
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
- 「青春18きっぷ」の内容(どんな切符?)
- 「青春18きっぷ」の使い方
- 「青春18きっぷ」の値段、買い方(発売情報)
「青春18きっぷ」とは、日本全国でJRの普通列車が乗り放題できる切符です。毎年恒例で春、夏、冬の3回、期間限定で発売されます。
その最大の魅力は値段の「安さ」。破格も破格、コスパ最高、節約旅行にはもってこいです。
例えば、大阪から仙台や熊本まで、2,410円で行けます。
でも、切符の名前からして、どうせ若者向けやろと、”勝手に”諦めている人がいますが、年齢に関係なく誰でも使えます。
ただ、安いだけあって、いろいろ細かいルールがあります。
JRの案内を読んでも、特に初めての人や鉄道に詳しくない人には分かりづらい部分が少なくありません。
そこで、ここでは「18きっぷ歴」ン十年の僕が、「青春18きっぷ」の内容や使い方、買い方など基礎知識を、できるだけ分かりやすく紹介していきます。【2023年版】

JR「青春18きっぷ」ってどんな切符?
発売は年に春、夏、冬の3回です。それぞれで利用できる期間が決まっています。
誰でも使えます。年齢制限はありません。
全国のJRの普通列車(快速、新快速)が乗り放題できます。新幹線や特急は利用できません。ただし、例外があります。
切符は1枚もので、1日乗り放題が5回分セットになっています。複数人とシェアしても使えます。
値段は、大人子供共通で12,050円です。
以下、詳しく紹介していきます。
期間限定の切符です。(2023年版の発売期間と有効期間)
「青春18きっぷ」は、年中いつでも売っているわけではありません。
1年に3回、春、夏、秋に期間限定で発売されます。
それぞれで使える期間(有効期間)が決められています。学生の長期休みに合わせた設定になっています。
発売期間(買える期間)=有効期間(使える期間)ではないので、注意してください。
2023年版「青春18きっぷ」の発売期間と有効期間
2023年版「青春18きっぷ」の発売期間と有効期間は下記の通りです。例年どおりです。
【2023年版春用】
発売期間 | 2023年(令和5年)2月20日~3月31日 |
有効期間 | 2023年(令和5年)3月1日~4月10日 |
【2023年版夏用】
発売期間 | 2023年(令和5年)7月1日~8月31日 |
有効期間 | 2023年(令和5年)7月20日~9月10日 |
【2022年版冬用】
発売期間 | 2023年(令和5年)12月1日~12月31日 |
有効期間 | 2023年(令和5年)12月10日~2024年(令和6年)1月10日 |
関西、北陸、山陽、山陰地区へは「西日本どこまで4DAYS」もおすすめ!
春用「青春18きっぷ」の期間に一部重なるかたちで、JR西日本限定で普通列車乗り放題の「西日本どこまで4DAYS」が登場。
利用できる期間は連続した4日間で、値段は9,800円です。
青春18きっぷと違って、智頭急行の普通列車も乗れます。新幹線は対象外ですが、特急列車には追加料金を払えば利用できます。
このため、特に山陰方面を通るルートを検討している場合は、「西日本どこまで4DAYS」はおすすめです。
発売期間 | 2023年(令和5年)2月20日~3月17日 |
有効期間 | 2023年(令和5年)2月21日~3月21日 |
誰でも買えて、使えます!
「青春18きっぷ」は、名前に関係なく利用に年齢制限はありません。
青春真っ只中の若者はもちろん、これから青春の人も、とっくの昔に青春が終わった人も、老若男女、子供を含めて、誰でも買えて、使えます。
「青春18きっぷ」名前の由来は?
それにしても、年齢制限がないのに、なんで「青春」とか「18」とか名前に入っているのか。
このきっぷが誕生したのは、昭和57年3月1日。
発売当時は「青春18のびのびきっぷ」という名称でしたが、翌年の3月から現在の「青春18きっぷ」に変更になりました。
“鈍行列車 = 青春 = 18歳”がこの切符の発売コンセプトですが、若者しか使えないわけではなく、老若男女誰でも利用できるお得な切符なのです。
(交通新聞「トレたび」より)
このように、「鈍行列車」から発想した(偏った?)イメージが由来です。
年齢のために、買うのをためらったり、恥ずかしく感じたりする必要は全くありません。
全国のJR普通列車が乗り放題!
