
こんなお悩みにお答えします。
この記事の内容
- 近鉄電車の「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」というお得な切符を紹介します(対象、内容、利用方法)。
奈良県との県境近くにある三重県名張市の「赤目四十八滝」へ、できるだけ交通費を安くして出かけたいあなたは、近鉄電車の「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」を、まずチェックしてみてください。
この切符は、大阪、京都、奈良方面から赤目四十八滝まで、電車とバスの往復アクセスと入山料がセットで割引になるもので、通常より20%もお得です。
ここでは、「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」の内容、値段、発売期間、購入方法についてまとめました。【2022年版】

近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」(2022年版)の発売は終了しました(11月30日)。
【参考】奈良のお得な切符一覧
近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」ってどんな切符?
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は、大阪、京都、奈良方面から赤目四十八滝まで、アクセスに利用する近鉄電車と路線バスの往復乗車券と入山券がセットになった割引切符です。
赤目四十八滝までの往復アクセスをカバー
赤目四十八滝へ電車でアクセスする場合、最寄り駅は近鉄電車の「赤目口駅」になります。そこから、滝の入口との間は路線バス(三重交通)を利用します。
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」では、これらのアクセスに必要な切符が往復分セットになっています。
- 近鉄電車の出発駅から赤目口駅までの往復乗車券
- 赤目口駅から赤目四十八滝までの三重交通バスの往復乗車券
※それそれ行き帰り1回ずつの利用です。乗り放題ではありませんので途中下車できません。
ちなみに、赤目口駅までの所要時間は、特急を利用しない場合で、大阪難波駅から約1時間20分、京都駅から約2時間、奈良駅から約1時間30分です。赤目口駅からのバスは約10分です。
赤目四十八滝の入山料もセット!
赤目四十八滝に入るには、入山料がかかりますが、近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は、それも込み。
入山券(引換券)がセットされています。
通常の赤目滝入山料はこちらです。
大人 | 500円 |
子供(小中学生) | 250円 |
※この入山料には滝の入口にある「日本サンショウウオセンター」の入場料が含まれています。特別天然記念物のサンショウウオ、9種類約50匹が展示されています。
温泉入浴や「忍者の森」などの割引特典つき
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」には、赤目滝周辺の提携旅館での温泉入浴や忍者修行体験アトラクション「忍者の森」のほか、飲食店、土産物店で料金の割引など優待が受けられる特典がついています。
【特典が受けられる主なところ】(順不同)
- 旅館「対泉閣」(温泉入浴割引)
- 旅館「山水園」(温泉入浴割引)
- 忍者の森(忍者修行体験料割引、衣装込)【要予約】
- 大日屋(土産物全品割引ほか)
- 見晴らし亭(土産物、飲食代割引)
- 上田屋(赤目まんじゅう割引)
- たまきや(名物へこき饅頭割引)
- 滝酒店・かわせみ(佃煮割引)
- トマリギ (飲食代割引)
※優待の詳しい内容は公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」の値段は?(2022年版)
近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は発売駅によって値段が異なります。関西の主な近鉄の駅からの値段は下記の通りです。
発売駅 | 大人 | 中学生 | 小学生 |
大阪難波駅 | 2,640円 | 2,440円 | 1,320円 |
上本町駅・鶴橋駅 | 2,540円 | 2,340円 | 1,270円 |
大阪阿倍野橋駅 | 2,740円 | 2,540円 | 1,370円 |
京都駅 | 2,960円 | 2,760円 | 1,480円 |
生駒駅 | 2,440円 | 2,240円 | 1,220円 |
奈良駅 | 2,340円 | 2,140円 | 1,170円 |
大和八木駅 | 1,800円 | 1,600円 | 900円 |
※近鉄特急は別に特急券を買うと利用できます(特急は赤目口駅に停車しませんので、大和八木駅などで乗り換えになります)。
※上記の出発駅はほんの一例です。近鉄の多くの駅が出発駅に設定されていますので、詳しくは公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。
