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この記事の内容】
- 「幸福パス」という乗り放題の周遊切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
北近畿の特に豊岡、宮津、舞鶴など丹後や但馬地区を、鉄道やバスで安く回りたいあなたは、「幸福パス」という切符を一度チェックしてみてください。
この切符は、現地の京都丹後鉄道(丹鉄)とその沿線を走るほとんどの路線バスが3日間、格安で乗り放題できるというものです。
ここでは、この「幸福パス」の内容、値段、発売期間、購入方法をまとめました。
丹後・但馬「幸福パス」ってどんな切符?
「幸福パス」は、関西の北近畿地区、具体的には福知山市、舞鶴市、宮津市、与謝野町、伊根町、京丹後市、豊岡市を走る鉄道と路線バスを、3日間乗り放題できる切符です。
JRだけが利用できません。
京都丹後鉄道 | 京都丹後鉄道の全区間の普通列車、快速列車 |
京都交通バス | 舞鶴市・福知山市の路線バス |
全但バス | 豊岡市内の路線バス、但馬周遊バス「たじまわる」 |
丹後海陸交通バス | 宮津市、京丹後市、与謝野町、伊根町の路線バス |
※京都丹後鉄道の特急列車(自由席も)や観光列車は利用できません。追加料金が必要です。
※京都丹後鉄道は、福知山駅、豊岡駅、西舞鶴駅でJRと接続しています。
※高速バス、特急バス、コミュニティーバス、成相寺登山バスは利用できません。
※バス路線の詳細は各社の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
このように、「幸福パス」は広い地域をカバーしています。京都丹後鉄道から離れている観光地や温泉地、海水浴場にも足を延ばせます。
城崎温泉や出石へは豊岡駅からバスでアクセスできます。
念のためですが、「幸福パス」は、例えば京阪神から現地まで行き帰りの交通機関は含まれていません。別に手配が必要です。
「幸福パス」には、下記で割引が受けられる特典が付いています。
- 天橋立傘松観光券(ケーブルカー・リフト往復+観光船往復)1,600円⇒1,400円
- 丹後海陸交通の天橋立モーターボート1割引
- 伊根湾めぐり遊覧船1,000円⇒900円
※天橋立モーターボートは天橋立周辺を遊覧します。利用する場合は事前に予約している方がスムーズです。内海(阿蘇海)周遊で通常料金は大人2名で4,000円。コースや人数によって変動します。
「幸福パス」は名前が印象的ですが、その由来は、発売当初は切符を使って地元に点在しているパワースポットをめぐる旅を提案していたからだそうです。
【幸福パスで行ける主なパワースポット】
丹後・但馬「幸福パス」の値段は?
「幸福パス」の値段はこちら。
大人 | 5,800円 |
子供 | 2,900円 |
これで、乗り放題3日間分の金額です。1日当たり1,900円ちょい。
この値段を見ても、値頃感が分からないと思いますので、参考までに京都丹後鉄道、京都交通バス、全但バス、丹後海陸交通バスそれぞれの普通運賃などを挙げてみました(大人)。
乗車区間など | 大人 |
【丹鉄】初乗り運賃 | 150円 |
【丹鉄】福知山駅~大江駅 | 350円 |
【丹鉄】福知山駅~宮津駅 | 700円 |
【丹鉄】福知山駅~天橋立駅 | 800円 |
【丹鉄】福知山駅~西舞鶴駅 | 1,200円 |
【丹鉄】豊岡駅~網野駅 | 650円 |
【丹鉄】豊岡駅~峰山駅 | 800円 |
【丹鉄】豊岡駅~天橋立駅 | 1,200円 |
【丹鉄】豊岡駅~西舞鶴駅 | 1,500円 |
【丹鉄】豊岡駅~福知山駅 | 1,500円 |
【丹鉄】西舞鶴駅~天橋立駅 | 650円 |
【丹鉄】家族お出かけきっぷ(1日乗り放題、子供1人無料) | 1日1,850円 |