「青春18きっぷ」で乗れる列車の基本
「青春18きっぷ」では、下記の交通機関を乗り放題(乗り降り自由)で利用できます。
- 北海道から九州までJR全線の普通列車
- JR西日本の宮島フェリー(広島の宮島口~宮島)
- JR東日本のBRT全線(東北の大船渡線、気仙沼線のバスによる震災復旧路線)
鉄道の利用は、「普通列車」が大原則、基本の「き」です。
「普通列車」とは、特急券を別に買わなくても、乗車券だけで乗れる列車のことです。
具体的には、普通(各駅停車)と快速(新快速、区間快速、特別快速、○○路快速など)が当たります。
普通列車であれば、移動の経路(ルート)は自由、途中下車は”やり放題”、進んでも戻っても構いません。
このように「青春18きっぷ」は、気ままに利用できるのが1つの魅力です。
でも、普通列車しか使えないために、時間と体力が余計にかかります。時には想定外の出費が発生することも。
このため、特に遠出するときや、初めての土地へ行くとき、ローカル線を利用するときは、ルート組みや列車の乗り継ぎなど、ある程度、予習しておいた方がいいです。
「青春18きっぷ」を使った計画づくりには「ジョルダン」が便利です。それ用の経路や時刻の検索ができます。
そのスマホアプリ版の「青春18きっぷ」検索機能は有料ですが、ブラウザから公式サイトで利用すると無料です。
「青春18きっぷ」で乗れない列車と例外
「青春18きっぷ」は、上記以外の列車には乗れません。
しかし実際には、「青春18きっぷ」で乗れる列車と乗れない列車には、細かいルールが決められていて、次の3つのパターンがあります。
- 「青春18きっぷ」で、そのまま乗れる列車。
- 「青春18きっぷ」に追加料金を払えば乗れる列車。
- 「青春18きっぷ」ではゼッタイに乗れない列車。
これらを表にまとめました。
「青春18きっぷ」で乗れる列車と乗れない列車まとめ
- ○:「青春18きっぷ」だけで利用できます。
- △:「青春18きっぷ」に追加料金を支払うことで利用できます。
- ×:「青春18きっぷ」では利用できません。乗車券などが別に必要です。
列車の種類 | 利用の可否 | 例外など |
新幹線 | × | 北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅~木古内駅のみ「オプション券」を購入すると利用できます。 |
特急・急行 | × | ごく一部、自由席が利用できる区間があります(青森駅~新青森駅、新得駅~新夕張駅、宮崎駅~宮崎空港駅、早岐駅~佐世保駅) |
普通列車(自由席) | ○ | 快速、新快速も利用できます。 |
普通列車の指定席 | △ | 指定席券を別に購入すると利用できます。 |
普通列車 (グリーン自由席) |
△ | グリーン券を別に購入すると利用できます。 |
普通列車 (グリーン指定席) |
× | |
普通列車(座席定員制) | △ | 乗車整理券を別に購入すると利用できます。 |
JRでない他社の路線 | × | 一部、通過に限って利用できる区間があります(金沢駅~津幡駅、富山駅~高岡駅など)。 |
JR西日本の宮島フェリー | ○ | |
JR東日本のBRT(バス) | ○ |
新幹線や特急列車に乗れません。
「青春18きっぷ」では、乗るために特急券を別に買わないといけない新幹線や特急列車は利用できません。
特急券を追加で買っても、新幹線やと特急列車には乗れません。もし乗りたい場合は、乗車券も買う必要があります。
ただし、例外的に「青春18きっぷ」だけで、特急列車の「自由席」に乗れる区間が一部あります。
普通列車の本数が、極端に少ないための特例です。
「青春18きっぷ」で特急の自由席が利用できる区間
- 新青森駅~青森駅の間(青森県)
- 新得駅~新夕張駅の間(北海道)
- 宮崎駅~宮崎空港駅の間(宮崎県)
- 早岐駅~佐世保駅の間(長崎県)
