主に関西で、JRをできるだけ安く利用したいあなたは、乗り放題の切符をチェックしてみてください。
JR西日本では、季節や時期ごとにいろいろ発売しています。
JRは関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)はもちろん、全国につながる広いネットワークがやはり魅力です。
切符ごとに発売方法が違います。出かける当日に買えなかったり、駅では取り扱っていないインターネット限定のものがありますので、注意してください。
関西1(ワン)デイパス【関西広域】
関西のJR乗り放題切符の定番が「関西1(ワン)デイパス」です。季節ごとに年に4回、それぞれ期間限定で発売されます。
「関西1デイパス」はJR西日本だけでなく、南海電車、近鉄電車、京阪電車、大阪水上バスとの共同切符で、JRの指定区間(関西自由周遊区間:上図)の普通列車(快速、新快速も)のほか、大阪水上バスの遊覧船「アクアライナー」が1日乗り放題。
加えて、季節に合わせた南海電車、近鉄電車、京阪電車、神戸電鉄の周遊チケット(引換券)が付くなど、盛りだくさんの内容が大きな特徴です。
発売は利用の前日まで。
【2022年版】
発売期間 | 利用できる期間 | |
春の関西1デイパス | ||
夏の関西1デイパス | ||
秋の関西1デイパス | ||
冬の関西1デイパス | 2022年11月24日~23年2月27日 | 2022年12月1日~23年2月28日 |
※切符の名前をクリックすると、紹介ページに移動します。
京阪神エリアパス【京都、大阪、神戸】(発売対象限定)
「京阪神エリアパス」は、「大阪楽遊パス」の購入者向けに発売される切符で、下図の範囲が「2日間」乗り放題で利用できます。
値段は1,300円と激安。
「大阪楽遊パス」とは、1日2,000円で、梅田スカイビル空中庭園、天空美術館、レゴランド、水上バス、さきしまコスモタワー、通天閣、四天王寺、なにわ湯など大阪市内の20か所以上の観光施設が無料で利用できるQRコード式の周遊券です。
この「大阪楽遊パス」を買うと、希望者はJR「京阪神エリアパス」を付けることができます。
「大阪楽遊パス」を使わずに、JRの乗り放題だけでも値段的にはお得です。
三都物語周遊乗車券【京都、大阪、神戸】(発売対象限定)
「三都物語周遊乗車券」は、「三都スペシャルキャンペーン」の実施合わせて発売される切符です。
京阪神地区の下図範囲が「3日間」、1,250円で乗り放題できます。
「三都物語周遊乗車券」を購入できるのは、キャンペーン対象の九州、山陽、北陸発「JR+宿泊」プランの利用者です。
発売期間 | 利用できる期間 |
2022年12月1日~2023年3月30日 | 2022年12月1日~2023年3月31日 |
西なびグリーンパス【関西全域・西日本】
「西なびグリーンパス」は、50歳以上の人限定のJR西日本の乗り放題切符です。3日用、5日用があります。
新幹線や特急列車のグリーン車も最大8回利用できて、しかも、値段が激安。
1人でも使えるので、旅行のほか、出張や帰省にもぴったりです。
発売期間 | 利用できる期間 |
2021年7月21日~2023年3月12日 | 2021年8月1日~2023年3月21日 |
「西なびグリーンパス」には、年齢制限なく49歳以下の人でも買える方法があります。
西日本グリーンきっぷ【関西全域・西日本】(50歳以上限定)
「西日本グリーンきっぷ」は、上記の「西なびグリーンパス」と、ほとんど同じ内容の乗り放題切符です。50歳以上の人向けです。3日用と5日用があります。
「西なびグリーンパス」と大きく違うのは、利用は2名以上で、新幹線や特急列車のグリーン車の利用回数が最大6回という点です。その分、値段も安くなっています。
1名でも利用できる2日用の「特別版」の発売も始まりました。
発売期間 | 利用できる期間 |
2022年1月7日~2023年3月12日 | 2022年1月7日~2023年3月21日 |
城崎温泉・天橋立ぐるりんパス【北近畿(但馬・丹波)】
「城崎温泉・天橋立ぐるりんパス」は、下図の京都府北部と兵庫県北部のJRと京都丹後鉄道、路線バス、観光船などの乗り放題と、京阪神からその乗り放題範囲までの往復特急、そして「城崎マリンワールド」「天橋立傘松公園」など観光施設7カ所の利用がセットになった観光用の周遊切符です。
必ず2人以上で利用する必要がありますが、値段が激安です。
発売期間 | 利用できる期間 |
2022年2月12日~2023年3月30日 | 2022年3月12日~2023年4月2日 |
