こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 近鉄の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」というお得な切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
石舞台古墳、キトラ古墳、高松塚古墳、飛鳥寺、亀石など、教科書でおなじみの見どころが多奈良県の飛鳥地区(明日香村)。
その飛鳥へ、電車でなるべく安く日帰り観光に出かけたいというあなたは、近鉄の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」を、まずはチェックしてみてください。
これは、大阪、京都、神戸、姫路方面から飛鳥までのアクセスと、現地の近鉄電車の乗り放題、優待特典がセットになった割引切符です。
近くの桜井や壺阪山へも行けます。
特に神戸、姫路方面からは、往復するだけも2~3割もお得なのでおすすめです。
ここでは、「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の内容や値段、発売期間、購入方法をまとめました。【2026年版】
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」ってどんな切符?

はじめに「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」がどんなものなのか、その内容や特徴から紹介します。
大阪、京都、神戸、姫路から利用できます!

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、下記の路線で発売しています。
大阪、京都、神戸、明石、姫路方面の沿線各駅から飛鳥へ、お得に出かけられます。
| 発売路線と種類 | 発着地など |
| 近鉄電車(大阪版・京都版) | 大阪難波駅~鶴橋駅・阿部野橋駅/京都駅~向島駅から飛鳥へ。 |
| 阪神電車 | 阪神電車の全駅から大阪難波駅経由、近鉄電車で飛鳥へ。 |
| 山陽電車(明石以西版・全線版) | 姫路、明石方面の全駅から大阪難波駅経由、阪神電車、近鉄電車で飛鳥へ |
明日香村の最寄り駅は、近鉄電車の「橿原神宮前駅」または「飛鳥駅」です。
大阪難波からは片道約50分、京都から約1時間、神戸三宮からは約1時間半、明石から約2時間、姫路から約2時間半です(近鉄特急を利用しないで)。
駅から村内の観光地や名所までは離れていますので、路線バス(奈良交通の明日香周遊バス=赤かめバス)か、天気と体調がよければ、レンタサイクル(貸自転車)でめぐります。
また、歩こうと思えば歩けます(例えば、橿原神宮前駅から飛鳥寺まで約40分)。
飛鳥地区の近鉄電車が1日乗り放題!
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」では、飛鳥地区(下図)の近鉄電車が1日乗り放題(乗り降り自由)です。
明日香村だけでなく、桜井や壷阪山など周辺の観光も楽しめます。
【乗り放題の範囲】

- 大和八木駅~橿原神宮前駅~壺阪山駅
- 大和八木駅~桜井駅
※大阪・京都~乗り放題範囲の近鉄区間は往復利用のみです。途中下車する(改札から駅の外に出る)と、切符が回収されて、その先は無効になります。
※「阪神電車版」「山陽電車版」は、それぞれの沿線から近鉄鶴橋駅までの区間が乗り放題(乗り降り自由)です(大阪難波駅~鶴橋駅の間も途中下車OK)。
※大阪地下鉄(メトロ)は利用できません。
磁気カード版とデジタル版があります。
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」には、磁気カード乗車券と、スマホにを使うデジタル乗車券の2つのタイプ(形態)があります。
デジタル乗車券では、切符を発券しません(チケットレス)。
その代わりに、スマホ画面に表示させたQRコードを使います。
このため、利用にあたっては、インターネットにつながるスマホが必須です。
飛鳥で使える特典チケットつき!

「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」には、特典チケットが付いてます。
特典チケットの内容【デジタル版】
- 明日香周遊バスの片道乗車券×2枚
- レンタサイクル料金の200円割引券×1枚
- 対象の観光施設やお店で100円割引券×1枚
【磁気カード版】は、上記の中から「2枚」を選んで使えます。
例えば、レンタサイクルで特典チケットを2枚使って400円分の割引を受けたり、バスに行きと帰りで1枚ずつ使って乗ったり、レンタサイクルとバスで(あるいは店)で1枚ずつといった具合です
金額的には、路線バスの運賃に使うのがお得です。

