日
8月31日 9月30日 11月30日 2月28日(29日)
10月10日 11月9日 1月9日 4月9日
12月1日 12月31日 2月28日(29日) 5月31日
1月31日 2月28日(29日) 4月30日 7月30日

 

6月1日開始の1ヶ月定期券の有効期限は、1か月後の同じ日、7月1日の前日、6月30日という具合です

 

ただ、月末に開始する定期券だと、カレンダー上に同じ日が無いことがあります。それでも、その前日が期限になります。

 

例えば、1月31日開始の3ヶ月定期券の場合は、3か月後の同じ日、存在しないですが4月31日の前日ということで、4月30日が有効期限です。

 

同じように、1ヶ月定期券では、同じ日の2月31日の前日、2月30日が期限。この日も存在しないので、実際は2月28日(うるう年は29日)になります。

 

ちなみに、月によって日数の違いがありますが、定期代(金額)は変わりません。

 

本人以外は使えません(貸し借り禁止)。

 

定期券は記名式です。持ち主の名前が記載されていて、その本人しか使えません。

 

家族や友達と貸し借りしたり、他人に譲ったりすることは禁止されています。

 

振り替え輸送の対象です。

 

定期券とは?使い方

 

定期券は、その利用区間で、事故や災害で電車が運休して、他社への振り替えが実施されている場合、その振り替え輸送の対象になっています。

 

乗車のタイミングに関係なく、また、駅で振替乗車票をもらわなくても、定期券のままで、直接他社の振り替え区間を利用できます(関西の場合)。

 

ちなみに、もし振り替え輸送もなく、連続5日以上運休が続いた場合は、日割りでの払い戻しや有効期限の延長が実施されます。

 

逆に、1日~数日の運休は何の補償もありません(まるまる損)。

 

料金追加で特急や指定席が利用できます。

 

定期券とは?使い方

 

定期券の区間で、有料の特急列車や指定席車に乗る場合、追加で特急券や座席指定券などを買えば利用できます(一部除く)。

 

【関西の場合】

  • JR西日本(在来線の特急・新幹線の一部、新快速Aシート
  • 近鉄電車(特急)
  • 南海電車(サザン指定席、ラピート、こうや、りんかい、泉北ライナー)
  • 京阪電車(プレミアムカー、ライナー)
  • 京都丹後鉄道(特急、通勤ライナー)
  • 智頭急行(特急)

 

定期券のカタチ【磁気式とIC式の違い】

 

定期券のカタチ(形状)には次の2つがあります。

 

  • 磁気カード式
  • ICカード式

 

ローカル線には紙製のところもありますが、鉄道会社の多くは磁気式、あるいは磁気式とIC式の両方を採用していています。

 

磁気カード式は、従来の裏が黒色で薄くペラペラしたプラスチック製のもの。自動改札機に「通す」タイプ。

 

ICカード式は、IC乗車券(関西では「ICOCA(イコカ)」「PiTaPa(ピタパ)」)に、定期券の機能をプラスしたもの。自動改札機に「タッチする」タイプです。

 

両方を扱っている鉄道会社では、買うときに好きな方を選べますが、利用区間や券種(通勤/通学など)、連絡定期券の組み合わせによって、どちらかに限定されることがあります。

 

最近は磁気カード式の定期券を廃止する鉄道会社も増えています。

 

磁気式とIC式とでは、定期代や基本的な使い方は同じです。ただ、下記の点に違いがあります。

 

磁気カード式 ICカード式
  • 普通の切符(乗車券)や回数券、別の磁気式定期券と組わ合わせて使えます(ICカードは不可)。
  • 紛失した際、再発行できません。買いなおしになります。
  • 乗り越ししたときは下車駅の改札機で自動精算します。
  • 紛失した際、再発行できます(買いなおす必要なし)。
  • 普通の切符(乗車券)、回数券、別の定期券、ICカードと組み合わせて使えません。

 

大きな違いは、紛失したり盗難に遭った場合、再発行ができるかどうかです。

 

磁気式は失くしたらオワリですが、IC式は再発行が可能。定期券は高い買い物なので、不都合がなければ、IC式をおすすめします。

 

なお、期間の途中でも「磁気⇒IC」の変更はできます(発行替え)。手数料もかかりません。

 

