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JR新快速の有料座席「Aシート」って何?値段や乗り方は?

JR西日本は、「新快速」電車の一部車両に有料座席「A(エー)シート」を設けます(2018年3月16日~)。これは、ゆっくり座って行きたい!混雑した車内はイヤ!という人向けの、いわゆる、着席サービスです。

新快速は、だいたい1日中混んでいる(特に京阪神間)ので、待ってました!という人もいると思いますが、「Aシート」のしくみはちょっと独特です。

この新快速の「Aシート」とはどんなものなのか、乗り方や値段などと合わせてまとめました。




新快速の「Aシート」とは?

JR新快速の「Aシート」は、普通の運賃に別料金(Aシート料金)を払うことで利用できる「定員制」の着席サービスです。

◆2019年(平成31年)3月16日から運行を開始しました。

指定席ではありません

有料の着席サービスというと、関西では近鉄特急や南海電車の特急「サザン」「泉北ライナー」、あと京阪電車の「プレミアムカー」のような座席指定制(指定席)が多いのですが、新快速の「Aシート」は定員制となっています。座席は自由席で空いている席なら好きなところに座れます。

事前予約できません

「Aシート」は、事前に予約できません。実際にAシート車に乗ってみて、運よく?空席があれば、はじめて料金を払って座るという「ぶっつけ本番」的な独特のシステムになっています。

専用車両で定員は46名

「Aシート」は、他の一般車両とは独立した特別仕様の専用車両となっていて、12両中の9号車(京都方向から4両目)に連結されます。外観で区別できるようになっています(青い帯)。

また、定員は46名(席)です。

座席はリクライニング機能、コンセント付き

「Aシート」の座席は2人掛けで、リクライニング(背もたれを倒せる)機能とテーブル、電源コンセントが付いた、新快速の一般座席よりも「ええシート」になっています。

※1席だけテーブルが無い座席があります。

無料Wi-Fiも完備

「Aシート」車両では、Wi-Fiを無料で利用できます。また、大型の荷物置き場も設置されています。

新快速の全部が「Aシート」付きじゃない!

「Aシート」は全ての新快速に連結されているわけではありません。現時点では、姫路駅・網干駅~野洲駅間を走る1日2往復だけの運行となっています。

通勤では行き帰りともに、姫路・明石・神戸方面の利用者に便利な設定になっています。



「Aシート」の値段は?

新快速「Aシート」を利用する際に必要な料金は下記の通りです。乗車駅から下車駅までの乗車券に加えて必要になります。

Aシート料金(1席) 500円

「Aシート料金」は、乗車する区間に関係なく一律です。網干駅~野洲駅でも尼崎駅~大阪駅でも同じです。当然、長い距離を乗った方がお得です。あと、大人と子供の区別もありません。未就学の子供でも座席を1つ使う場合は、上記の料金がかかります。

※単純に料金だけ比較すると、「Aシート」の値段は相場です。長距離はお得です。

座席料金 座席料金の例
Aシート 500円 明石~京都(95.3km):500円
網干~野洲(170.7km):500円
近鉄特急 ~40km:510円、
41~80km:900円
難波~大和八木(36.8km):500円
難波~名張(69.2km):900円
南海「サザン」 510円 難波~和歌山市(64.2km):510円
泉北ライナー 510円 難波~和泉中央(27.5km):510円
京阪プレミアムカー 400円、500円 淀屋橋~枚方市(21.8km):400円
淀屋橋~出町柳(51.6km):500円

「Aシート」の乗り方は?

(1)普通に切符を買って、直接ホームへ

Aシート料金は車内で払う(後述)ので、まずは普通に目的地までの乗車券だけを買って改札機を通ります。手持ちの定期券や回数券、関西1デイパスなどお得な切符、ICカード(ICOCAやPiTaPaなど)でも大丈夫です。

「Aシート」付きの新快速は、駅の行先案内板にその旨が表示されます。その案内に従って直接乗り場のホームへ向かい、9号車の乗車位置で待ちます(乗車位置は2か所で、足元にも表示があります)。

この時点で、まだ座れるかどうかは分かりません。

(2)電車が到着したら、乗り込みます。

「Aシート」付きの新快速が到着したら、空席の有無は考えずに、とりあえず乗り込みます。

空席があったら⇒座る

車内に入って空席があったら、まず座ります。しばらくすると、乗務員さんが来るので、降りる駅を伝えて、料金(500円)を支払います。引き換えに「乗車整理券」をくれるので、座席の前にある切符入れ(ポケット)に入れておきます。

降りる駅に着いたら、乗車整理券を持って下車します。

※Aシート料金の支払いは現金か、ICOCAやPiTaPaなど交通系ICカードになります。
※下車した後、乗車整理券は不要です。

空席がなかったら

「Aシート」車内に入ってはみたけど、あいにく満席だったら、次の2つの選択肢があります。

  • 諦めて、一般の車両へ移動する。
  • 出入口附近の「立席エリア」で、空席が出るまで待つ。
    (空席が出たら席に座って、乗務員さんに料金を支払います)

※空席待ちは客室のなかで出来ません。決められた立席エリアのみです。

「Aシート」公式サイト

新快速「Aシート」の最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。

JR西日本公式サイト

新快速の初の着席サービス「Aシート」ですが、発車数分前でも座席を予約(=確保)してから(安心して)乗るという、一般的なものとは違って独特です。JRは「予約不要、気分でチョイス」と利用の気軽さを謳っているものの、今日はしんどいから、ちょっと奮発して座って行こかいなと思っても、実際に乗り込むまで座れるかどうか分からないので、個人的には使いづらいように思います。

しかし、関西でも着席サービスそのものには、京阪電車の指定席車「プレミアムカー」の例があるようにニーズはあるので、しばらく「Aシート」の動向を見守りたいと思います。



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