明日香周遊バス(奈良交通)の運賃例(大人片道)
| 利用区間 | 普通運賃 |
| 運賃幅 | 220~540円 |
| 橿原神宮前駅~飛鳥大仏 | 290円 |
| 橿原神宮前駅~石舞台 | 440円 |
| 橿原神宮前駅~高松塚 | 490円 |
| 飛鳥駅~石舞台 | 320円 |
明日香周遊バス(赤かめバス)は、飛鳥の移動にとても便利なのですが、春と秋の観光シーズン以外は、本数が1時間に1本程度と少ないです。
時間を効率よく使うためにも、バスを利用する際は、最新の運行状況と時刻表の事前確認を強くおすすめします。

「特典チケット」のレンタサイクル(貸自転車)の料金割引は、橿原神宮前駅、飛鳥駅周辺などにある対象の7店舗で利用できます。
通常の利用料金は1日1,200円ほどです。
ただ、台数に限りがあるので、大型連休や行楽シーズンなど多客期は、時間帯によって借りられないこともありえます。
あと、「特典チケット」が使える観光施設や土産物店はこちらです(6か所)。
【特典チケットが使える観光施設・お店】100円割引
- 石舞台古墳(入場料)
- 高松塚壁画館(入館料)
- あすか夢の楽市(農産物や加工品販売)
- あすか夢販売所(農産物や加工品販売)
- 飛鳥びとの館(土産物販売)
- 明日香夢の旬彩館(加工品販売、食事)
特典についての最新情報、詳細は、近鉄の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の発売期間と有効期間は?(2026年版)
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の発売期間と有効期間は下記のとおりです。
発売期間(買える期間)
2026年(令和8年)4月1日~2027年(令和8年)3月31日
有効期間(使える期間)
2026年(令和8年)4月1日~2027年(令和9年)4月30日の好きな1日間(デジタル版は購入日から3か月以内)
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値段は?(2026年版)
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の値段と利用区間、発売のタイプ(デジタル/磁気カード)はこちら。
大人用のみの発売です。
| 種類 | 値段 | 有効区間(利用できる区間) | カード | デジタル |
| 近鉄【大阪版】 大阪難波駅~鶴橋駅・阿部野橋駅発着 |
1,750円 |
|
○ | ○ |
| 近鉄【京都版】 京都駅~向島駅発着 |
2,350円 |
|
○ | ○ |
| 阪神電車版 (難波駅経由) |
2,050円 |
|
× | ○ |
| 山陽明石以東版 (阪神・難波駅経由) |
2,800円 |
|
× | ○ |
|
山陽全線版
|
3,100円 |
|
× | ○ |
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」はお得?
ここで、近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」がどれくらいお得なのか、値ごろ感をみておきましょう。
「近鉄版」は使い方次第!往復だけなら損。

まず「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の「近鉄版」は、値段的にはちょっと微妙です。
「大阪版(1,750円)」は、単純に片道875円以上の区間、「京都版(2,350円)」は同じく1,175円以上の区間を往復すると元が取れます。
しかし、実際の普通運賃は表のようになっています。
大阪・京都~飛鳥方面の近の鉄運賃例(大人片道)
| 橿原神宮前駅 | 桜井駅 | 飛鳥駅 | 壺阪山駅 | |
| 大阪難波駅 | 830円 | 830円 | 850円 | 850円 |
| 鶴橋駅 | 760円 | 760円 | 780円 | 850円 |
| 大阪阿部野橋駅 | 760円 | 910円 | 850円 | 850円 |
| 京都駅 | 1,070円 | 1,140円 | 1,160円 | 1,160円 |
| 向島駅 | 910円 | 1,000円 | 1,020円 | 1,020円 |
往復するだけでは値段的に損になる場合が多いです。
もちろん、往復だけで元が取れなくても、飛鳥地区で近鉄を何度か乗ったり、「特典チケット」でバスやレンタサイクル(貸自転車)を利用したりすることで、お得にはなります。
要は、現地での使い方次第です。
乗り放題範囲内の近鉄運賃例(大人片道)
| 利用区間 | 普通運賃 |
| 初乗り運賃(最短区間) | 180円 |
| 橿原神宮前駅~飛鳥駅・岡寺駅 | 200円 |
| 大和八木駅~橿原神宮前駅 | 240円 |
| 橿原神宮前駅~桜井駅 | 300円 |
| 橿原神宮前駅~壺阪山駅 | 260円 |
| 桜井駅~壺阪山駅 | 380円 |
神戸・姫路方面からは往復だけでも断然お得!