本州~北海道の青函トンネルを挟んだ区間は、新幹線しか走っていません。このため、「青春18きっぷ」で行き来できません。
そこで、「北海道新幹線オプション券」という切符が発売されています。これを追加購入すれば、本州~北海道の指定区間で新幹線を利用できます。
普通列車の「指定席」は追加料金で利用できます。
普通列車のなかには、全ての車両、あるいは一部の車両が「座席指定制(指定席)」になっているものや「座席定員制」のものがあります。
こうした普通列車は、追加で「指定席券」や「乗車整理券」を追加して買えば、「青春18きっぷ」で乗ることができます。
普通列車の座席指定制の例としては、新快速のAシート、岡山~高松の「快速マリンライナー」号、名古屋~鳥羽の「快速みえ」号の指定席があたります。
また、座席定員制というのは、座席は自由席だけど、座席数分の人数しか乗れないようした列車です(必ず座れる)。
その代表例は、一部の地域で運行されている通勤用の快速列車(ホームライナー)。利用には「乗車整理券」の購入が別に必要です。
また、各地の観光列車のなかには、普通列車の「指定席」扱いのものがあります。
「青春18きっぷ」に料金追加で乗れるので、お値打ちです。
「指定席普通列車」の観光列車(2022年の例)
※最新の利用条件や運転日を事前に確認ください。通常は予約が必要です。
「グリーン車」は利用できる場合とできない場合が。
JRの一部路線では、普通列車に「グリーン車」が連結されています。
ひと口に「グリーン車」と言っても、実は2種類あります。
- 自由席のグリーン車
- 指定席のグリーン車
このうち「自由席」のグリーン車は、「青春18きっぷ」にグリーン料金を追加で払うことで乗ることができます。
一方、「指定席」のグリーン車の方は、グリーン料金を払っても「青春18きっぷ」では利用できません。乗りたいときは、乗車券も買う必要があります。
普通列車の「グリーン車」(例)
グリーン車自由席 「△」 |
例)首都圏の東海道線、横須賀線、宇都宮線、高崎線、常磐線などの普通(快速)電車のグリーン車 ⇒別にグリーン料金を支払うと利用できます。 |
グリーン車指定席 「×」 |
例)岡山駅~高松駅の快速「マリンライナー」のグリーン車 ⇒「青春18きっぷ」では利用できません。 |
また、車両の豪華さや料理の提供を売りにしているような観光列車は、指定席のグリーン車扱いのものが多くなっています。
この場合、「青春18きっぷ」では乗れませんので、注意してください。
JR以外では用できません。ただし一部例外も。
「青春18きっぷ」はJRの切符なので、JR以外の鉄道会社では利用できません。
他社を利用する際は、その会社の運賃が別に必要です。
注意が必要なのは、全国には、JRと駅舎や改札口が同じだったり、JRの車両がそのまま直通していたりなど、よく知らないと「他社」だと分からない「他社」があることです。
また、近年は新幹線が開業した地域で、少なくないJRの路線が「他社」に変わっています。
こうたことを知らないで、旅行ルートに組み込んだり、旅行中に思い付きで行ったりすると、予定外の運賃が発生して慌てることになります。
「青春18きっぷ」を使う場合、行先やルートによっては、「他社」の事前確認も大事です。
「他社」それぞれで、お得な乗り放題切符を発売していますので、あわせてチェックをおすすめします。
関西周辺の分かりにくい「他社」の例=「青春18きっぷ」では乗れない
- 智頭急行(上郡駅~智頭駅)
- 京都丹後鉄道(豊岡駅~西舞鶴駅、福知山駅~宮津駅)
- 若桜鉄道【鳥取県】(郡家駅~若桜駅)
- 井原鉄道【岡山・広島県】(清音駅~神辺駅)
- 伊勢鉄道(河原田駅〜津駅)※JR快速「みえ」は途中経由するので注意
- あいの風とやま鉄道&IRいしかわ鉄道(富山駅~金沢駅)
- 南海電車(りんくうタウン駅⇒関西空港駅)
名古屋駅~伊勢・鳥羽駅の快速列車「みえ」号は、「青春18きっぷ」で乗れますが、途中の河原田駅〜津駅で、「他社」の伊勢鉄道を、しれっと”通過”します。このため、この区間の運賃が別に必要です。
