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【検証】定期券はホンマに得?割引率は?何日で元が取れる?

定期券とは?ホンマに得?割引率は?何日で元が取れる?

お悩み中
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定期券を買った方が得?それもと損?

こんなお悩みを解決します。

この記事の内容

  • 定期券の割引率はどれくらい?
  • 定期券は何日で元が取れる?

通勤や通学などにかかる交通費を節約する方法というと、真っ先に思い浮かぶのが「定期券」だと思います。

(参考)定期券とは?

定期券は一番お得だと”アホの一つ覚え”みたいに思ってません?

確かに普通の切符に比べると割安ですが、あなたにとってホンマに得なのか、あるいは損なのかは別問題。要は使い方次第だからです。

そこで、知っているようで知らない!?定期券が普通の切符よりどれくらい安いのか?その割引率についてまとめました。

初めて定期券を買うあなたもご参考に。

これを読むと、あなたが定期券を買うときに、はたして得なのか損なのかを判断のヒントになります。
まあちん
まあちん

ここで取り上げる定期券は、特に電車(鉄道)の一般的なものです。関西のJRや私鉄、地下鉄の例を使って、紹介します。




定期券はどれくらい安い?割引率は?

定期券はどれくらい安い?割引率は?

定期券は、普通の切符を毎回買うのと比べて、どのくらい割引になっているでしょうか。

このことについては、一口で回答できません。

実は、鉄道会社によって、みごとにバラバラなんです。しかも、同じ鉄道会社のなかでも、区間やその距離によってバラツキがあります。

関西各社の主な線区で調べたところ、大まかにはこんな傾向がみられました。

  • JRは割引率が全体的に私鉄に比べて高いです。
  • 会社の規模と割引率は関係ないです。大手の会社が必ずしも高いとは限りません。
  • 私鉄の割引率は、距離による差が大きいです。利用客が多い?区間は低めにしてる印象です。
  • 地下鉄の割引率は低めです。

参考のために、「通勤」定期券の距離で区切った割引率の一例を挙げました。

ちなみに、「距離」は鉄道会社が運賃設定のために決めた営業用のものです(営業キロ程)。実測のものではありません。

※この記事の「割引率」は、「定期代」を「普通運賃の往復×日数」で割って算出したものです。1ヶ月の日数は30日、3ヶ月は90日、6ヶ月は180日としています。

【例1】JR西日本の通勤定期券割引率(大阪電車特定区間

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(140円) 49.2% 51.7% 59.4%
25キロ(400円) 50.5% 53.0% 60.4%
50キロ(810円) 52.8% 55.2% 59.8%
75キロ(1,270円) 55.9% 58.1% 60.2%
100キロ(1,610円) 53.5% 55.8% 60.1%

【例2】阪急電車の通勤定期券割引率

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(160円) 56.7% 58.8% 61.0%
24キロ(280円) 31.3% 34.7% 38.2%
33キロ(320円) 31.9% 35.3% 38.7%
48キロ(400円) 34.2% 37.5% 40.8%
76キロ(630円) 48.4% 50.9% 53.5%

【例3】近鉄電車の通勤定期券割引率

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(160円) 52.2% 54.5% 57.0%
25キロ(450円) 36.0% 39.2% 42.4%
50キロ(770円) 52.4% 54.8% 57.2%
75キロ(1,090円) 63.4% 65.3% 67.1%
100キロ(1,410円) 69.5% 71.0% 72.6%

【例4】大阪地下鉄(メトロ)の通勤定期券割引率

区間(普通運賃) 1ヶ月 3カ月 6ヶ月
1区(180円) 30.1% 33.6% 37.1%
2区(230円) 34.1% 37.3% 40.7%
3区(280円) 36.6% 39.8% 42.9%
4区(330円) 42.2% 45.1% 48.0%
5区(380円) 45.7% 48.4% 51.1%

このように、通勤定期券の割引率は30~50%が中心。例に挙げた鉄道会社以外でも同じ傾向です。

ちなみに、通学定期券の割引率は出血レベル。60%~80%が中心です。なかには90%前後も安くなっている区間もあります。

【例1】JR西日本の通学定期券(大学生)割引率(大阪電車特定区間)

