
こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 阪急電車の「有馬・六甲周遊2dayパス」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
神戸の有馬温泉や六甲山へ泊りがけで行く際、交通費をなるべく安くしたいあなたは、阪急電車の「有馬・六甲周遊2dayパス」という切符は、要チェックです。
この切符は、大阪、京都、神戸市街から電車やバス、ケーブルカー、ロープウェイなどアクセスの交通機関一式が全て2日間乗り放題できて、さらに旅館で使える金券が付いたものです。
それでいて、値段が激安!
ここでは、「有馬・六甲周遊2dayパス」の内容、値段、発売期間、購入方法をまとめました【2023年版】


阪急「有馬・六甲周遊2dayパス」ってどんな切符?
「有馬・六甲周遊2dayパス」は、京都、大阪、神戸方面の阪急電車の各駅から有馬温泉と六甲山を、2日間自由に周遊できる乗り放題切符です。
有馬温泉&六甲山へのアクセスを全カバー!
有馬温泉と六甲山へは、車が無くても、電車やバス、ケーブルカーなど公共交通機関を乗り継いで便利にアクセスが可能です。
阪急電車の「有馬・六甲周遊2dayパス」では、それらの交通機関(下図の範囲)を、2日間乗り放題(乗り降り自由)で利用できます
【有馬・六甲周遊2dayパスで利用できる交通機関(乗り放題範囲)】
- 神戸市営地下鉄(三宮駅~新神戸駅~谷上駅)
- 神戸電鉄(谷上駅~有馬温泉駅)
- 六甲有馬ロープウェー(六甲山頂駅~有馬温泉駅)
- 神戸市バス16系統(阪神御影駅~阪急六甲駅~~六甲ケーブル下)
- 六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅~六甲山上駅)
- 六甲山上バス(六甲ケーブル山上駅~ロープウェー山頂駅)
※主な区間の所要時間
・地下鉄三宮駅~有馬温泉駅は片道約30分
・市バスの阪急六甲駅~六甲ケーブル下は約15分
・六甲ケーブルは約10分
・六甲山上バスの六甲山上駅~ロープウェイ山頂は片道約13分
・六甲有馬ロープウェーは片道約12分
「有馬・六甲周遊2dayパス」は、六甲有馬ロープウェイが利用できるので、六甲山を横断して、市街地と有馬を行き来できる点が、特徴の1つです。
行き帰りの阪急電車も乗り放題!
「有馬・六甲周遊2dayパス」は、上記の市街地~有馬温泉・六甲山の交通機関に加えて、大阪や京都などから神戸までアクセスする阪急電車も2日間「乗り放題」できます。
それも、全線が対象なので、有馬温泉や六甲山のついでに、梅田や宝塚、京都などへ移動したり、沿線で自由に途中下車したりできます。
宿泊の旅館で使える1,000円分の金券付き!
「有馬・六甲周遊2dayパス」には、1,000円分の「特別利用券」が付いています。
「特別利用券」とは、対象の有馬温泉にある旅館やホテル(下記)で泊まると、宿泊料や飲食代、お土産物代などの支払いに使える金券です。
夕食でビールやお酒を頼むと1,000円くらいは、余裕で使うはずですので、この金券は無駄にはなりません。
「特別利用券」(金券)が使える有馬の旅館やホテル
- 有馬グランドホテル
- 有馬ロイヤルホテル
- 角の坊
- 欽山
- 銀水荘別館「兆楽」
- 月光園「游月山荘」
- 御所坊
- ねぎや陵楓閣
- 有馬きらり
- 上大坊
- 月光園「鴻朧館」
- 元湯古泉閣
- 中の坊瑞苑
- 兵衛向陽閣
- 元湯龍泉閣
- メープル有馬
このほか、それぞれの旅館でちょっとしたサービス(ドリンク1杯など)が受けられる「お楽しみクーポン」も付いてます。
※特別利用券は、宿泊者向けで「有馬・六甲周遊2dayパス」の利用と同じ日しか使えません。入館してチェックインしたときに提示します。
「有馬・六甲周遊2dayパス」を使うにあたっては、必ず、有馬温泉や六甲山に泊まらないといけないことはありません。
乗り放題切符なので、たとえば、三宮や梅田に泊まるなど自由にアレンジできます。あるいは、自宅から2日連続で有馬や六甲に日帰りするという使い方も可能です。
「特別利用券」は無駄になりますが、それでも交通費全体としてはお得です。
観光施設やお店での優待特典も
さらに「有馬・六甲周遊2dayパス」には、有馬温泉や六甲山の対象施設や飲食店、土産物店などで、料金の割引や記念品プレゼントといった優待特典が受けられる「施設優待券」も付いています。
優待が受けられる観光施設
- 有馬ます池
- 有馬玩具博物館
