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奈良・飛鳥の日帰り観光に近鉄古代ロマン切符【京阪神からお得にアクセス】

乗り放題・周遊型の切符
お悩み中
お悩み中
奈良の明日香(飛鳥)へ、電車で日帰り観光に出かけたいけど、安くアクセスできる方法とかお得な切符とかないかな。

 

こんなお悩みにお答えします。

 

【この記事の内容】

  • 近鉄の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。

 

石舞台古墳、キトラ古墳、高松塚古墳、飛鳥寺、亀石など、教科書でおなじみの見どころが多奈良県の飛鳥地区(明日香村)。

 

その飛鳥へ、電車でなるべく安く日帰り観光に出かけたいというあなたは、近鉄の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」という切符を、まずはチェックしてみてください。

 

これは、大阪、京都、神戸、姫路方面から飛鳥までのアクセスと、現地の近鉄電車の乗り放題がセットになった割引切符です。

 

周辺の桜井や壺阪山へも行けます。

 

特に神戸、姫路方面からは、往復するだけも2~3割お得なのでおすすめです。

 

ここでは、「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の内容や値段、発売期間、購入方法をまとめました。【2024年版】

 

この記事で「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」について、ひと通り知ることができます。
まあちん
まあちん





近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」ってどんな切符?

 

「古代ロマン 飛鳥 日帰りきっぷ」の内容、値段、発売期間、購入方法

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」とは、大阪、京都、神戸、姫路方面からの飛鳥(明日香)地区までの電車アクセス(往復)と、飛鳥地区の乗り放題セットになった割引乗車券です。

 

大阪・京都~飛鳥地区の移動は、近鉄電車を利用します。

 

大阪、京都、神戸、姫路から利用できます!

 

近鉄電車の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」とは?内容、値段、発売期間、購入方法

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、以下の路線で発売されいます。

 

大阪、京都、神戸、明石、姫路方面の各沿線からのアクセスに利用できます。

 

発売路線と種類 発着地など
近鉄電車(大阪版・京都版) 大阪難波駅~鶴橋駅・阿部野橋駅/京都駅~向島駅
阪神電車 阪神電車の全駅から大阪難波駅経由で近鉄電車利用
山陽電車(明石以西版・全線版) 姫路、明石方面の全駅から阪神電車、大阪難波駅経由で近鉄電車利用

 

明日香村の最寄り駅は、近鉄電車の「橿原神宮前駅」または「飛鳥駅」です。

 

大阪難波からは片道約50分、京都から約1時間、神戸三宮からは約1時間半、明石から約2時間、姫路から約2時間半です(近鉄特急を利用しないで)。

 

駅から村内の観光地や名所までは離れていますので、路線バス(奈良交通の明日香周遊バス=赤かめバス)か、天気と体調がよければ、レンタサイクル(貸自転車)でめぐります。

 

また、歩こうと思えば歩けます(例えば、橿原神宮前駅から飛鳥寺まで約40分)。

 

飛鳥地区の近鉄電車が1日乗り放題!

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」では、飛鳥地区の下記の区間の近鉄電車が1日乗り放題(乗り降り自由)です。

 

明日香村の観光だけでなく、桜井や壷阪山など周辺へも足をのばせます。

 

【乗り放題の範囲】

近鉄電車「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の有効区間と乗り放題範囲

 

  • 大和八木駅~橿原神宮前駅~壺阪山駅
  • 大和八木駅~桜井駅

 

※大阪・京都~乗り放題範囲の近鉄区間は往復利用のみです。途中下車する(改札から駅の外に出る)と、切符が回収されて、その先は無効になります。

 

※「阪神電車版」「山陽電車版」は、それぞれの沿線から近鉄鶴橋駅の間が乗り放題(乗り降り自由)です(大阪難波駅~鶴橋駅の間も途中下車OK)。

 

※「阪神電車版」「山陽電車版」で、もし大阪阿部野橋駅(天王寺)を利用する場合は、そこまでの地下鉄やJRなどの交通費が別に必要です。

 

選べる特典チケットつき!

 

近鉄電車「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は特典チケット付き

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」には、特典チケットが「2枚」ついてます。

 

このチケットには3つの使い方があって、1つ選びます。

 

特典チケット「1枚」で

  1. 明日香周遊バスの片道乗車1回分(220円~540円相当)
  2. レンタサイクル料金の200円割引
  3. 提携の観光施設やお店で100円割引

 

例えば、レンタサイクルで特典チケットを2枚使って400円分の割引を受けたり、バスに行きと帰りで1枚ずつ使って乗ったり、レンタサイクルとバスで(あるいは店)で1枚ずつといった使い方ができます。

 

使える先によって、割引額が違うえに、2枚しかないので使いどころに悩みます。

 

金額的には、 路線バスの運賃に使うのがお得です。

 

 古代ロマン 飛鳥 日帰りきっぷ(明日香周遊バス利用可能範囲)

