
こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 山陽電車の「三宮・姫路1dayチケット」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
神戸から姫路へ、または姫路から神戸へ、電車で安く日帰りしたいというあなたは、山陽電車の「三宮・姫路1dayチケット」という切符をチェックしてみてください。
この切符は、神戸の三宮と姫路の間が乗り放題、乗り降り自由の1日乗車券です。
三宮~姫路でしたら、単純に往復するだけで2割もお得なんです。
もちろん、沿線の須磨・垂水、舞子・明石・高砂などで、電車代を気にせず自由に途中下車できます。さらに、ロープウェイで須磨浦山上遊園へも。
ここでは、「三宮・姫路1dayチケット」の内容、値段、発売期間、購入方法をまとめました。【2023年版】

山陽電車「三宮・姫路1dayチケット」ってどんな切符?
神戸三宮~姫路が1日乗り放題!
神戸と姫路の間は約60kmありますが、JRと山陽電車の2つの鉄道が走っていて、電車移動は便利です。
神戸に観光や仕事で来たついでに、姫路へ足をのばすことも可能です(もちろんその逆も)
「三宮・姫路1dayチケット」は、このうちの山陽電車を1日乗り放題できる切符(1日乗車券)です。
神戸の三宮と姫路の間で、往復だけでなく、途中で自由に乗り降りできます(下図)。
- 神戸三宮駅(阪急・阪神)~高速神戸駅~姫路駅
- 新開地駅~湊川駅
- 飾磨(しかま)駅~網干(あぼし)駅
山陽電車は、神戸と姫路とを結んでいる私鉄です。
三宮に山陽電車の駅はありません。阪神電車、または阪急電車の神戸三宮駅に乗り入れています。
三宮~姫路を直通する特急電車は、阪神の方に発着します。所要時間は約1時間で、日中は15分おきに走っています。
なお、直通特急の利用には、追加料金や予約は不要です。「三宮・姫路1dayチケット」だけで乗れます。