奈良満喫フリーきっぷ【奈良、大阪、京都】(発売対象限定)
「奈良満喫フリーきっぷ」は、名前の通り「奈良」がメインですが、大阪、京都も含めた広い範囲で、JRと近鉄電車が3日間乗り放題できる切符です。奈良では、奈良交通バス(路線バス)も乗り放題。
それでいて、値段は激安です。
ただし、「奈良満喫フリーきっぷ」は、発売の対象者が限定されています。
JRのインターネットサイト「e5489」「エクスプレス予約」「スマートEX」で予約した新幹線や特急電車を利用して、「大阪入り」「京都入り」した人だけが買えます。
発売期間 | 利用できる期間 |
~2023年3月31日 | ~2023年4月2日 |
阪神往復フリーきっぷ【大阪、神戸】(四国発)
「阪神往復フリーきっぷ」は、高松、松山、宇和島、高知など四国の各地から大阪、神戸までの往復と、大阪・神戸地区(下図)の乗り放題がセットになった割引切符です。
往復するだけでもお得。行き帰りは新幹線「のぞみ」も利用できます。
「阪神往復フリーきっぷ」には「4日間用」と「土休日2日間用」の2種類があります。
乗り放題は大阪・神戸に滞在期間中はずっと有効です。
発売期間 | 利用できる期間 |
(4日間用)~2023年3月31日 (土休日2日間用)~2023年3月26日 |
(4日間用)~2023年4月3日 (土休日2日間用)~2023年3月27日 |
北陸おでかけパス【滋賀、北陸】
「北陸おでかけパス」は、滋賀県の長浜駅から新潟県の直江津駅まで北陸地方横断する区間で、JRと4社が乗り放題できる格安の1日乗車券です。
「青春18きっぷ」などが利用できない他社区間も乗り放題できる点が特徴。片道乗り通すだけでもお得です。ただし、利用は土日祝限定。
発売期間 | 利用できる期間 |
通年 | 通年 |
青春18きっぷ【関西全域・全国】
「青春18きっぷ」はJRの乗り放題切符の代表格。関西や西日本に限らず日本全国のJR全線で普通列車(快速、新快速も)が乗り降り自由で利用できます。
春、夏、冬の1年に3回、期間限定で発売されて、1日乗り放題が5回(5日)分セットで「12,050 円(大人・子供同額)」。複数人で分けて使うこともできます。
また、「青春」と名前が付いていますが、利用年齢に制限はありません。
秋(10月)は、ほぼ同じ内容の「秋の乗り放題パス」が発売されます。
発売期間 | 利用できる期間 | |
春用 | ||
夏用 | ||
冬用 |
秋の乗り放題パス【関西全域・全国】
「秋の乗り放題パス」は、毎年10月に文字通り、全国のJR普通列車が3日間乗り放題できる格安切符です。
「青春18きっぷ」とほとんど同じ内容ですが、3日間は連続している必要があること、複数人で使えないことなど、違う点もあります。
発売期間 | 利用できる期間 |
歩くまち・京都レールきっぷ【京都市周辺】
「歩くまち・京都レールきっぷ」は、JRのほか、地下鉄、阪急電車、京阪電車、嵐電の京都市内の区間(一部は市外も)が乗り放題できる切符です。
JRの乗り放題区間は「桂川駅~京都駅~山科駅、京都駅~亀岡駅、京都駅~宇治駅」です。
「歩くまち・京都レールきっぷ」は、毎年2回、夏と冬に期間限定で発売されます。
「1日版」と「2日版」があり、「2日版」は、JRのインターネット予約サービス「e5489」「エクスプレス予約」「スマートEX」の利用者しか買えません。
発売期間 | 利用できる期間 |
|
【参考】関西私鉄の乗り放題切符
参考までに、関西でJR以外の私鉄で発売されている、主な乗り放題切符には次のようなものがあります。
※切符の名前をクリックすると、紹介ページに移動します。
近鉄週末フリーパス | 通年 | 金土日あるいは土日月の3日間、大阪、京都、奈良、三重に及ぶ近鉄の全線が乗り放題。 |
阪急阪神1dayパス | 通年 | 京都~大阪~神戸~宝塚の阪急電車、阪神電車の全線が1日乗り放題。三大都市の中心をカバーしています。 |
京阪電車 大阪・京都1日観光チケット | 通年 | 京阪電車(京阪線)全線、石清水八幡宮参道ケーブルが1日乗り放題。 |
阪神山陽シーサイド1dayチケット | 通年 | 大阪~神戸~姫路の阪神電車、山陽電車の全線が1日乗り放題。 |
三宮・姫路1dayチケット | 通年 | 神戸~姫路の山陽電車の全線が1日乗り放題。 |
エンジョイエコカード | 通年 | 大阪地下鉄(メトロ)と大阪シティバスの全線が1日乗り放題。観光施設の割引優待つき。 |
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