 

明日香周遊バス(奈良交通)の運賃例(大人片道)

利用区間 普通運賃
初乗り運賃(最短区間) 220円
橿原神宮前駅~飛鳥大仏 290円
橿原神宮前駅~石舞台 440円
橿原神宮前駅~高松塚 490円
飛鳥駅~石舞台 320円

 

明日香周遊バス(赤かめバス)は、飛鳥の移動にとても便利なのですが、春と秋の観光シーズン以外は、本数が1時間に1本程度と少ないです。

 

時間を効率よく使うためにも、バスを利用する際は、最新の運行状況と時刻表の事前確認を強くおすすめします。

 

「明日香周遊バス」公式サイト(明日香村役場)

 

近鉄電車「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の特典

 

「特典チケット」のレンタサイクル(貸自転車)の料金割引は、橿原神宮前駅、飛鳥駅周辺をはじめ8店舗で利用できます。

 

通常の利用料金は平日900円、土休日1,000円です。

 

台数に限りがあるので、連休期間などは借りられないこともありえます。

 

また、「特典チケット」が使える観光施設や土産物店はこちら(7か所)。

 

【特典チケットが使える観光施設・お店】

  • 石舞台古墳(入場料300円⇒200円)
  • 高松塚壁画館(入館料300円⇒200円)
  • 明日香の夢市(農産物や特産物販売、食事)
  • あすか夢の楽市(農産物や加工品販売)
  • あすか夢販売所(農産物や加工品販売)
  • 飛鳥びとの館(土産物販売)
  • 明日香夢の旬彩館(加工品販売、食事)

 

特典についてくわしくは、近鉄の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。

 

近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値段は?(2024年版)

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値段はこちら。大人用のみの発売です。

 

種類 値段 有効区間(利用できる区間)
近鉄【大阪版】
大阪難波駅~鶴橋駅・阿部野橋駅発着
1,750円
  • 近鉄電車の大阪難波駅~鶴橋駅、大阪阿部野橋駅から飛鳥地区までの往復(途中下車できません)。
  • 飛鳥地区の近鉄乗り放題。
近鉄【京都版】
京都駅~向島駅発着
2,350円
  • 近鉄電車の京都駅~向島駅から飛鳥地区までの往復(途中下車できません)。
  • 飛鳥地区の近鉄乗り放題。
阪神電車版
(大阪難波駅経由)
2,050円
  • 阪神電車の全線が乗り放題。
  • 近鉄電車の大阪難波駅~鶴橋駅・大阪阿部野橋駅から飛鳥地区までの往復(途中下車できません)。
  • 飛鳥地区の近鉄乗り放題。
山陽明石以東版
(阪神電車・難波駅経由)
2,800円
  • 山陽電車の明石駅~西代駅間と阪神電車の全線(西代駅~元町駅を含む)が乗り放題。
  • 近鉄電車の大阪難波駅~鶴橋駅・大阪阿部野橋駅から飛鳥地区までの往復(途中下車できません)。
  • 飛鳥地区の近鉄乗り放題。
 

山陽全線版
(阪神電車・難波駅経由)

 

3,100円
  • 山陽電車と阪神電車の全線が乗り放題。
  • 近鉄電車の大阪難波駅~鶴橋駅・大阪阿部野橋駅から飛鳥地区までの往復(途中下車できません)。
  • 飛鳥地区の近鉄乗り放題。

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」で、近鉄特急には乗れません。別に特急券を追加で購入すれば利用できます。

 

近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」はお得?

 

ここで、近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値ごろ感をみておきましょう。

 

「近鉄版」は使い方次第!往復だけなら損。

 

近鉄電車の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」はどれくらいお得?

 

まず「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の「近鉄版」は、値段的にはちょっと微妙です。

 

「大阪版(1,750円)」は、単純に片道875円以上の区間、「京都版(2,350円)」は同じく1,175円以上の区間を往復すると元が取れます。

 

しかし、実際の普通運賃は表のようになっています。

 

大阪・京都~飛鳥方面の近の鉄運賃例(大人片道)

橿原神宮前駅 桜井駅 飛鳥駅 壺阪山駅
大阪難波駅 830円 830円 850円 850円
鶴橋駅 760円 760円 780円 850円
大阪阿部野橋駅 760円 910円 850円 850円
京都駅 1,070円 1,140円 1,160円 1,160円
向島駅 910円 1,000円 1,020円 1,020円

 

往復するだけでは値段的に損になる場合が多いです。

 

もちろん、往復だけで元が取れなくても、飛鳥地区で近鉄を何度か乗ったり、バスやレンタサイクル(貸自転車)を「特典チケット」で利用したりすることで、お得にはなります。

 

要は、現地での使い方次第です。

 

乗り放題範囲内の近鉄運賃例(大人片道)

利用区間 普通運賃
初乗り運賃(最短区間) 180円
橿原神宮前駅~飛鳥駅・岡寺駅 200円
大和八木駅~橿原神宮前駅 240円
橿原神宮前駅~桜井駅 300円
橿原神宮前駅~壺阪山駅 260円
桜井駅~壺阪山駅 380円

 

神戸方面、阪神電車、山陽電車の沿線からは断然お得!