新幹線の開業でJRから「他社」になった路線
どの路線も、新幹線を通すくらい移動には便利なルートですが、「青春18きっぷ」は使えません(一部例外あり、後述しています)。
区間(地域、旧JR路線) | 「他社」 |
木古内駅~五稜郭駅(北海道、江差線) | 道南いさりび鉄道 |
青森駅~目時駅(青森県、東北線) | 青い森鉄道 |
盛岡駅~目時駅(岩手県、東北線) | IGRいわて銀河鉄道 |
軽井沢駅~篠ノ井駅(長野県、信越線) | しなの鉄道 |
長野駅~妙高高原駅(長野県、信越線) | しなの鉄道 |
妙高高原駅~直江津駅(新潟県、信越線) | えちごトキめき鉄道 |
直江津駅~市振駅(新潟県、北陸線) | えちごトキめき鉄道 |
市振駅~倶利伽羅駅(富山県、北陸線) | あいの風とやま鉄道 |
倶利伽羅駅~金沢駅(石川県、北陸線) | IRいしかわ鉄道 |
八代駅~川内駅(熊本・鹿児島県、鹿児島線) | 肥薩おれんじ鉄道 |
ただ、「他社」でも、一部「青春18きっぷ」で利用できる例外区間があります。
これは、「他社」を挟んで離れている(飛び地の)JR路線同士を連絡するための特例で、「通過」のみできます。
通過利用できる他社の区間
他社 | 通過利用できる区間 |
青い森鉄道 |
※JR大湊線、JR八戸線を利用する場合 ※青森駅、野辺地駅、八戸駅に限って途中下車できます。 |
あいの風とやま鉄道 |
※JRの城端線、氷見線、高山線を利用する場合 ※高岡駅、富山駅に限って途中下車できます。 |
IRいしかわ鉄道 |
※JR七尾線を利用する場合 ※金沢駅、津幡駅に限って途中下車できます。 |
この場合、あくまで「通過」=乗り通すだけが可能です。
途中の駅では下車できません。もし途中下車すると、境界の駅からの運賃が全額発生します。
北陸地方の「他社」について
北陸地方は関西~信州・東北の移動に便利なルートです。
しかし、金沢~高岡~富山~糸魚川~直江津~長野が「他社」になっていて、県ごとに4つの鉄道会社に分かれています。
このため「青春18きっぷ」は使えません。
この区間を利用するときは、各社の運賃が別に必要です。
ただし、先に触れたように、「金沢駅~津幡駅」(IRいしかわ鉄道)と「高岡駅~富山駅」(あいの風とやま鉄道)の区間は、例外として、「通過」利用できます。途中の駅では乗り降りできません。
1日乗り放題×5回分でセット販売!
「青春18きっぷ」は、1日乗り放題が5回分がセットになっています(5回単位の発売)。
イメージは、5枚つづりの1日乗車券の「回数券」(実際の切符は1枚です。後述します)。
その5回分は、次のような使い方ができます。
「青春18きっぷ」の使い方例
- 1人で5回、日帰りで使う。
- 1人で4泊5日の旅行に使う。
- 5人グループで日帰り旅行に出かける。
- 2人で1泊旅行して、残り3枚を1人で日帰りで使う。
- 3人グループで日帰り旅行して、別の日に違う友達と2人で日帰り旅行する。
このように1人でも、複数人、グループでも使える点が「青春18きっぷ」の特徴です。
JR「青春18きっぷ」の値段は?(2023年版)
「青春18きっぷ」の値段はこちら。大人・子供とも同じ金額です。
大人・子供共通 | 12,050円 |
この値段は5回分なので、1回あたりにすると2,410円です。
たとえば、大阪駅からは普通列車を乗り継いで1日で仙台や熊本、高知まで行けますが、「青春18きっぷ」を使うと電車代は2,410円で済みますので、激安です。
時間は、いうまでもなく、多くかかります。
【例】大阪駅⇒仙台駅へ行く場合(2023年2月9日現在)
- 経路:東海道線⇒東京駅⇒常磐線
- 所要時間:17時間49分(5:19発⇒23:08着)
- 乗り換え:9回
- 運賃:普通運賃12,210円のところ「青春18きっぷ」で2,410円!80%割引!