須磨離宮公園(月見山駅)、須磨寺(須磨寺駅)、須磨海水浴場(須磨駅)、須磨浦公園・須磨浦山上遊園(須磨浦公園駅)、五色山古墳(霞ヶ丘駅)、明石海峡大橋・舞子公園(舞子公園駅)、日本標準時東経135度(人丸前駅)、明石城(明石駅)、魚の棚商店街(明石駅)、鶴林寺(尾上の松駅)、高砂神社(高砂駅)、姫路城(姫路駅)、書写山圓教寺(姫路駅)、姫路セントラルパーク(姫路駅)
【沿線のB級グルメ】
そばめし(神戸市長田区)、明石焼(明石市)、かつめし(加古川市)、にくてん(高砂市)、姫路おでん(姫路市)
ちなみに、「三宮・姫路1dayチケット」は磁気カード式の切符です。
駅の出入りの際は自動改札機に通します。1日の最初に改札機を通した時に、その日の日付が印字されます。
須磨浦山上遊園に立ち寄れます。
「三宮・姫路1dayチケット」では、神戸の「須磨浦山上遊園」にも立ち寄れます。
須磨浦山上遊園は、「源平一ノ谷合戦場」近くの鉢伏山と旗振山という山の上に広がる遊園地です。
遊園地といっても絶叫マシーンなどは無く、基本的に絶景と自然を楽しむ場所です。
その須磨浦山上遊園へは、山陽電車の「須磨浦公園駅」からロープウェイと「カーレーター」を乗り継いで向かいます(徒歩でも登れますが)。
このなかのカーレーターとは、ベルトコンベアーのうえにイスを載せたようなもので、「日本一乗り心地の悪い乗り物」といわれています。日本ではここにしかありません。
「三宮・姫路1dayチケット」で、これらの往復利用(行き帰り1回ずつ)と、山上にある展望施設(回転展望閣)の入場ができます。
回転展望閣の屋上は、神戸市の「神戸らしい眺望景観ビューポイント」にも入っている絶景場所です。一見の価値がありますよ。
絶景をみるだけなら、1時間あれば立ち寄れます(ロープウェイは通常15分間隔運行)。
山陽電車「三宮・姫路1dayチケット」の値段は?(2023年版)
「三宮・姫路1dayチケット」の値段はこちら。大人用のみの発売です。
大人用 | 1,600円 |
単純に片道の運賃が801円以上の区間を往復するだけでも、元が取れるということになります。
ちなみに、神戸三宮~姫路の普通運賃(往復)はこうなっています。
利用区間 | 普通運賃(往復) | 所要時間 |
山陽電車(神戸三宮駅~姫路駅) | 990円(1,980円) | 直通特急で約60分 |
JR神戸線(三ノ宮駅~姫路駅) | 990円(1,980円) | 新快速で約40分 |
山陽電車とJRは同じ運賃です。駅の場所も三宮、姫路とも近くです。
こうなると、三宮~姫路の移動なら、普通は速いJRを選びます。
これに”遅い”山陽電車が対抗策として打ち出したのが、安さと乗り放題が売りの、この1日乗車券「三宮・姫路1dayチケット」です。
「三宮・姫路1dayチケット」を使うことによって、往復するだけでも約2割も安くつきます。
それに、実際は乗り放題なので、途中下車すればするほどに、さらにお得になります。
【参考】山陽電車の主な区間の普通運賃
利用区間 | 普通運賃(片道) |
初乗り(最短区間) | 170円(神戸高速線は130円) |
神戸三宮駅~須磨浦公園駅 | 390円 |
神戸三宮駅~舞子公園駅 | 520円 |
神戸三宮駅~明石駅 | 610円 |
元町駅~姫路駅 | 990円 |
高速神戸駅~姫路駅 | 990円 |
明石駅~姫路駅 | 720円 |
垂水駅~姫路駅 | 790円 |
先に触れた。須磨浦山上公園に立ち寄ると、めちゃくちゃ得です。
須磨浦山上公園へ、須磨浦公園駅からロープウェイやカーレーターに乗っていくと、通常はこれだけかかります。
須磨浦山上遊園・往復回遊Bコース (ロープウェイ・カーレーター往復+展望閣入場) |
1,200円 |
「三宮・姫路1dayチケット」の値段には、これが込み。めちゃくちゃ安いです。
また、参考までに、JRを利用した場合の主な区間の運賃はこちら。
主な区間 | 普通運賃(片道) |
三ノ宮駅~須磨駅 | 190円 |
三ノ宮駅~垂水駅 | 320円 |
三ノ宮駅~明石駅 | 410円 |
元町駅~姫路駅 | 990円 |
神戸駅~姫路駅 | 990円 |
明石駅~姫路駅 | 680円 |
山陽電車「三宮・姫路1dayチケット」の発売期間と有効期間は?(2023年版)
発売期間(買える期間)
「三宮・姫路1dayチケット」は、1年を通して発売されています。神戸~姫路を移動する時は、いつでも買えます。
2023年(令和5年)4月1日〜2024年(令和6年)3月31日
有効期間(使える期間)
2023年(令和5年)4月1日〜2024年(令和6年)4月30日のうちの好きな1日
※利用当日は始発から終電まで乗り放題できます。
山陽電車「三宮・姫路1dayチケット」はどこで買える?(購入方法)
「三宮・姫路1dayチケット」は下記の通り山陽電車の駅などで購入できます。
出かける当日に買えますし、前もって買っておくこともできます。事前購入した際は有効期限に注意してください。
支払いは、現金のみです。
三宮で買えるところ
- 阪神電車神戸三宮駅の駅長室
- 阪神電車サービスセンター
※どちらも阪神三宮駅の西改札口にあります(向い同士)。
三宮以外で買えるところ
- 新開地の各駅長室
- 西元町駅、高速神戸駅、新開地駅、大開駅、高速長田駅の改札口(駅員がいる時)
- 山陽電車の板宿・須磨・垂水・明石・東二見・高砂・大塩・飾磨・姫路・網干の各駅
- 山陽電車の播磨町〜姫路・網干の各駅券売機
- 山陽電車ご案内センター(明石駅)
- 山陽電車定期券発売所(板宿・垂水・明石・東二見・高砂・飾磨・姫路)
- 山陽百貨店(姫路5階、網干、広畑)
- 神姫バスツアーズ姫路旅行センター
※事前に買ったけれども使わなくなったというときは、有効期間内で未使用の場合に限って、購入した場所で払い戻しが受けられます。ただし手数料(300円)がかかります。
山陽電車「三宮・姫路1dayチケット」公式サイト
「三宮・姫路1dayチケット」の最新情報については、公式サイトで確認ください。

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