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の阪神版、山陽版はお得。

 

阪神間、神戸、明石、姫路方面から飛鳥へアクセスする場合は、「阪神電車版」や「山陽電車(明石以東/全線)版」で往復するだけでもお得です(一部の駅は除く)。

 

主な駅から「橿原神宮前駅」「桜井駅」までの「往復運賃」と比較してみました(大阪難波駅経由)。

 

ちなみに「飛鳥駅」「壺阪山駅」までなら片道20円をプラスしてください。

 

主な乗車駅 普通運賃(往復) 古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ
桜川駅~西九条駅 1,050円(2,100円) 2,050円 約2%割引
千鳥橋駅 1,120円(2,240円) 約8%割引
尼崎駅 1,170円(2,340円) 約12%割引
西宮駅 1,200円(2,400円) 約15%割引
神戸三宮駅 1,250円(2,500円) 約18%割引
垂水駅 1,710円(3,420円) 2,800円 約18%割引
明石駅 1,860円(3,720円) 約25%割引
姫路駅 2,240円(4,480円) 3,100円 約31%割引

 

単純に往復するだけで、神戸三宮からは18%、明石からは25%、姫路からは31%も安くなります。

 

新開地駅や高速神戸駅など神戸高速線の各駅からは、阪神三宮駅で「阪神版」を買ってください。

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、阪神電車、山陽電車内は乗り降り自由の乗り放題ですし、特典チケットもありますので、使い方次第で、お得になります。

 

西元町駅~高速神戸駅~新開地駅~西代駅(神戸高速線)からは、阪神三宮駅まで普通運賃で移動して、「阪神電車版」を購入した方が安く付きます。

 




近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の発売期間と有効期間は?(2024年版)

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の発売期間と有効期間は下記のとおりです。

 

発売期間(買える期間)

 

【2024年版】
2024年(令和6年)4月1日~2025年(令和7年)3月31日

 

有効期間(使える期間)

 

【2024年版】
2024年(令和5年)4月1日~2024年(令和6年)4月30日の好きな1日間

 

※「特典チケット」(2024年版)は、2025年4月30日まで有効です。当日余っても期限までなら別の日に使えます。他人にあげることもできます。

 

近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」はどこで買える?(購入方法)

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は下記の駅などで、利用する当日(出かける日)に買えます。また、事前に買っておくことも可能です。

 

事前購入した場合は有効期間(上記)に注意してください。

 

近鉄版【大阪版】
  • 大阪難波駅、上本町駅、鶴橋駅、大阪阿部野橋駅の窓口
近鉄版【京都版】
  • 京都駅、丹波橋駅の窓口
阪神電車版
  • 大阪梅田、尼崎、甲子園、御影、神戸三宮の各駅長室
  • 各駅の改札口(大阪難波駅、神戸高速各駅は除く。駅員がいるときのみ発売)
  • 阪神電車サービスセンター(神戸三宮駅西口)
山陽明石以東版
  • 西代駅、板宿駅、東須磨駅、須磨駅、垂水駅、明石駅の窓口
  • 定期券発売所(板宿・垂水・明石)
  • ご案内センター(明石駅)
山陽全線版
  • 明石駅、東二見駅、高砂駅、大塩駅、飾磨駅、姫路駅、網干駅の窓口
  • 定期券発売所(明石・東二見・高砂・飾磨・姫路)
  • ご案内センター(明石駅)

 

※事前に買った後で使わなくなった場合は、切符、特典チケットとも全て未使用で、有効期間内であれば買った場所で払い戻ししてもらえます(手数料300円がかかります)。

 

【近鉄版】は、インターネット「通販」でも、1回8枚まで買うことができます。申し込みは利用30日前から5日前の12時まで。買うと切符の現物が郵送されてきます(送料1回520円が必要)。

 

近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」公式サイト

 

近鉄電車の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」をつかって明日香村へのアクセス

 

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の最新情報については、近鉄の公式サイトで確認ください。

 

近鉄公式サイト

 

【参考サイト】

明日香村でおすすめの美味しいレストラン(食べログ)

 

明日香村周辺のレジャー・体験(じゃらん)

 

近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値段、発売期間、購入方法「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、名前の通り日帰り観光用ですが、明日香の周辺を含めて、泊りがけで旅行する際は、近鉄電車の「奈良世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野コース)」がおすすめです。

 

有効期間は3日間あって、乗り放題範囲が広く、バスも利用できて、値段も格安です。

 

【参考】奈良のお得な切符一覧

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