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【この記事の内容】
- 阪急電車「ぐるっと初詣パス」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
2025年のお正月に、大阪、尼崎、宝塚、箕面、伊丹、西宮などへ電車で安く出かけたいあなたは、阪急電車の「ぐるっと初詣パス」がという切符をチェックしてみてください。
これは、阪急電車の大阪~宝塚~西宮にかけての「環状線」が、最安600円で1日乗り放題できるという激安切符です。
ここでは、この「ぐるっと初詣パス」の内容と発売期間、購入方法についてまとめました。【2025年版】

阪急電車「ぐるっと初詣パス」ってどんな切符?
それでは、さっそく阪急電車の「ぐるっと初詣パス」がどんな切符なのかを紹介していきます。
阪急「環状線」の大阪~宝塚~西宮が1日乗り放題!
「ぐるっと初詣パス」(2024年版)は、阪急電車の大阪~宝塚~西宮の一周区間が乗り放題(乗り降り自由)のお正月限定の1日乗車券です。
乗り放題できる具体的な範囲は、下図のとおりです。
【「初詣ぐるっとパス」乗り放題範囲】
- 宝塚線(大阪梅田駅~宝塚駅)
- 今津線(今津駅~西宮北口駅~宝塚駅)
- 神戸線(大阪梅田駅~夙川駅)
- 京都線(大阪梅田駅~淡路駅)
- 箕面線(石橋阪大前駅~箕面駅)
- 伊丹線(塚口駅~伊丹駅)
※この範囲の外へ乗り越す場合は、境界の駅から通常運賃がかかります。例えば、三宮まで行くと、夙川駅~三宮駅の片道240円が追加で必要です。
1月7日までの好きな1日に使えます。
「ぐるっと初詣パス」が使えるのは、1月1日から1月7日までの好きな1日です。
三が日だけではないので、仕事はじめのあいさつ回りなどにも便利です。
中山寺、清荒神、門戸厄神で祈念品特典つき!
阪急電車の「ぐるっと初詣パス」には、特典として中山寺、清荒神、門戸厄神の「社寺祈念品授与券」が付います。
これを初詣した際にもっていくと祈念品と引き換えられます。
場所 | 祈念品 | 最寄駅(アクセス) |
中山寺 | 吉祥飾紙 | 「中山観音駅」下車、徒歩数分。 |
清荒神(清澄寺) | 箸 | 「清荒神駅」下車、徒歩約15分。 |
門戸厄神(東光寺) | 破魔矢 | 「門戸厄神駅」下車、徒歩約10分。 |
なお、「社寺祈念品授与券」の引き換えは1月1日から1月7日までです。期間中なら「ぐるっと初詣パス」の利用と別の日でも大丈夫です。
阪急電車「ぐるっと初詣パス」の発売期間と有効期間は?(2025年版)
阪急電車「ぐるっと初詣パス」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間(買える期間)
2024年(令和6年)12月20日~2025年(令和7年)1月7日
年が明けてからも買えますが、売り切れると発売終了になります。
有効期間(使える期間)
2025年(令和7年)1月1日~1月7日のうちの好きな1日間
※利用当日は始発から終電まで乗り放題できます。
※中山寺、清荒神、門戸厄神の「社寺祈念品授与券」は1月1日から1月7日まで有効です。
阪急電車「ぐるっと初詣パス」の値段は?(2025年版)
「ぐるっと初詣パス」には、通常の磁気カード版と、スマホで直接利用するデジタル版の2つのタイプがあります。
内容は同じですが、値段が違います。
通常版 | デジタル版 | |
大人 | 700円 | 600円 |
子供 | 350円 | 300円 |
このように、スマホがあるなら、安いデジタル版がおすすめです。
参考までに、「ぐるっと初詣パス」範囲内の主な区間の普通運賃(大人片道)はこんな感じです。
阪急電車の初乗り運賃(最短区間) | 170円 |
梅田駅~中山観音駅 | 290円 |
梅田駅~清荒神駅 | 290円 |
梅田駅~宝塚駅 | 290円 |
梅田駅~門戸厄神駅 | 280円 |
梅田駅~西宮北口駅・夙川駅 | 280円 |
梅田駅~箕面駅 | 280円 |