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(140円) 70.5% 71.8% 73.3%
25キロ(400円) 67.4% 68.9% 70.6%
50キロ(810円) 76.6% 77.8% 78.9%
75キロ(1,270円) 77.9% 79.0% 80.1%
100キロ(1,610円) 76.8% 77.9% 79.1%

【例2】阪急電車の通学定期券割引率

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(160円) 85.5% 86.2% 87.0%
24キロ(280円) 75.4% 76.6% 77.9%
33キロ(320円) 76.1% 77.3% 78.5%
48キロ(400円) 78.0% 79.1% 80.2%
76キロ(630円) 84.0% 84.8% 85.6%

【例3】近鉄電車の通学定期券割引率

距離(普通運賃) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
1キロ(160円) 82.3% 83.2% 84.1%
25キロ(450円) 81.1% 82.0% 83.0%
50キロ(770円) 88.1% 88.6% 89.2%
75キロ(1,090円) 90.8% 91.3% 91.7%
100キロ(1,410円) 92.3% 92.7% 93.1%

【例4】大阪地下鉄(メトロ)の通学定期券(大学生)割引率

区間(普通運賃) 1ヶ月 3カ月 6ヶ月
1区(180円) 68.2% 69.8% 71.4%
2区(230円) 69.6% 71.1% 72.6%
3区(280円) 71.0% 72.4% 73.8%
4区(330円) 74.8% 76.1% 77.4%
5区(380円) 76.3% 77.5% 78.6%

会社ごとにばらつきはありますが、定期券は割引の良い切符であることは確かです。

でも、これが得か損かはあなたの使い方次第。月にどのくらい利用するかによってきます。




定期券は何日使えばでトク?(損益分岐点)

定期券は何日使えば得?

定期券を買うにあたっての悩みどころは、損か得か?

つまり、何回(何日)乗ったら元が取れるということです。難しい言葉では「損益分岐点」。

これは、先に触れたように、割引率が鉄道会社や区間で違うため、ひとくくりにして、ズバリ○回とか○日とは言えません。

割引率が高いほど、少ない回数・日数で元が取れます。

あなたが買おうとする定期券について知りたいときは、その区間ごとに、計算して調べる必要があります。

計算方法は超簡単です。

元が取れる日数(損益分岐点) = 定期代 ÷ 往復の普通運賃

例えば、大阪地下鉄(メトロ)の「梅田駅~難波駅」の1ヶ月定期の場合は、こうなります。

通勤定期 通学定期
普通運賃 230円(往復460円) 230円(往復460円)
1ヶ月定期代 9,100円 4,200円
損益分岐点 19.8日 9.1日

通勤1ヶ月定期券は月に20日以上、往復で乗るなら元が取れてお得ということになります。

仕事が週休2日で月に22~23日の出勤でしたら得。ただ、祝日や休暇、出張などがあると損になりやすいです。

定期券の損得をみるときは、定期区間が「乗り放題(乗り降り自由)」であるメリットや、外回り営業やプライベートなど通勤以外での使用も含めるようにしましょう。

また、定期券の区間外へ出かける場合も、定期券で乗り越しすれば、その分の運賃で済みます。

今、あなたが定期券を使っている場合も、一度計算してみることをおすすめします。これまで得していたと思っていたけど、実は損だったという重大事実に気付けるかも。交通費や家計を見直す際はぜひに。