では、電車で赤目四十八滝へ散策やハイキングに出かける際に、「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」を使うと、どれくらいお得なのかを、通常の場合と比べてみました(大人の場合)。
出発駅 | 電車往復 | バス往復 | 入山料 | 通常合計 | 自然探勝きっぷ | |
難波 | 2,040円 | 740円 | 500円 | 3,280円 | 2,640円 | 20%割引 |
鶴橋 | 1,920円 | 740円 | 500円 | 3,160円 | 2,540円 | 20%割引 |
阿倍野橋 | 2,180円 | 740円 | 500円 | 3,420円 | 2,740円 | 20%割引 |
京都 | 2,440円 | 740円 | 500円 | 3,680円 | 2,960円 | 20%割引 |
生駒 | 1,800円 | 740円 | 500円 | 3,040円 | 2,440円 | 20%割引 |
奈良 | 1,680円 | 740円 | 500円 | 2,920円 | 2,340円 | 20%割引 |
大和八木 | 1,000円 | 740円 | 500円 | 2,240円 | 1,800円 | 20%割引 |
このように「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」を使うと、通常より約20%安くなります。
※路線バス(三重交通)の普通運賃(片道)
バス代 | 大人 | 子供 |
赤目口駅前~赤目滝 | 370円 | 190円 |
近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」の発売期間&有効期間は?(2022年版)
発売期間(買える期間)
近鉄電車の「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は、冬期を除く期間限定の発売となっています。
2022年(令和4年)3月1日~11月30日
有効期間(使える期間)
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は、下記期間内の連続した2日間有効です。日帰りの散策やハイキングはもちろん、泊りがけ(1泊2日)の際にも使えます。
2022年(令和4年)4月1日~12月1日のうちの連続した2日間
近鉄「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」はどこで買える?(購入方法)
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」は、出発日の1ヶ月前から当日まで、大阪難波駅、阿倍野橋駅、京都駅、奈良駅をはじめ近鉄電車の下記の駅で購入できます。
買うときは出発日を指定する必要があります。
買った後で行けなくなった場合は、有効期間内で一式すべて未使用の場合に限って、発売場所で払い戻ししてもらえます。ただし、手数料が160円かかかります。
大阪府 | 大阪難波駅、上本町駅、鶴橋駅、布施駅、東花園駅、八尾駅、大阪阿部野橋駅、藤井寺駅、古市駅 |
京都府 | 京都駅、丹波橋駅、大久保駅、新田辺駅 |
奈良県 | 奈良駅、西大寺駅、学園前駅、生駒駅、天理駅、王寺駅、大和高田駅、大和八木駅、榛原駅、高田市駅、橿原神宮前駅、下市口駅 |
三重県 | 名張駅、伊賀神戸駅、伊勢中川駅、津駅、白子駅、伊勢若松駅、四日市駅、富田駅、桑名駅、松阪駅、伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅、志摩磯部駅、鵜方駅、賢島駅 |
愛知県 | 名古屋駅、蟹江駅 |
※駅によっては発売窓口の営業時間が短かったり、時間帯が偏っていたりしますので、注意してください。営業時間外は駅員さんがいても買えません。営業時間などは公式サイトで確認できます。
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」公式サイト
「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」の詳細な出発駅や発売窓口の時間、優待内容、アクセスの路線バス時刻など最新情報は近鉄電車の公式サイトで確認ください。
【参考リンク】
赤目四十八滝には、大小23の滝がつづく渓流に沿って約4kmの遊歩道が整備されています。遊歩道を全て行くと往復で3時間~3時間半ほどかかります。この場合でも、大阪の難波からは7~8時間あれば日帰りできます。
歩く距離を調整すると、近鉄沿線以外の多くの地区からでも日帰りで観光や散策、ハイキングを楽しんでこられます。約800m地点(片道20分)まで行くだけでも満足感がありますよ。
大自然のマイナスイオンを浴びて心身を癒しに、「赤目四十八滝・渓谷の自然探勝きっぷ」で出かけてみては。温泉や「忍者の里」もありますし、せっかくなら泊りがけでも。ただ、バスの便数が多くありませんので注意ください。
コメント