例のような遠くまで行かなくても、乗車駅から片道運賃が1,205円以上のところ(おおむね70km以上離れた駅)へ日帰り往復するだけでも1回分の元が取れます。
「青春18きっぷ」は、旅行でなくても、普段の仕事や買い物などでちょっと遠出する際の電車代節約にも使えます。
JR「青春18きっぷ」の使い方は?(利用方法)
「青春18きっぷ」は、5回(5日)分がセットになっていますが、切符そのものは1枚です。
切符の表面に5回分のハンコを押す欄があり、1人が1回使用すると日付印が1個押されます。3人で一緒に出かけるときは日付印が3個押されます。
5つの欄がすべて埋まると終了です。
基本的な使い方(流れ)
「青春18きっぷ」の使い始めは、その日最初に乗車する駅の有人改札口で、利用する人数分の日付印を押してもらいます。
無人駅から乗り始める場合は、車掌や運転士に日付を記入してもらいます。
その後は、駅の改札口で(無人駅の場合は乗務員に)その切符を見せて通ります。
自動改札機には通せません。
そして、1回分の有効期間は、利用当日の0:00~23:59です。
日付をまたいで利用する場合は、2回分必要です。
しかし、列車に乗車している間に日付が変わったら、使用中の分は最初の停車駅まで有効です。
なお、東京と大阪の「電車特定区間」では、利用日の終電の終着駅まで利用できます。
複数人での使い方
「青春18きっぷ」を使って複数人で出かけるときは、同行者はみんな同じ行程で移動しないといけません。
現実には「青春18きっぷ」が1枚ものなので、そうせざるを得ませんが。
待ち合わせは、最初に改札口で日付印を押してもらう必要がありますので、改札口の外で。
メンバーが合流したら、改札口へ向かいます。
回数が余っても払い戻しなし
「青春18きっぷ」を買ってみたものの、5回分すべてを有効期間内に使い切れないこともありえます。
季節ごとの有効期間が過ぎると無効になってしまいます。
でも、余った分は払い戻ししてもらえません。この点が「青春18きっぷ」のデメリットといえます。
「青春18きっぷ」は記名式ではないので、使い回しができます。
どうしても、余らせてしまいそうなら、家族や友達に譲ったり、金券ショップに買い取ってもらったり、インターネットのオークションやフリマサイトに出品するといった手立てがあります。
金券ショップに売るときは、余った回数が少ないものほど高く買い取ってもらえる傾向があります(1回分だけ、2回分だけ欲しいという需要が多いので)。
インターネット取引も同じです。もちろん、有効期限まで残り期間も大きく関係します。
金券ショップに売るときや、インターネットに出品するときは、早めに実行した方がいいです。
JR「青春18きっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「青春18きっぷ」は発売期間中に、下記の場所で直接購入できます。
- 全国JR駅の「みどりの窓口」、指定席券売機、みどりの券売機など一部の券売機。
- 主な旅行会社の支店、営業所窓口(JTB、日本旅行、近畿日本ツーリストをはじめJRの切符を発売している店舗)。
早朝や深夜に出発する場合は、駅の発売窓口が開いていないこともありますので、前日までに買っておいた方が確実です。
※旅行会社で購入すると取扱手数料を取られる場合がありますので、購入の際に確認してください。
「青春18きっぷ」を買った後で使わなくなった場合は、有効期間内で全く未使用の状態でしたら、買った場所で払い戻しを受けられます。ただし、手数料(220円)かかります。
1回でも使っていたら(ハンコが押されていたら)、払い戻ししてくれません。使用中に運休や遅延が起きた場合もだめです。
JR「青春18きっぷ」の公式サイト
「青春18きっぷ」の最新情報についてはJR西日本などJR各社の公式サイトで確認ください。
「青春18きっぷ」は使い方次第でとても魅力的な切符ですが、5回分単位の発売という点がちょっと不便です。
値段も1万円を超えるので、元は取れていても、余らせると気分が悪いです。このため購入にあたっては、5回分全てを使いきれるかどうか、見通しを立てておいた方がいいです。
あと、「青春18きっぷ」の旅は、時間のかかる鈍行旅です。思いのほか体力が必要です。
このため、楽しい旅にするためにも、特に遠出を計画する際は、食事、トイレも含めて無理のないものにした方がいいですよ。青春の頃とは違います(経験者は語る…)。
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