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この記事の内容
- 神戸市が実施している「エコファミリー」の内容と利用方法を紹介します。
子供連れで神戸市内を移動するあなたは、「エコファミリー」という制度を知っておくといいですよ。
これは、神戸の市営地下鉄や市バスなど対象の交通機関を子供連れで利用すると、子供のの運賃が無料になるというものです。
神戸市民を含めて、観光客でも外国人でも、誰でも利用できます。ただ、1年中いつでもというわけではなく、実施日が決められています。
ここでは、その「エコファミリー」の内容、実施日(適用日)、利用方法を分かりやすく解説します。

目次
神戸市「エコファミリー」制度とは?
神戸市が実施している「エコファミリー」制度とは、対象日に小学生以下の子供が大人と一緒に地下鉄や市バスなどを利用すると、子供の運賃が無料になるという制度です。
神戸市「エコファミリー」制度の対象になる人
神戸市の「エコファミリー」制度で運賃が無料になる対象は、大人1人と同伴して乗車する小学生以下の子供、最大2名です。
この場合の「大人」とは、「大人運賃」を支払って地下鉄やバスに乗車する人を指します。
中学生も、運賃は大人なので、中学生と小学生の組み合わせも大丈夫です。
また、同伴する「子供」は、実子や親戚の子である必要はありません。
そして、大人も子供も神戸市民でなくても構いません。通りすがりの客でも観光客でも、外国人でも誰でも利用できます。
※大人と子供が一緒に同じ区間を利用することが前提です。子供だけの利用は対象になりません。
※「大人運賃」の支払いはどんな方法でも大丈夫です。定期券や回数券、ICOCAやPiTaPaなどICカード、1日乗車券、敬老優待乗車証、福祉乗車証などで乗車する場合も適用されます。
神戸市「エコファミリー」制度の実施日(利用できる日、適用日)
神戸市の「エコファミリー制度」は1年を通して実施していますが、実際に利用できる(適用される)日は、下記の通りに限定されています。
基本は、週末と祝日です。
- 土曜日、日曜日、祝日
- 夏休み期間中(7月21日~8月31日の毎日)
- 冬休み期間中(12月25日~1月7日の毎日)
神戸市「エコファミリー」制度が利用できる交通機関
「エコファミリー」制度が使える交通機関は下記の通りです。
※クリック(タップ)すると、路線図に移動します。
観光用の路線バス「シティーループ」「ポートループ」は、2022年(令和4年)4月1日から対象になりました。神姫バス版の「エコファミリー」になります(下記参照)。
※市バスが他社(山陽バスや神姫バスなど)と共同運行している路線では、市バス車両の便に乗車すれば「エコファミリー」が適用されます。
※ポートライナー、六甲ライナーなど上記以外の電車やバス路線は「エコファミリー」は使えません。
【参考】主な区間の子供運賃
神戸市バス、ポートループ、神姫バス(均一料金) | 110円 |
シティーループ(均一料金) | 130円 |
【地下鉄】三宮駅~名谷駅 | 160円 |
【地下鉄】三宮駅~総合運動公園駅 | 180円 |
【地下鉄】三宮駅~西神中央駅 | 210円 |
【地下鉄】三宮駅~新神戸駅 | 110円 |
【地下鉄】三宮駅・新神戸駅~谷上駅 | 140円 |
【地下鉄】三宮花時計前駅~御崎公園駅 | 120円 |
神戸市内の神姫バス全路線でも「エコファミリー」
神戸市内をはじめ明石、姫路など兵庫県内を走る「神姫バス」でも、独自に「エコファミリー」が実施されています。
神戸市内のシティーループ、ポートループ、山手線(三宮~神戸駅)も対象です(神姫バスが運行)。
基本的には、上記の神戸市のそれと同じ内容ですが、お盆と年末年始の期間が異なります。
対象路線 | 神姫バス、神姫ゾーンバス、神姫グリーンバス、ウエスト神姫の全路線。
(高速バス、空港バス、姫路城ループバス、コミュニティバスは除く) |
適用日 |
|
神姫バスの路線図や「エコファミリー制度」についての最新情報は公式サイトで確認ください。
神戸市「エコファミリー」制度を使うには?(利用方法)
「エコファミリー制度」の利用方法はいたって簡単です。駅員や運転手に「申告」するだけです。
逆に、こちらから申告しないと無料になりません。駅員や乗務員が気を利かせて…ということは基本的にないです。
地下鉄での利用方法⇒駅で無料乗車券をもらう
定期券や回数券、ICカードなど持っていない場合は、先に券売機で大人用の切符を買います。
それから、子供と一緒に駅の窓口(有人改札)に寄って、「エコファミリー」を利用する旨を伝え、買った切符、あるいは定期券、回数券、ICカードなどを提示します。
すると、子供用の無料乗車券がもらえます。
子供は、それを使って改札機を通ります。無料乗車券はその当日限り有効です。
谷上駅で神戸電鉄に乗り継ぐ際は、無料乗車券のまま乗り越して、下車駅で谷上駅からの子供運賃を精算します。
神戸電鉄から地下鉄に乗り継ぐ際は、乗車駅で谷上駅までの子供用の乗車券を買って、そのまま目的の地下鉄駅まで乗り通します。その下車駅で、神鉄の切符を提示して「エコファミリー」の旨を伝えます。
バスでの利用方法⇒運転手に口で申告
バスの運賃は、降りるときに支払います。
その支払いの際(ICカードはタッチする前)に、大人が運転手に「エコファミリー」の旨を伝えます。そして子供と一緒に下車します。
バスの場合は、特に切符はありません。口で言うだけです。
神戸市「エコファミリー」公式サイト
神戸市の「エコファミリー制度」についての最新情報などは、神戸市交通局の公式サイトで確認ください。
神戸市の「エコファミリー制度」は、ちょっとのことですが、交通費を節約できる、地味にありがたい割引制度です。
でも、駅員や運転手からは特に案内はありません。知っている人だけが得をする制度です。
今回ここで知った限りは、週末や休日に、子供を連れて神戸に出かける際には、ぜひ「エコファミリー制度」を使ってみてください!