【京都交通】初乗り運賃 | 150円・200円 |
【京都交通】西舞鶴駅~自衛隊桟橋 | 300円 |
【京都交通】西舞鶴駅~市役所前(赤れんが倉庫群) | 300円 |
【京都交通】西舞鶴駅~造船所前(海軍記念館) | 250円 |
【京都交通】西舞鶴駅~東舞鶴駅 | 300円 |
【京都交通】西舞鶴駅~大江駅 | 700円 |
【京都交通】福知山駅~綾部駅 | 400円 |
【京都交通】福知山駅~下夜久野駅 | 400円 |
【京都交通】「舞鶴かまぼこ手形」(舞鶴市内1日乗り放題) | 1日1,000円 |
【全但バス】初乗り運賃 | 160円 |
【全但バス】豊岡駅~城崎温泉 | 400円 |
【全但バス】豊岡駅~日和山 | 570円 |
【全但バス】城崎温泉~日和山 | 320円 |
【全但バス】豊岡駅~出石 | 590円 |
【全但バス】城崎温泉~出石 | 770円 |
【全但バス】たじまわる(観光周遊バス) | 1日500円 |
【丹後海陸交通】初乗り運賃 | 150円 |
【丹後海陸交通】天橋立駅~伊根 | 400円 |
【丹後海陸交通】天橋立駅~天橋立ケーブル下 | 400円 |
【丹後海陸交通】峰山駅~間人 | 200円 |
【丹後海陸交通】丹後天橋立伊根フリー(バス乗り放題+観光船など) | 2日2,600円 |
【丹後海陸交通】海の京都・天橋立・伊根フリーパス2days | 2日4,550円 |
丹鉄や路線バスの運賃は、都市部に比べると全体に高めなので、「幸福パス」の元は取りやすいです。
あと、乗り放題切符なので、乗車の度にいちいち運賃を気にしたり、小銭を用意する必要がないという、気分的、手間的なメリットも大きいです。
ちなみに、4社ともICOCAやPiTaPaなどICカードには対応していません。
丹後・但馬「幸福パス」の発売期間と有効期間は?
「幸福パス」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間(買える期間)
※発売終了日は決まっていませんが、念のため、公式サイトなどで最新の発売情報を確認ください。
有効期間(使える期間)
※3日間は連続している必要があります(飛び飛びはだめ)。
※利用当日は、始発便から最終便まで乗り放題できます。
丹後・但馬「幸福パス」はどこで買える?(購入方法)
「幸福パス」が買えるところは、京都丹後鉄道の主要駅窓口とインターネットの販売サイトになります。
駅の窓口で購入
「幸福パス」を現地で買う場合は、京都丹後鉄道の下記の駅で取り扱っています。
京都丹後鉄道 |
|
「幸福パス」は、京都丹後鉄道以外のバス会社の営業所や車内では買えません。「幸福パス」を使う旅のスタートは、丹鉄の駅からに限定されてしまいます。
大阪、京都、神戸方面からJRで現地入りする場合は、福知山駅、豊岡駅、西舞鶴駅で下車して、丹鉄の窓口で「幸福パス」を買ってください。
※宮津駅と天橋立駅ではクレジットカード払いが可能です。他の駅では現金のみです。
インターネットで購入
「幸福パス」は、インターネットでも買えます。
ただし、”チケットレス”ではありません。「引換クーポン」が発行されるので、それを利用を開始する当日に、京都丹後鉄道の上記の駅に提示して、「幸福パス」の現物を受け取る必要があります。
切符の現物が無いと、列車やバスに乗れません。
「幸福パス」をインターネット購入しても、旅のスタートは丹鉄の駅からになります。
「幸福パス」公式サイト
「幸福パス」の最新情報は、京都丹後鉄道の公式サイトで確認ください。
【各バス会社の公式サイト(路線図、時刻表、運賃)】
京都交通バス | 全但バス | 丹後海陸交通 |
【その他、北近畿方面のお得な切符】
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