こんなお悩みに提案します。
【この記事の内容】
- JR西日本の「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
11月に、関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)で、JRの乗って、できるだけ安く出かけたいというあなたは、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」という切符を、”一応”チェックしてみてください。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は、名前の通り、関西地区のJR1日乗車券なんですが、値段が異常に安くて、なんと超破格の1,000円!知る限りでは史上最安です。
ただ、発売の対象者(買える人)が、指定の期間中に「ICOCA定期」を購入した人と限定されています。
でも、普段JRを利用しない人、定期券を買うほど乗らない人でも、行先によっては「ICOCA定期」を買うことで、全体の交通費節約が期待できるんです。
ここでは、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の内容と対象者と値段、発売期間、購入方法を紹介していきます。
JR西日本「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の発売は終了しました(2021年11月29日)。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」ってどんな切符?
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は、こんな内容です。
ICOCA定期券の購入者限定
まず「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は、だれでも買えるものではありません。発売の対象者が限定されています。
次の条件を満たした人だけが買うことができます。
- JR西日本の「ICOCA定期」券を、2021年9月15日~10月15日の間に購入して、そのあと、インターネットの専用サイトでエントリー(登録)する。
JR西日本の「ICOCA定期」を買うことが、第一条件です。
「ICOCA定期」とは、ICカードのICOCA(イコカ)と定期券と合体したものです。ICOCAの表面に定期券の利用者名や区間、有効期限などが印字されています。
指定期間に買ったJR西日本の「ICOCA定期」でしたら、「通勤/通学/子供用」、「新規購入/継続購入」、「有効期間(1ヶ月/3か月/6か月)」といった種類は問いません。
ただし、「ICOCA定期」でも、利用区間にJR西日本が含まれていないもの(私鉄、地下鉄、バスだけ)と、従来の磁気カード式定期券(ペラペラのプラスチック製)は対象外です。
それから、ICOCA定期を買うだけではダメで、インターネットで登録(エントリー)もやらないといけないので要注意です。
なお、普段JRは使わない、定期券を買うほど乗らない、という人でも、行先や使い方によっては、「ICOCA定期」を買い捨てしても、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を使った方が、お得な場合があります(後述します)。遠出を検討中なら、要チェックです。
関西のJRが乗り放題!
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山にまたがる、下図のような関西の広い範囲で、JRの乗り放題で利用できます(乗り降り自由)。
【関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」のJR乗り放題区間】
図の通り、関西の全ての路線が乗り放題ではありません。一部の支線や、北近畿(京都北部、兵庫北部)や南紀方面は範囲外になっています。
また、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」で乗れるのは、普通、快速、新快速です。
新幹線や特急には、特急券など追加料金を払っても乗れません。もし、利用するときは乗車券から購入する必要があります。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の値段は?
あらためて、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の値段はこのようになっています。子供用もあります。
大人 | 子供 |
1,000円 | 500円 |
利用できる範囲を考えると、いうまでもなく激安です。区間によっては、片道を利用するだけでもお得。
ちなみに、同じ乗り放題範囲の「関西近郊休日ぶらりきっぷ」(2021年3月1日~9月25日発売)は、大人2,500円でした。
これだけ安いと、普段、JRや定期券を使っていない人も、行先によっては、わざわざ最短区間の1ヶ月定期を買って「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を利用した方が、経費全体としてお得な場合もあります。
【例】大阪から赤穂へ2人で日帰りする場合
ICOCA定期+プラスきっぷ | 通常の場合 |
|
|
合計5,960円(1名あたり2,980円) | 合計9,240円(1名あたり4,620円) |
このように、定期券を捨てても安くなります。そのうえ、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は乗り降り自由なので、赤穂への行き帰りだけでなく、例えば、姫路や神戸で途中下車もできます。
ちなみに、通勤定期券は、通勤してなくても、自由な区間で、誰でも買えます。身分証明書なども必要ありません。
【JR普通運賃の例(大人片道)】
大阪駅~敦賀駅 | 2,310円 |
大阪駅~長浜駅 | 1,980円 |
大阪駅~比叡山坂本駅 | 990円 |
大阪駅~亀岡駅 | 1,170円 |
大阪駅~和歌山駅 | 1,270円 |
大阪駅~播州赤穂駅 | 2,310円 |
京都駅~和歌山駅 | 1,870円 |
京都駅~三ノ宮駅 | 1,100円 |
京都駅~姫路駅 | 2,310円 |
三ノ宮駅~長浜駅 | 2,640円 |
三ノ宮駅~比叡山坂本駅 | 1,520円 |
三ノ宮駅~和歌山駅 | 1,870円 |
奈良駅~姫路駅 | 2,310円 |
※JRの運賃は、公式サイトの「JRおでかけネット」で簡単に検索できます(下方にリンクがあります)。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」は、期間限定の発売です。
2021年(令和3年)10月29日~11月29日
有効期間(使える期間)
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」が、実際に使えるのは、11月いっぱいです。
2021年(令和3年)11月1日~11月30日のうちの好きな1日間
※利用する当日は始発から午前0時を過ぎた最初の停車駅までが有効です。大阪の電車特定区間内では終電まで利用できます。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」はどうやって買う?購入方法と注意点
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を購入方法(買い方)をまとめました。枚数制限など注意点がありますので、気を付けてください。
「ICOCA定期」を購入します。【2021年9月15日~10月15日】
※ICOCAは、他社で定期券として使っていなければ、どれでも使えます。また、持っていない人は、その場ですぐ買えます(保証金500円。解約時に返金されます)。
インターネットの専用サイトでエントリー(登録)します。【2021年9月15日~10月15日】
エントリーはこちら
※エントリーの際は、J-WESTネット会員への登録(費用無料)とログインが必要です。現在、JR西日本の予約サイト「e5489」の利用している人、あるいは今までに利用したことがある人は、ログインするだけです。
JR西日本の予約サイト「e5489」で「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を購入します。駅の窓口や券売機では買えません。【2021年10月29日~11月29日】
- 購入の際は、利用する日を指定します。
- 購入は、定期券購入者1人2回まで。1回あたり最大3人分(本人+同行者2人)買えます(全員が同じ日に利用)。
- 利用当日は買えません。購入は利用する3日前から前日の23:30まで。
- 支払いは、クレジットカード払いのみです。
利用当日の出発までに、JR駅の「みどりの窓口」または「みどりの券売機」に寄って、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の現物を受け取ります。
切符の現物がないと、電車には乗れません。インターネットで買いますが、チケットレスではないので注意してください。
いざ出発!
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を買った後で、利用日を変更したい場合、切符の現物を受け取る前で、変更可能なタイミングでしたら、自分で「e5489」上で1回できます。受け取り後はできません。
人数の変更はできません。減らす場合は220円の手数料がかかります。
また、使わなくなった場合は、未使用で有効期間内なら、払い戻ししてもらえます(手数料1枚220円)。切符受け取り前は「e5489」で、受け取り後は駅の「みどりの窓口」で手続きします。
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」公式サイト
「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」の最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。
【参考】関西のお出かけ先の参考に
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