
こんなお悩みにお答えします。
【この記事の内容】
- 京都京阪交通バスの「保津川下りセット乗車券」を利用する方法を紹介します。
京都観光の人気定番コースのひとつが、「保津川下り」。
京都市の西隣の亀岡から嵐山まで、保津川の渓流を船頭さんたちが操る櫂や棹を頼りに、約16kmを約2時間で下るスリルに富んだ舟下りです。
この「保津川下り」を、できるだけ安く楽しみたいあなたに、京都京阪交通バスの「保津川下りセット乗車券」というお得な切符を紹介します。
これは、京都市内から船乗り場までのバス代と乗船料がセットになったもの。
ここでは、その内容と値段、発売期間、購入方法をまとめました。

「保津川下りセット乗車券」の購入には、GoToトラベルキャンペーンの「地域共通クーポン」が使えます。
ただし「紙クーポン」のみ。利用エリアに京都府が含まれているもの限定です。
詳しくは、公式サイトで確認ください(記事の最後にリンクがあります)。
目次
京阪バス「保津川下りセット乗車券」ってどんな切符?
「保津川下り」をするには、乗船場まで行かないといけません。
ここで紹介する「保津川下りセット乗車券」では、京都市内の阪急電車「桂(かつら)駅」から、京阪バス(京都京阪交通)を利用します。※一般の路線バスです。
「保津川下りセット乗車券」は、その京阪バスの乗車券と舟下りの乗船券がセットになった割引切符です。
【セット内容】
- 京阪バス乗車券1枚「(2系統)桂駅東口⇒保津川下り乗船場前」(片道)
- 保津川下り乗船券「亀岡乗船場⇒嵐山下船場」
◆嵐山で、人力車や足湯、土産物店など5カ所で優待が受けれられるクーポン券も付いています。
※桂駅には、特急など全ての電車が停まります。
※京阪バスの2系統、乗船場前ゆきは京都駅が始発です。しかし、「保津川下りセット乗車券」は桂駅からしか使えません。
利用の流れは、桂駅(東口、2番のりば)からバスに乗って、亀岡の「保津川下り乗船場」へ向かい(約40分)、そこから保津川を船で下って嵐山へ戻ってきます。ほぼ半日の行程です。
京阪バスは、乗船場まで直通します。
日中は、20~30分おきに出ていて便利。桂駅を9時~14時発の便に乗れば、保津川下りを楽しめます。
バスと舟下りの接続時刻表は、京都京阪交通の公式で確認できます(下方にリンクがあります)。
そして、嵐山の到着場所は、渡月橋の少し上流になります。
【参考】京都から保津川下り乗船場へのアクセス方法
京都市内から「保津川下り」の乗船場がある亀岡へは、車を使わない場合、次のようなアクセス方法があります。
JR嵯峨野線 | 「亀岡駅」下車、乗船場までは約700mで徒歩約10分、バス約6分(170円)。 |
トロッコ列車 | 嵯峨嵐山駅から「トロッコ亀岡駅」下車。乗船場までは約2.4km、バスで約11分です(310円)。
※期間限定運行。運転期間は3月1日~12月30日です。運休日もあります(主に水曜日)。 |
京阪バス | 京都駅、阪急電車桂駅より乗船場まで直通(2番系統)。 |
トロッコ列車で行って、舟下りで戻ってくるというのも定番の観光コースです。
トロッコ列車は全席指定なので、予約している方が無難です。特に週末や観光シーズンは当日券が買えないことがあります。
個人で予約が取れないときは、トロッコ列車&保津川下りを組み込んだバスツアーに参加するのも手です。
※京都定期観光バスなら「GO TOトラベルキャンペーン」の補助対象です。
トロッコ列車には運休期間や運休日があります。そのときに保津川下りに行く場合は、JRかバスを利用してください。
「保津川下りセット乗車券」の値段は?
京阪バスの「保津川下りセット乗車券」の値段はこのようになっています。大人用のみの発売です。
大人 | 4,280円 |
桂駅から、「保津川下りセット乗車券」を使った場合と使わずに普通に行った場合との費用を比較するとこのようになります。
京阪バス | 乗船券 | 通常合計 | 保津川下りセット券 | |
650円 | 4,100円 | 4,750円 | 4,280円 | 470円お得 10%割引 |
バス代を含めた合計金額で約10%安くなります。
ちなみに、JRとトロッコ列車でアクセスした場合は、下記の金額がかかりま(嵯峨嵐山駅から出発した場合)す。
普通運賃 | 駅~乗船場バス | 乗船券 | 合計 | |
JR嵯峨野線 | 200円 | 170円 | 4,100円 | 4,470円 |
トロッコ列車 | 630円 | 310円 | 4,100円 | 5,040円 |
このように、個人が京都市内から公共機関を使って保津川下りを少しでも安く楽しみたいときは、京阪バスの「保津川下りセット乗車券」が最安。
「保津川下り」に安く行きたいときの、有力な?選択肢です。
【まとめ】京阪バス「保津川下りセット乗車券」のメリット
- 乗船場に直通します。
- 費用が最安です。
デメリットは、バスの所要時間が長いことです。
「保津川下りセット乗車券」の発売期間&有効期間は?
発売期間(買える期間)
京阪バスの「保津川下りセット乗車券」は1年を通して発売されています。行きたいときにいつでも買えます。
有効期間(使える期間)
「保津川下りセット乗車券」は利用当日限り有効です。
未使用の分に有効期間はありませんので、あらかじめ買っておくこともできます。
「保津川下り」は、年末年始をのぞいて基本的に年中運行しています。
「保津川下り」を個人で利用する場合、9人以下でしたら予約の必要はありません(12月14日~3月9日は1人から必要です)。
保津川下りに行く際は、最新の運航状況を必ず確認してください。天気が良くても、川の増水で欠航ということがあります。
乗船場に着いた時点で欠航であっても、バス代は返金してもらえません。
保津川下りの運航状況や詳細は公式サイトで確認ください。
「保津川下りセット乗車券」はどこで買える?(購入方法)
「保津川下りセット乗車券」は、阪急電車桂駅の東口にある京阪京都交通バスの「桂駅東口案内所」に出向いて、購入します。
発売場所はこの1か所だけです。
利用する当日、バスに乗る前に、忘れずに寄ってください(車内では買えません)。
営業時間は月~金曜日は7:30~13:00、14:00~20:00、土日祝は9:00~13:00、14:00~19:00です。
13:00~14:00は休みなので要注意です。
「保津川下りセット乗車券」公式サイト
「保津川下りセット乗車券」の最新情報や、バスの時刻表などは京阪京都交通の公式サイトで確認ください。
保津川下りは1年中運航されていて、桜、新緑、紅葉、雪景色などの季節ごとの風景が楽しめますが、個人的にはクソ暑い真夏がおすすめ。涼しさと爽快感が最高。
あと、2時間近くの船旅なので水分補給用の飲み物は忘れずに。ただトイレに注意です。ちなみに冬の間はストーブ暖房の座敷仕様になります。