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この記事の内容
- 伊丹空港~淡路島をバスで安くお得に移動する方法を紹介します。
伊丹空港から淡路島へ、あるいは淡路島から伊丹空港を、公共交通機関で移動する場合は、バスが便利です。それには、2つの方法があります。
- 直通の高速バスを利用する。
- 神戸三宮で空港バスと淡路島便の高速バスを乗り継ぐ。
直通バスは乗り換えなしで、安くていいのですが、発着地や本数が限られています。逆に三宮で乗り継ぐ方は、本数があって利用しやすく現実的です。
ここでは、伊丹空港~淡路島を安くバスで移動する方法をまとめました。

伊丹空港~淡路島のバス移動2つの方法
伊丹空港~淡路島のバス移動、「直通」「乗り継ぎ」それぞれの運賃などをまとめると、表のようになります。
【例】伊丹空港~洲本バスセンター(大人片道)
乗車区間 | バス会社 | 運賃・時間 | |
直通 | 伊丹空港~洲本バスセンター | JRバスなど | 2,290円 (約2時間) |
乗り継ぎ | 伊丹空港~神戸三宮 | 阪急観光バスなど | 1,070円 (約40分) |
神戸三宮~洲本バスセンター | 淡路交通など | 1,890円 (約1時間30分) |
|
運賃合計 | 2,960円 |
このように、直通バスの方が、運賃が安くて速いです。しかし、路線が限定されていて本数も少ないです。
三宮で乗り継ぐ方は、運賃が高くて時間もかかりますが、本数は多くて便利。こちらの方がメインルートです。
以下、「直通」「神戸乗り継ぎ」それぞれについて、安く乗れる方法としてお得な割引切符を紹介していきます。
伊丹空港~淡路島「直通」高速バスのお得な切符
直通バスの運行区間
伊丹空港~淡路島を直通する高速バスは、西日本JRバスと本四海峡バスが運行する「大阪~ニジゲンノモリ・洲本」線の「かけはしニジゲンノモリ号」と「ニジゲンノモリ洲本温泉号」です。
路線はこの洲本方面の1つだけで、本数も合わせて1日3往復しかありません。この点は不便です。
直通バスの「往復割引乗車券」「回数券」とは?
伊丹空港~淡路島(洲本)直通バスのお得な切符には、「往復割引乗車券」と「回数券」があります。運賃が10%割引になります。
「往復割引乗車券」は、行き帰りに同じ区間を乗車することで正規の片道運賃が10%割引になるというものです。
帰りの有効期間は、往きの乗車日から6日間です。
「回数券」は4枚綴りで発売されていて、1回あたり(=片道)の運賃が10%割引になります。ただし、「回数券」は伊丹空港では買えないので注意してください。
有効期間は購入した日から6か月間です。
回数券は、2人連れなら2枚ずつ往復に、4人連れなら1枚ずつ片道にといった使い方ができます。
直通バス「往復割引乗車券」「回数券」の値段
伊丹空港~淡路島直通高速バスの「往復割引乗車券」「回数券」それぞれの値段はこちら。
淡路島の主な発着地 | 片道の普通運賃 | 往復割引乗車券 | 回数券(4回分) |
ニジゲンノモリ | 1,170円 | 2,110円 | 4,210円 |
東浦IC | 1,380円 | 2,480円 | 4,970円 |
北淡IC | 1,680円 | 3,020円 | 6,050円 |
津名一宮IC | 1,990円 | 3,580円 | 7,160円 |
洲本IC | 2,240円 | 4,030円 | 8,060円 |
洲本バスセンター | 2,290円 | 4,120円 | 8,240円 |
※伊丹空港~洲本バスセンター間限定で学生割引があります(片道1,830円)。
※上記以外の区間の値段は、公式サイトでできます(下方にリンクがあります)。
直通バス「往復割引乗車券」「回数券」が購入方法
伊丹空港~淡路島直通高速バスの「往復割引乗車券」「回数券」は、下記の場所で購入できます。
「往復割引乗車券」 が直接買えるところ |
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「回数券」 が直接買えるところ |
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伊丹空港~淡路島の直通高速バスの乗車券は、楽天トラベルでも購入できます。
合計1,500円以上の運賃支払いに使える500円割引のクーポンが、毎月先着順で配布されています。
直通バス「往復割引乗車券」「回数券」公式サイト
伊丹空港~淡路島直通高速バスの「往復割引乗車券」「回数券」の最新情報や時刻表などは、JRバスの公式サイトで確認ください。
伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」
神戸三宮で乗り継げるバス路線
伊丹空港と淡路島の間を、途中の神戸で、伊丹空港~神戸三宮の空港バスと、神戸三宮~淡路島各地の高速バスを乗り継いでアクセスします。
直通バスに比べると、時間も運賃もかかりますが、空港バスも高速バスも、それなりに本数があって、路線も多いので、利用しやすいです。
【空港バス】 阪急観光バス 阪神バス |
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【高速バス】 淡路交通 神姫バス 西日本JRバス 本四海峡バス |
【西日本JRバス・本四海峡バス】
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【淡路交通・神姫バス】←「乗り継ぎ割引乗車券」対象
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神戸~淡路島の高速バスには、2つのグループがありますが、同じ区間の運賃は同じです。
このうち、淡路交通&神姫バスの方に、空港バスとの「乗り継ぎ割引乗車券」というお得な切符が用意されています。
神戸三宮での乗り換えについて
神戸三宮の空港バスと高速バスそれぞれの発着場所は、駅の近くですが離れています。
高速バスは2か所ありますので注意してください。
淡路交通・神姫バス | 神姫バス三ノ宮ターミナル(JR東口高架下) |
JRバス・本四海峡 | ミント神戸1階 |
空港バス・高速バスの乗り換え時間は、最低15分ほどみている方が無難です(初めての場合やスーツケースなど大きな荷物がある場合はもう少し余裕をプラス)。
高速バス、空港バスとも定員制です。乗車に予約する必要はありません。ただ、満席になると乗れません。
※「かけはし号」のみ一部予約用の座席があります。電話やインターネットで予約できます。
伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」とは?
