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【この記事の内容】
- JR西日本の「J-WESTチケットレス」というお得な切符を紹介します（内容、値段、発売期間、購入方法、利用方法）。
京都・大阪～関西空港のJR特急「はるか」号に、安く乗りたいあなたは、「J-WESTチケットレス」という切符をチェックしてみてください。
1人から使える片道用の切符で、「はるか」の指定席料金が、通常の４～5割引になります。
自由席に乗るよりも安いです。
ただ、買えるのはインターネットで乗車日の前日か当日だけ。しかも、発売座席数が限定なので、早い者勝ちです。
ここでは、「はるか」の利用者向けに「J-WESTチケットレス」の内容、値段、購入方法（買い方）、利用方法（乗り方）をまとめました。
特急はるか「J-WESTチケットレス」ってどんな切符？
それでは、さっそくJR西日本の「J-WESTチケットレス」がどんな切符なのかを紹介していきます。
インターネット購入で切符無しの指定席券
「J-WESTチケットレス」は、スマホなどからインターネットで予約・購入できて、切符の発券や受け取りの必要がない（＝チケットレス）指定席特急券です。
「はるか」をはじめ、関西の一部特急列車で発売されています。
片道1人分から購入OK
「はるか」の「J-WESTチケットレス」は、野洲～京都～大阪～関西空港の片道用（上り、下りとも）で、1人分から購入できます。
ちなみに、「J-WESTチケットレス」の支払い方法は、クレジットカードに限られています。
通常の指定席料金の約5割引、自由席より安い
「J-WESTチケットレス」の値段は、通常の「はるか」指定席料金の４～5割引です。
自由席の料金よりも安いです。
また、「はるか」の運行区間では、乗車券と合わせて２～3割お得です。
数量限定、乗車前日と当日発売
「J-WESTチケットレス」は、座席数限定の発売になっています（販売数は非公表）。
このため、早い者勝ちなのですが、予約購入は、乗車の前日か当日しかできません。
特急はるか「J-WESTチケットレス」の値段はいくら？
特急「はるか」の「J-WESTチケットレス」は、大人用のみの発売で、主な区間の値段は表のとおりです（片道1人）。
| はるか利用区間 | 自由席 | 指定席正規 |
Jチケットレス |
| 野洲駅～関空駅 | 1,860円 | 2,390円 | 1,550円 |
| 草津駅～関空駅 | 1,860円 | 2,390円 | 1,450円 |
| 南草津駅～関空駅 | 1,860円 | 2,390円 | 1,450円 |
| 京都駅～関空駅 | 1,200円 | 1,730円 | 850円 |
| 新大阪駅～関空駅 | 1,200円 | 1,730円 | 750円 |
| 大阪駅～関空駅 | 1,200円 | 1,730円 | 750円 |
| 天王寺駅～関空駅 | 760円 | 1,290円 | 650円 |
※表の「指定席正規」は通常期の料金です。
※上記以外も区間も「はるか」の停車駅の間で設定されています。JR西日本の公式サイトで確認ください（下方にリンクがあります）。
※「正規の指定席料金」は、時期によって変動します（最繁忙期、繁忙期、通常期、閑散期）。表は通常期の金額です。
このように、「J-WESTチケットレス」は、自由席の特急料金よりも安く、正規の指定席料金のおおむね４～5割引と、お値打ちです。
先に触れたように、「J-WESTチケットレス」で「はるか」に乗るには、別に乗車券（運賃）が必要になります。
例えば、姫路駅から関西空港へ行く場合は、こんな感じです。
【大阪駅で「はるか」のりかえ】
| 対象の区間 | 切符の種類 | 金額 | 運賃と合計 |
| 運賃（姫路駅⇒関空駅） | 乗車券・ICカード | 2,860円 | ー |
| はるか特急料金 （大阪駅⇒関空駅） |
正規の指定席券（通常期） | 1,730円 | 4,590円 |
| 自由席 | 1,200円 | 4,060円 | |
| J-WESTチケットレス | 750円 | 3,610円 |
この例では、「J-WESTチケットレス」で、正規の指定席より２割安くなります。
ちなみに、「はるか」だけを利用する場合、主な区間の値段（乗車券+J-WESTチケットレス）はこちらです。
| はるか利用区間 | 正規の値段 |
Jチケットレス＋乗車券 |
| 野洲駅～関空駅 | 4,920円 | 4,080円：17％割引 |
| 草津駅～関空駅 | 4,920円 | 3,980円：19％割引 |
| 南草津駅～関空駅 | 4,590円 | 3,650円：20％割引 |
| 京都駅～関空駅 | 3,430円 | 2,760円：24％割引 |
| 新大阪駅～関空駅 | 2,910円 | 2,140円：31％割引 |
| 大阪駅～関空駅 | 2,730円 | 1,960円：33％割引 |
| 天王寺駅～関空駅 | 2,270円 | 1,730円：27％割引 |
【参考】「はるか」区間の運賃（乗車券代）
| 乗車区間 | 普通運賃(大人片道） |
| 野洲駅～関西空港駅 | 2,530円 |
| 草津駅～関西空港駅 | 2,530円 |
| 南草津駅～関西空港駅 | 2,200円 |
| 京都駅～関西空港駅 | 1,910円 |
| 新大阪駅～関西空港駅 | 1,390円 |
| 大阪駅～関西空港駅 | 1,210円 |
| 天王寺駅～関西空港駅 | 1,080円 |
特急はるか「J-WESTチケットレス」の発売期間は？
特急「はるか」号に乗る際は、いつでも買えます。
