
こんなお悩みを解決するお得な切符を紹介します。
ここでは、「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」を取り上げます。
この切符は、乗り放題の1日乗車券で、大阪~神戸~姫路の間で自由に乗り降り自由できるものです。行先や使い方によっては、かなりお得です。
その内容と値段、発売期間、購入方法を解説していきます。
目次
「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」ってどんな切符?
「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」は、大阪と神戸と姫路を結んでいる阪神電車と山陽電車の全線が1日乗り放題で利用できる切符、いわゆる1日乗車券です。
大阪と姫路間という比較的広い範囲で自由に乗り降りできますので、観光や仕事の外回りなど、何か所かで途中下車しながら移動するようなときに最適です。
- 阪神電車の全線(神戸高速線の西代駅~元町駅間を含む)
- 山陽電車の全線
※阪神電車と山陽電車は相互に直通(乗り入れ)しています。
「阪神・山陽 シーサイド1dayチケット」の値段は?
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の値段はこのようになっています。大人用のみの発売です。
大人 | 2,200円 |
参考までに、阪神電車、山陽電車の主な区間の普通運賃(片道)は以下の通り。
片道1,100円以上する区間であれば、単純に往復するだけでも、「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の方がお得になります。
例えば、大阪梅田~姫路の間なら往復だけで15%も安くなります。
もちろん、往復では元が取れない区間でも、途中の駅で乗り降りしたり、足をのばしてみたり、使い方次第でお得に。
利用区間 | 普通運賃(片道) |
初乗り(最短区間) | 阪神電車150円、山陽電車160円 |
大阪梅田駅~姫路駅 | 1,300円 |
大阪難波駅~姫路駅 | 1,390円 |
西九条駅~姫路駅 | 1,290円 |
尼崎駅~姫路駅 | 1,270円 |
西宮駅~姫路駅 | 1,250円 |
芦屋駅~姫路駅 | 1,220円 |
大阪梅田駅~甲子園駅 | 270円 |
大阪梅田駅~神戸三宮駅 | 320円 |
神戸三宮駅~明石駅 | 600円 |
大阪梅田駅~明石駅 | 920円 |
姫路駅~明石駅 | 710円 |
姫路駅~神戸三宮駅 | 980円 |
姫路駅~甲子園駅 | 1,250円 |
ちなみに、大阪~神戸~姫路の間はJRも走っています。その主な区間の普通運賃はこちら。
J大阪駅~姫路駅の間では「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の方が27%もお得です。
JRの場合 | 普通運賃(片道) |
大阪駅~姫路駅 | 1,520円 |
JR難波駅~姫路駅 | 1,690円 |
西九条駅~姫路駅 | 1,690円 |
尼崎駅~姫路駅 | 1,520円 |
大阪駅~三ノ宮駅 | 410円 |
大阪駅~明石駅 | 940円 |
三ノ宮駅~明石駅 | 400円 |
三ノ宮駅~姫路駅 | 990円 |
明石駅~姫路駅 | 680円 |
このように、大阪~神戸~姫路の移動は「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」が最安級です。
ただ、安い分、所要時間がかかります。時間が限られているときは注意してください。
大阪~姫路 | 大阪~明石 | 大阪~三宮 | |
JR「新快速」 | 約60分 | 約40分 | 約21分 |
阪神「直通特急」 | 約100分 | 約70分 | 約30分 |

「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」は、年度ごとに1年を通して発売されています。
2020年(令和2年)4月1日〜2021年(令和3年)3月31日
有効期間(使える期間)
2020年(令和2年)4月1日〜2021年(令和3年)4月30日のうちの好きな1日◆利用当日は始発~最終まで乗り放題できます。
※「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」は磁気カード式で、利用する日の最初に改札機に通すと裏面にその日の日付が印字されます。その印字された日の終電までが有効です。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」はどこで買える?(購入方法)
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」は、以下の阪神電車、山陽電車の駅などで買えます。
利用する当日に買えますし、事前に購入しておくこともできます。事前に買った場合は、上記の有効期限に注意してください。
阪神電車の沿線では |
|
山陽電車の沿線では |
|
※買った後で使わなくなった場合は、有効期間内で未使用の場合に限って、購入した場所で払い戻しが受けられます。ただし手数料がかかります。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」公式サイト
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」の最新情報については、阪神電車の公式サイトで確認ください。
「阪神・山陽シーサイド1dayチケット」は、大阪~姫路の往復では最安の移動手段になります。
もちろん乗り放題切符の1日乗車券ですので、そのメリットを生かして、途中駅で乗り降りすればするほどお得になります。
使い方次第でかなり交通費が節約できますので、この方面に出かける際は、事前に確認してみてください。
また、神戸(三宮)と姫路の間には「三宮・姫路1dayチケット」、大阪と明石の間には「阪神・明石市内1dayチケット」という乗り放題切符がありますので、行先や目的にあったものを上手に選びましょう。
「三宮・姫路1dayチケット」(1,560円)
「阪神・明石市内1dayチケット」(1,650円)