梅田駅~淡路駅 | 200円 |
梅田駅~伊丹駅 | 240円 |
宝塚駅~西宮北口駅 | 200円 |
宝塚駅~箕面駅 | 280円 |
門戸厄神駅~清荒神駅 | 200円 |
門戸厄神駅~中山観音駅 | 240円 |
清荒神駅~中山観音駅 | 170円 |
1日に、おおむね3、4回以上乗るようでしたら、お得です。
ちなみに、阪急電車と競合しているJRの主な区間の普通運賃は下記の通りとなっています。行先よっては「ぐるっと初詣パス」の方が安上がりです。
(JR)大阪駅~伊丹駅 | 240円 |
(JR)大阪駅~中山寺駅 | 330円 |
(JR)大阪駅~宝塚駅 | 330円 |
(JR)大阪駅~西宮駅・さくら夙川駅 | 320円 |
(JR)大阪駅~淡路駅 | 190円 |
阪急電車「ぐるっと初詣パス」はどこで買える?(購入方法)
通常(カード)版の購入方法
「ぐるっと初詣パス」のカード版は、下記の場所で直接買えます。
阪急電車の主要駅にある「ごあんないカウンター」では12月20日より発売しますが、駅の窓口は12月29日からとなります。
12月20日より発売 |
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12月29日より発売 |
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「ごあんないカウンター」や多くの駅窓口は、朝6時から営業開始です。これより早い時間から使いたい場合は、前日までに購入してください。終電時間まで営業しています。
なお、支払い方法は現金のみです。
デジタル版の購入方法
デジタル版の「ぐるっと初詣パス」は、「スルッとQRtto(クルッと)」というインターネットサイトで発売しています。
発売期間中(12月20日~)に24時間いつでも、あなたのスマホからアクセスして購入できます。
購入の操作は簡単です。
支払い方法は、クレジットカードのみになります。
ちなみに、デジタル版では購入に使ったスマホが、そのまま切符の代わりになります(後述)。
購入の際は、利用する日を指定しないといけません。
でも、購入した後で変更したいとか、払い戻し(取り消し)したい場合は、未使用で1月7日まででしたら、サイト上で操作できます。手数料はかかりません。日付の変更は、いったん払い戻してから再度購入します。
デジタル版「ぐるっと初詣パス」の利用方法
デジタル版「ぐるっと初詣パス」では、あなたのスマホが切符になります(チケットレス)。
利用当日は、スマホから「スルッとQRtto」にアクセスして、購入済みのチケットの中から「ぐるっと初詣パス」を選びます。
そして、「利用開始する」をタップ(押下)します。
それ以降、電車を利用する際は、「スルッとQRtto」にアクセスして、スマホ画面に「ぐるっと初詣パス」(QRコード)を表示させます。
その画面を「QR」表示がある改札機の読み取り口にタッチして出入りします(すべての改札機が「QR」対応ではありません)。
また、中山寺、清荒神、門戸厄神で祈念品を受ける際も、「授与券」のスマホ画面を係員に提示します。
※QRコードの表示には時間制限があります。ずっと表示しっぱなしにはできません。
阪急電車「ぐるっと初詣パス」公式サイト
「ぐるっと初詣パス」(2025年版)の最新情報や年始の運行・時刻表については、阪急電車の公式サイトで確認ください。
「ぐるっと初詣パス」にプラス500~600円で、京都、神戸方面を含めた阪急電車の全線、そして阪神電車も乗り放題利用できる「阪急阪神ニューイヤーチケット」も発売中。1月11日まで使えます。
沿線に住んでいる人はもちろん、お正月に中山寺、清荒神、門戸厄神への初詣、梅田や西宮ガーデンズの初売りなど、大阪~宝塚~西宮方面へ出かける際は、ワンコインで買える阪急電車の「ぐるっと初詣パス」を検討してみてください。交通費の節約が期待できますよ。
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