- 切手文化博物館(有馬)
- 有馬温泉「太閤の湯」
- 六甲ガーデンテラス
- 六甲山高山植物園
- ROKKO森の音ミュージアム ※順不同、このほか飲食店、土産物店もあります。
※施設を利用する際は、コロナや天候のことがありますので、前もって最新の営業状況を確認をおすすめします。利用できなくても返金などありません。
阪急「有馬・六甲周遊2dayパス」の値段は?(2023年版)
以上のような内容が詰まった「有馬・六甲周遊2dayパス」の値段はこちら。
乗車駅にかかわらず一律です。また、大人用のみの発売になっています。
大人 | 3,100円 |
提携の旅館やホテルに宿泊した場合、特典の「特別利用券(1,000円分)」が使えるので、実質は2,100円となって、格安です。
ちなみに、神戸三宮~有馬温泉・六甲山へのアクセス交通機関の普通運賃はこのようになっています。
【地下鉄&神鉄】三宮駅~谷上駅~有馬温泉駅 | 片道690円 |
【神戸市バス】阪急六甲駅~六甲ケーブル下 | 片道210円 |
【六甲ケーブル】ケーブル下駅~六甲山上駅 | 片道600円(往復1,100円) |
【六甲山上バス】六甲山頂駅~ロープウェイ山頂駅 | 1日乗車券450円 |
【六甲有馬ロープウェイ】六甲山頂駅~有馬温泉駅 | 片道1,030円 |
通常合計 | 2,980円 |
交通機関ごとに会社が違うので、まともに運賃を支払うと、このように結構な金額になります。
例えば、三宮駅~有馬温泉~六甲山~阪急六甲駅と、ぐるっと回るだけで交通費は「有馬・六甲周遊2dayパス」の値段と同じくらいになります。
ということは、京阪神からの阪急電車代は、実質ほぼ無料だといえます。地元の三宮からでもお得です。
ちなみに、阪急電車の主な駅から片道の普通運賃は次の通りです。
神戸三宮駅 | 六甲駅 | |
大阪梅田駅 | 330円 | 330円 |
京都河原町駅 | 640円 | 640円 |
宝塚駅 | 290円 | 290円 |
神戸三宮駅 | ー | 200円 |
例えば、大阪梅田から「神戸三宮~有馬温泉~六甲山~阪急六甲」と周遊すると約14%、京都河原町からだと約27%も、「有馬・六甲周遊2dayパス」の方が安くなります。
実際は、乗り放題ですし、1,000円分の特別利用券も付いているので、使い方次第では、もっとお得です。
また、出発地によっては有馬温泉、六甲山のどちらか一方だけでも得です。計画を決めたら、計算してみてください。
阪急「有馬・六甲周遊2dayパス」の発売期間&有効期間は?(2023年版)
発売期間(買える期間)
「有馬・六甲周遊2dayパス」は、下記の期間限定発売となっています。
2023年(令和5年)4月1日~12月16日
有効期間(使える期間)
2023年(令和5年)4月1日~12月17日のうちの連続した2日間
※利用当日は、始発から最終発まで乗り放題できます。
※「特別利用券」「施設優待券」は切符と同じ利用日に限り有効です。
阪急「有馬・六甲周遊2dayパス」はどこで買える?(購入方法)
「有馬・六甲周遊2dayパス」は、下記の場所で利用する当日、あるいは事前に購入できます(現金のみ)。
- 阪急電車「あんないカウンター」(大阪梅田駅、十三駅、塚口駅、西宮北口駅、夙川駅、神戸三宮駅、豊中駅、石橋阪大前駅、川西能勢口駅、宝塚駅、淡路駅、北千里駅、茨木市駅、高槻市駅、桂駅、京都河原町駅)
- 阪急ツーリストセンター大阪・梅田(大阪梅田駅改札外1F)
- 阪急京都観光案内所・河原町(京都河原町駅改札外)
※神戸市内では阪急神戸三宮駅で買えます。
※事前に購入した場合は、有効期間に注意してください。また、買ったあとで使わなくなったときは、有効期間内で乗車券や特別利用券など全てが未使用の場合に限って、払い戻ししてもらえます(手数料がかかります)。
阪急「有馬・六甲周遊2dayパス」公式サイト
「有馬・六甲周遊2dayパス」の最新情報については、阪急電車の公式サイトで確認ください。
六甲ケーブル、六甲山上バス、六甲有馬ロープウェイ(時刻表、運賃、運行状況)
有馬温泉のグルメを楽しもう!ジャンル別おすすめ店20選(食べログ)
有馬温泉や六甲山に泊りがけでなく、日帰りで出かける際は、1日用の「有馬・六甲周遊1dayパス」もあります。
有馬で入浴券付きで阪急電車版は2,600円となっています。日帰りなら昼間は有馬で温泉を楽しんで、帰りに六甲山に登って神戸の夜景を鑑賞してから帰るというコースもいいですよ。
【参考】有馬・六甲・神戸方面へのお得な切符一覧
コメント