関西の鉄道では、ほとんどの会社で「ICOCA」「PiTaPa」が使えますが、定期券の発行は別です。

主な鉄道会社の取り扱い状況は下図のとおりです。

ICOCA定期 PiTaPa定期
JR西日本 ×
近鉄電車 ×
南海電車
京阪電車 ×
阪急電車
阪神電車・神戸高速
山陽電車
神戸電鉄
能勢電鉄
泉北高速
大阪メトロ ×
神戸市営地下鉄
京都市営地下鉄 ×
北大阪急行
大阪モノレール ×
ポート/六甲ライナー ×

 

「×」が付いている会社でも、「○」の他社との「連絡定期券」なら買えることがあります(○側の会社で購入)。

 

例えば、大阪メトロ~阪急電車の連絡定期券の場合、大阪メトロではPiTaPa定期を扱っていませんが、阪急電車の発売所でならPiTaPa定期が買えます。

 

※IC定期券は「ICOCA」「PiTaPa」以外の「Suica」「PASMO」「TOICA」といった他地域のカードでは作れません。

 

ICカード定期は、基本的に他の切符と併用はできませんが、ICOCA定期については、一部例外があります。

・JR西日本では、ICOCA定期は普通の切符や回数券などと併用できます。

・阪急電車では、ICOCA定期自社の回数券とだけ併用できます(PiTaPaは不可)。

 

IC定期券の期限が切れたあとは、次のどちらかの取り扱いになります。

 

  • 一旦使えなくする。
  • ICカードとしてそのまま使う。

 

これは、定期券を買うときに選べます(使用中に変更もできます)。

 

※ICカードとして使う場合、記名式のままなので本人以外は使えません(再発行メリットはそのまま)。無記名式への変更も可能です(再発行できなくなります)。

 

定期券の種類【通勤と通学】

 

一般的な定期券には2種類あります。

 

  • 通勤定期券
  • 通学定期券

 

これをみると、定期券は「通勤」「通学」以外の目的では買えないと思うかもしれませんが、実はそうではありません。

 

「通勤定期券」は誰でも買える。

 

通勤定期券は、「通勤」と名前が付いていますが、通勤に限らず、習い事、通院、バイトなど、どんな目的でも作れます。

 

買いうときに、目的を尋ねられることもありません。

 

そして、お金さえ出せば、サラリーマンでなくても、誰でも買えます。身分証明書も必要ありません。なんと子供用の「通勤定期券」もあります(使う場面が想像しにくいですが。。。)

 

また、定期券の利用区間も自由に設定できます。

 

同じ区間を頻繁に利用するようでしたら、通勤定期券の購入を検討してみることをおすすめします。回数券よりも割引率がいいです(後述します)。

 

「通学定期券」は限定発売。

 

定期券とは。通学定期券の基礎知識、買い方

 

通学定期券の方は、文字通り「通学」目的に限定されています。

 

そして、定期代は、同じ区間の通勤定期券より4~6割も安く設定されています。

 

通学定期券は、修学上の経済的負担を軽減することを目的に大幅な割引をしているため、(JR西日本公式サイトより)

 

誰でも好きに買えるものではなく、発売の条件がいくつかあります。

 

  • 「鉄道会社が指定した」学校に在籍中の生徒や学生が対象。
  • 発売は「学校が証明した」自宅最寄駅~学校最寄駅の(最短)区間のみ。
  • 塾やバイト、部活、就活などが目的では買えません。

 

通学定期券を買うときは「学生証・生徒証」や「通学証明書」の提示が必要です。これらがあれば、代理人でも購入できます。

 

ちなみに、証明書類は「鉄道会社が指定する」学校が発行したものでないと受け付けてもらえません。

 

小学校、中学校、高校、高専、大学は指定されています。

 

要注意は、専門学校や予備校です。

 

運営者が「学校法人」でしたら、たいがい大丈夫ですが、対象の学科やコースが限定されていることがあります。

 

予備校だと、高校生向けのコースや夏期講習などは、対象外の場合がほとんどです。

 

いずれにしても、念のため、入学前に学校に確認する方が安心です。通学定期券が買えるかどうかで、費用がかなり変わってきますので。

 

あと、定期券が作れる区間も、上記のように自宅と学校の最寄駅の間と限定されています。塾やバイト先の最寄駅との間では作れません。この区間で定期券を作りたいなら「通勤定期」を買うしかありません。

 

※通学定期券の区間内に、塾やバイト先がある場合は、その定期券を使って大丈夫です。

 