阪神間、神戸、明石、姫路方面から飛鳥へアクセスする場合は、「阪神電車版」や「山陽電車(明石以東/全線)版」で往復するだけでもお得です(一部の駅は除く)。
主な駅から「橿原神宮前駅」「桜井駅」までの「往復運賃」と比較してみました(大阪難波駅経由)。
ちなみに「飛鳥駅」「壺阪山駅」までなら片道20円をプラスしてください。
| 主な乗車駅 | 普通運賃(往復) | 古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ | |
| 桜川駅~西九条駅 | 1,050円(2,100円) | 2,050円 | 約2%割引 |
| 千鳥橋駅 | 1,120円(2,240円) | 約8%割引 | |
| 尼崎駅 | 1,170円(2,340円) | 約12%割引 | |
| 西宮駅 | 1,200円(2,400円) | 約15%割引 | |
| 神戸三宮駅 | 1,250円(2,500円) | 約18%割引 | |
| 垂水駅 | 1,720円(3,440円) | 2,800円 | 約19%割引 |
| 明石駅 | 1,880円(3,760円) | 約26%割引 | |
| 姫路駅 | 2,270円(4,540円) | 3,100円 | 約32%割引 |
単純に往復するだけで、神戸三宮からは18%、明石からは26%、姫路からは32%も安くなります。
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、阪神電車、山陽電車の区間では乗り降り自由の乗り放題ですし、特典チケットもありますので、使い方次第で、かなりお得になります。
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は磁気カード版、デジタル版とも、利用する当日(出かける日)、あるいは事前に下記の場所で購入できます。
磁気カード版が買えるところ
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」(近鉄版)の磁気カード版は、下記の場所で買えます。
支払方法は現金のみです。
| 近鉄版【大阪版】 |
|
| 近鉄版【京都版】 |
|
※事前に買った後で使わなくなった場合は、切符、特典チケットとも全て未使用で、有効期間内であれば買った場所で払い戻ししてもらえます(手数料300円がかかります)。
デジタル版が買えるところ
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」のデジタル版は、関西私鉄のデジタル乗車券販売サイト「スルッとQRtto(クルット)」で販売しています。
スマホやパソコンからアクセスして、24時間購入できます。当日でもOK。
販売中の切符のなかから、希望の「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」を選び、案内にしたがって、購入操作を進めます。
支払い方法はクレジットカードのみです。
クレジットカードを持っていない場合などは、VISAなど国際ブランドが付いたデビットカードも使えます。ただ、サイトの運営側は推奨していません(自己責任で)。
※購入した後で取り消し(払い戻し)したいときは、購入後3カ月以内で「利用開始」の操作前でしたら、手数料なしでインターネット上で手続きできます。実際の返金は、カード会社の処理タイミングによります。
デジタル版を使用する当日は、最初にスマホから「スルッとQRtto」にアクセスして、購入済みの「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」を選びます。
そして、その「利用開始する」ボタンを押下(タップ)します。これで切符が有効になり、画面にQRコードが表示されます。
以降、駅の改札を出入りするたびに、そのQRコードをスマホに表示させて、QR対応改札機の読み取り部にタッチします。

特典チケットを利用する際は、同じくそれ用の画面をスマホに表示させて、係員や店員に提示します。
なお、QRコードは、スクショ(画面撮影)したり、紙に印刷したものは使えません。
近鉄「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」公式サイト

大阪、京都、神戸、姫路から奈良の明日香村へは、電車で「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」を使うと、手軽に日帰り観光に出かけられます。
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」の最新情報については、近鉄の公式サイトで確認ください。
【参考サイト】
「古代ロマン飛鳥日帰りきっぷ」は、名前の通り日帰り観光用ですが、明日香の周辺を含めて、泊りがけで旅行する際は、近鉄電車の「奈良世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野コース)」がおすすめです。
有効期間は3日間あって、乗り放題範囲が広く、バスも利用できて、値段も格安です。
【参考】奈良のお得な切符一覧




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