割引率が低めの地下鉄、特に京都市営地下鉄は要注意です。

【参考】大阪地下鉄は定期券よりPiTaPa「マイスタイル」の方が得。

一方、通学定期券は、10日で元がとれるので、夏休みや冬休みなど長期休暇がからまなければ、文句なしにお得です。

どの会社も破格の割引率なので、学生さんは使わないと損です。

定期券は何日使うと得か?損益分岐点

ここで、関西の主な線区の損益分岐点をみてみました。参考までに。

1ヶ月定期券の元が取れる日数

会社 利用区間
(普通運賃・片道大人)
通勤1ヶ月
割引率
元が取れる日数
通勤(通学)
JR西日本 大阪駅~京都駅(570円) 50.8% 15日(7日)
大阪駅~三田駅(770円) 52.8% 15日(7日)
大阪駅~姫路駅(1,520円) 56.3% 14日(7日)
近鉄電車 大阪難波駅~奈良駅(570円) 41.6% 18日(5日)
大阪阿部野橋駅~古市駅(410円) 40.7% 18日(7日)
南海電車 難波駅~岸和田駅(500円) 36.3% 20日(6日)
難波駅~河内長野駅(570円) 41.6% 18日(6日)
京阪電車 淀屋橋駅~枚方市駅(340円) 35.2% 20日(6日)
阪急電車 大阪梅田駅~西宮北口駅(270円) 39.7% 19日(7日)
大阪梅田駅~大宮駅(400円) 35.5% 20日(7日)
阪神電車 大阪難波駅~神戸三宮駅(410円) 33.0% 21日(8日)
山陽電車 高砂駅~明石駅(570円) 43.2% 18日(7日)
神戸電鉄 神戸三宮駅~鈴蘭台駅(470円) 33.3% 20日(11日)
能勢電鉄 日生中央駅~大阪梅田駅(590円) 37.4% 19日(10日)
泉北高速 和泉中央駅~難波駅(570円) 23.7% 23日(10日)
北大阪急行 千里中央駅~梅田駅(370円) 34.6% 20日(10日)
京都市営地下鉄 京都駅~北大路駅(260円) 29.5% 22日(16日)
神戸市営地下鉄 三宮駅~西神中央駅(410円) 35.3% 20日(12日)
ポートライナー 三宮駅~医療センター前駅(250円) 35.7% 20日(10日)
大阪モノレール 千里中央駅~柴原阪大前駅(250円) 34.8% 20日(10日)
叡山電車 出町柳駅~宝ヶ池駅(270円) 50.3% 15日(10日)
嵐電 全線(220円) 43.2% 17日(10日)
水間鉄道 貝塚駅~水間観音駅(300円) 40.0% 18日(11日)

この例をみても、元が取れる日数は会社、区間でバラバラです。

ただ、目安として最低、次の日数ぐらい往復で乗るようでしたら、定期券を検討してみるといいと思います。

  • JR西日本は、1ヶ月15日
  • 私鉄は、1ヶ月18~20日
  • 地下鉄は、1ヶ月は20日

そして、あなたが実際に利用する区間の定期代を、各社の公式サイトや駅などで確認して、正確な”損益分岐点”を計算してみてください。(関西の鉄道会社のリンク先は記事の最後にまとめています)

1ヶ月定期で損でも、3ヶ月定期や6ヶ月定期なら得ということは普通にありますので、あわせて検討をおすすめします。

どこの鉄道会社でも、「通勤」「通学」にかかわらず、1ヶ月より3ヶ月、6ヶ月と有効期間が長いものほど割安設定になっているからです。

つまり、定期券を買うなら、6ヶ月定期が一番割安。

割引率の傾向は、関西の鉄道で調べたところ、こんな感じです。

  • 1ヶ月定期×3回 >3ヶ月定期(5%割引)
  • 1ヶ月定期×6回 >6ヶ月定期(10%割引 ※JRは約10~20%)
  • 3ヶ月定期×2回 >6ヶ月定期(6%割引 ※神戸新交通は約12%)

パッと見の割引率は、とりたてて高くないですが、定期代はまとまった金額なので、節約のインパクトはあります。

特に6ヶ月定期は、一時的な出費が大きいですが、無理して買う値打ちはあります。JRだと区間によっては1ヶ月定期6回分より2割近くも安く、実質1ヶ月分がタダになります。

このほか、定期券をなるべくお得に買うために、知っておきたいポイントをまとめました。こちらの記事もよかったらご覧ください。

実際のところ、あなたにとって定期券が得かどうかは、面倒でも、定期代を調べて”損益分岐点”を計算してみてください。定期券が損なら、回数券など別の手段を検討しましょう。
まあちん
まあちん

【主な関西の鉄道】定期代検索リンク集 

JR西日本 近鉄 南海
京阪 阪急 阪神
山陽 神鉄 能勢
大阪モノレール 北大阪急行 ポート/六甲ライナー
大阪メトロ 京都市営地下鉄 神戸市営地下鉄



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