特急はるか「J-WESTチケットレス」の買い方は？【購入方法】
次に、「J-WESTチケットレス」の買い方です。初めてだとややこしそうに感じるかもしれませんが、実際は簡単です。「案ずるより産むがやすし」。
乗車の前日、当日出発2分前までに予約購入
特急「はるか」の「J-WESTチケットレス」は、インターネットのJR西日本予約サイト「e5489」で購入します。
買えるのは、乗車日の前日から当日、希望列車の出発時刻2分前までです（出発時刻とは時刻表上のものです）。
ギリギリまで対応しています。
同行者がいる場合は、本人を含めて6人分までまとめて予約できます。
「J-WESTチケットレス」用の座席が売り切れると、空席があっても発売終了になります。
支払いはクレジットカード限定
先に触れましたが、「J-WESTチケットレス」の支払方法はクレジットカードだけです。
利用する本人名義のものが必要です。
そして決済は、購入手続き完了した時点で行われます。
※クレジットカードは実体のあるものしか使えません（×バーチャルカード）。国際ブランドのデビットカード（口座即払い）も基本OK。
購入は簡単。ログインしなくてもOK。
「J-WESTチケットレス」を買う際は、スマホやパソコンから「e5489」にアクセスします。
そのトップページ（表紙）の「新規予約」からスタートです。
最初に「はるか」の乗車区間と日時を選んで「検索」します。
なお、下の画像はスマホのものですが、パソコンでも基本的に同じです。
すると、「はるか」の便の候補と、切符別の空き状況が表示されます。
希望の列車と「J-WESTチケットレス」を選んで「検索」します。
あとは、個人情報の確認と支払いだけです。
通常「e5489」は、最初に会員登録して、利用する際にログインが必要ですが、「J-WESTチケットレス」は会員登録、ログインしなくても利用できます。
あなたが「e5489」会員なら、ログインしてください。個人情報の入力など省略できます。
非会員でしたら、「氏名（カタカナ）、電話番号、メールアドレス」を入力して、支払い手続きに進みます（規約同意⇒クレジットカード情報の入力⇒決済）。
支払いが完了すると確認メールが届いて、手続き終了です。
変更・払い戻しも「e5489」で操作
「J-WESTチケットレス」を買った後で、日程や区間、乗車便などを変更したい場合は、予約している列車の出発時刻２分前までなら、「e5489」の操作で手続きできます。
なお、変更の操作は、最初に予約した列車から3か月間、何回でも行えます。例えば、1月1日の列車を予約していた場合、変更を最長3月31日発まで繰り返せます。
※「J-WESTチケットレス」以外の切符には変更できません。
※「J-WESTチケットレス」を取り消す場合も、予約列車の出発時刻2分前までなら「e5489」で払い戻し手続きの操作ができます（手数料が1人片道340円発生します）。
特急はるか「J-WESTチケットレス」の乗り方は？【利用方法】
「J-WESTチケットレス」は使い方（乗り方）も簡単です。
出発駅で乗車券を購入します。
まず、くどいですが、「J-WESTチケットレス」の利用には、乗車券が別に必要です。
当日に、出発駅の券売機や窓口で到着駅（目的地）までの乗車券を買ってください。
ICOCA（イコカ）やPiTaPaなどICカードでも大丈夫です。
改札は、乗車券やICカードで入ります。
あなたの出発駅と「はるか」の乗車駅が違う場合は、普通電車（快速電車）で移動します。
予約した「はるか」に乗車します。
「はるか」に乗車するあたっては、次のものが必要です。
- スマホ（「J-WESTチケットレス」の「提示用画面」を画面に表示）、または「提示用画面」を事前に印刷した紙（パソコンで予約したときなど）。
- 「J-WESTチケットレス」の支払いに使ったクレジットカード（念のため。本人確認などに必要になることがあります）。
- 乗車券、またはICカード
「提示用画面」が、特急券（指定席券）の代わりです。
その「提示用画面」は「e5489」の「予約一覧画面」のなかにあります。
会員はログインして、会員でない人は「予約の確認」で予約番号などを入力することで、アクセスできます。
この提示用画面がスマホに表示ができないと、切符は無効になります。
正規の料金をあらためて払わないといけません。充電切れには要注意です。
また、希望の場合、駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機」で、紙の切符（指定席券）を発行することもできます。
この際は、予約番号と購入時のクレジットカードが必要です。手数料はかかりません。
乗車する「はるか」が駅に到着したら、予約した便かどうか確認してから乗り込みます。そして、指定された座席に座ります。
あとは、降りる駅まで、自由に過ごすだけ。
もし、乗車中に車掌さんが検札に回ってきたときは、「提示用画面」と乗車券を一緒に見せます。
この際に慌てないように、席についたときに、提示用画面をすぐに出せるように（印刷した紙を取り出せるように）準備しておいた方いいです。
「はるか」の下車駅に着いたら、もう「J-WESTチケットレス」は要りません。
駅の改札は、乗車券やICカードで出ます。
特急はるか「J-WESTチケットレス」公式サイト
特急「はるか」の「J-WESTチケットレス」の最新情報や、上記で挙げた区間以外の値段などは、JR西日本の公式サイトで確認ください。
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