JRや京都・神戸の市営地下鉄の通学定期券には、大学生用(専門学校を含む)、高校生用、中学生用、小学生用の区別があります。

 




定期券の買い方【新規と継続】

 

定期券の買い方

 

定期券はどこで買える?(購入場所)

 

定期券は、鉄道会社の定期券発売所(JRは「みどりの窓口」)で買います。会社によっては主な駅に、自動発行機を設置しているところもあります。

 

定期券はどうやって買う?(購入手続き)

 

定期券の買い方には、「新規購入」と「継続購入」があります。

 

新規購入

 

「新規購入」は、文字通りです。後述する「継続購入」以外は、全部「新規購入」の扱いになります。

 

定期券を新規購入する際は、購入申込書に、利用する区間、使用開始日、有効期間(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)、そして名前や年齢、連絡先などを記入して、窓口に提出します(自動発行機の場合は手入力)。

 

IC定期券にする場合は、カードを持参します。持っていない場合は、発売所でも買えます。

 

あと、身分証明書は必要ありませんが、個人情報を偽って購入することは禁止されています。

 

実際問題として、定期券を落としたときなどに連絡がもらえたり、払い戻しや再発行の手続には本人確認を伴いますので、正確に申告している方がいいです。

 

通学定期券の場合は、学校が発行した「学生証」「通学証明書」の提示も必要です。

 

*定期券の購入申込書は、発売所に備え付けてあります。公式サイトからダウンロードできる会社もあります。

*鉄道会社によっては、予約受け付けを実施しています(ネット、電話)。窓口や券売機での手間が省けます。

 

継続購入

 

定期券の買い方、継続定期券とは?

 

「継続購入」は、今使っている定期券の期限が切れた後も、それと同じ種類、区間、経路(ルート)のものを購入することをいいます。

 

この場合、今の定期券の終了日(期限)と次の定期券の開始日との間に、日にちを空けられません。今の定期券の期限が3月31日なら、次の定期券は自動的に4月1日開始になります。

 

しかし、継続購入しても、定期代が安くなるなどのメリットは何もありません。手間がちょっと減るくらいなので、こだわらくて大丈夫です。

 

継続購入する際は、今の定期券の有効期間中に手続きします。次の定期券の有効開始日の14日前(2週間前の同じ曜日)から買えます。

 

例えば、今使っている定期券が9月30日まででしたら、継続の定期券は10月1日から有効になりますので、その14日前の9月17日から購入できます。

 

継続で定期券を買うと、今使っている定期券は回収されて、「継続」の文字が入った、新しいものが発行されます(IC定期券の場合は上書き)。そして、その時点から使えます。

 

購入の手続きは、新規購入と同じです。購入申込書と今使っている定期券を出します。ただ、自動発券機では、個人情報の入力なく簡単に買えます。

 

通学定期券も、年度替わりに絡まない時期でしたら、通学証明書や学生証がなくても買えるところが多いです。

 

次の場合は「新規購入」になります。

  • 利用区間など変更したいとき。
  • 今の定期券の期限が切れてから購入するとき。
  • 今の定期券の終了日と次の定期券の開始日の間に日にちを空けたいとき。

 

定期券はいつから買える?(購入のタイミング)

 

定期券は、使い始めたい日の14日前から買えます。

 

継続購入する場合は、先述の通り、次の期間が始まる14日前から買えます。

 

定期代の支払い方法は?

 

定期代の支払い方法は、現金かクレジットカードです。ICカードも使えません。

 

なお、PiTaPa定期に限っては、PiTaPaで支払えます。

 

ただ、令和の時代になっても、意外とクレジットカードが使えない鉄道会社があります。定期代はまとまった出費なので、事前に確認している方が無難です。

 

定期券の払い戻し・区間変更

 

有効期間の途中で、定期券を使わなくなった場合は、払い戻ししてもらえます。

 

ただ、その計算方法が独特なので、払い戻しの申し込み日によっては、返金が全くないこともあります。

 

また、定期券の有効期間中に、利用区間やルートを変更したいときは、一旦、今の定期券を解約・払い戻しして、新たに定期券を買うという流れになります。

 

定期券の払い戻しについては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

以上、定期券の基本的なことをまとめて紹介しました。

 

定期券は安くない買い物です。ちょっとでもお得に買うヒントをまとめています。

 

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