あらためて、伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」は、神戸で乗り継ぐ空港バスと高速バスとの乗車券がセットになった片道用の割引切符です。
神戸~淡路島の高速バスは、淡路交通と神姫バスの便を利用します。JRバス、本四海峡バスには乗れません。
「乗り継ぎ割引乗車券」は、買った日を含めて7日間有効です。
この期間内であれば、空港バスと高速バスの利用日を別々にしてもOK。乗り継ぐ間に、三宮で宿泊したり、周辺に足を延ばしたりできます。
伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」の値段
大阪伊丹空港~淡路島の主な地点の「乗り継ぎ割引乗車券」の値段は下記の通りです(片道)。通常の運賃と比べて約11%割引となっています。
淡路の発着地 | 高速バス | 空港バス | 通常合計 | 乗り継ぎ乗車券(子供) |
淡路IC | 680円 | 1,070円 | 1,750円 | 1,550円(780円) |
東浦IC | 880円 | 1,070円 | 1,950円 | 1,730円(870円) |
北淡IC | 1,170円 | 1,070円 | 2,240円 | 1,990円(1,000円) |
郡家 | 1,480円 | 1,070円 | 2,550円 | 2,270円(1,140円) |
幸せパンケ-キ | 1,250円 | 1,070円 | 2,070円 | 2,070円(1,040円) |
五色バスセンター | 1,690円 | 1,070円 | 2,760円 | 2,460円(1,240円) |
津名港 | 1,580円 | 1,070円 | 2,650円 | 2,360円(1,180円) |
志筑 | 1,580円 | 1,070円 | 2,650円 | 2,360円(1,180円) |
しづかホール | 1,580円 | 1,070円 | 2,650円 | 2,360円(1,180円) |
洲本バスセンター | 1,890円 | 1,070円 | 2,960円 | 2,640円(1,330円) |
洲本IC | 1,840円 | 1,070円 | 2,910円 | 2,600円(1,300円) |
陸の港西淡 | 2,090円 | 1,070円 | 3,160円 | 2,820円(1,420円) |
福良 | 2,300円 | 1,070円 | 3,370円 | 3,010円(1,510円) |
空港バスの切符は、三宮駅周辺の金券ショップで1,000円程度で売られていますが、それを買うよりも「乗り継ぎ割引乗車券」の方がお得です。
また、神戸~淡路島の高速バスには1割の往復割引があります(例、三宮~洲本バスターミナルは往復3,400円)が、行き帰りとも「乗り継ぎ割引乗車券」を使った方が安くなります。
※上記以外の区間の値段は、公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」の購入方法
「乗り継ぎ割引乗車券」は、下記の場所で購入できます。
「乗り継ぎ割引乗車券」 購入場所 事前購入もOK |
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淡路島で買える場所が限られていますので、伊丹空港から往復利用する場合は、伊丹空港で帰りの分も買っておく方が良いです(ただし7日以内に使用)。
伊丹空港~淡路島のバス「乗り継ぎ割引乗車券」公式サイト
「乗り継ぎ割引乗車券」の最新情報や詳細な値段については、公式サイトで確認ください。
なお、空港バス、高速バスの運行状況や時刻表は各バス会社で。
伊丹空港~淡路島の移動手段は、車以外では高速バスが一般的です。直通するバスは少ないので、実際は神戸経由の空港バス&高速バスの利用にほぼ限られます。
このため、同じ乗るのであれば「乗り継ぎ割引乗車券」を使わない手はありません。正規運賃で乗ると損です。片道用で乗る前に買えて使いやすいので、うまく活用してください。
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