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「青春18きっぷ」で乗れない智頭急行の乗り放題切符は格安!通過だけでも得! 

兵庫県西部の上郡(かみごおり)駅から鳥取県の智頭(ちづ)駅まで「智頭急行」というローカル鉄道が走っています。

「青春18きっぷ」で乗れない智頭急行の格安乗り放題切符

関西と鳥取とを最短&最速で結ぶ路線になっているため利用者は多いのですが、JRではないので、「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」「おとなびパス」といったJRの切符では乗れません。その代わりに智頭急行では独自の乗り放題切符が発売されています。

沿線の観光地をめぐる際はもちろんですが、通過するだけの利用でもお得な切符です。詳しく紹介します。

※記載の運賃などは2019年10月以降のものです。

智頭急行ってどんな鉄道?

お得な切符を紹介する前に、智頭急行について簡単にまとめました。

智頭急行の乗り放題切符の有効区間

智頭急行は、2006年(平成6年)12月に開業した兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭駅との間(56.1km)を結んでいる関西では比較的新しい鉄道です。両端の上郡駅と智頭駅、そして途中の佐用駅でJRと接続しています。

※上郡駅、智頭駅、佐用駅はJRの駅と同じ場所です。ただ上郡駅と智頭駅の駅舎はJRと別になっています(佐用駅は同じ)

「青春18きっぷ」で乗れない智頭急行の乗り放題切符

京阪神と鳥取との間を走る「スーパーはくと」という特急を見たり聞いたリしたことがあるかもしれませんが、これは智頭急行が運行している列車です。

智頭急行は、「スーパーはくと」などの特急列車と普通列車がそれぞれ、概ね1時間~2時間に1本の割合で運行されています。ローカル線としてはまだ本数がある方で、特急が多い点も特徴です。

特急は普通列車と所要時間がかなり違うので、急ぐときはやっぱり値打ちがあります。

智頭急行の特急料金は430円(自由席)で、JRよりも安い設定になっていますので、利用しやすいです。ちなみに指定席は530円です。※子供は半額(端数切り上げ)。

【参考】上郡駅~智頭駅の場合

所要時間 運賃・料金(片道・大人)
特急列車 約40分 運賃1,320円+特急自由席430円=1,750円
普通列車 約1時間30分 運賃 1,320円

智頭急行の沿線の主な見どころや名物

智頭急行の乗り放題切符

  • 宿場町の街並み「智頭宿」(智頭駅)
  • 恋がかなう駅「恋山形駅」※全国的に珍しい「恋」が付く駅名にちなんで「恋愛」をテーマにした駅
  • 宮本武蔵ゆかりの史跡「生誕地の碑」「生家跡」「墓」「武蔵神社」など(宮本武蔵駅)
  • あわくら温泉「湯~とぴあ黄金泉」(あわくら温泉駅)
  • 宿場町の街並み「平福宿」(平福駅)
  • B級グルメ「ホルモン焼きうどん」(佐用駅)
  • 「飛龍の滝」(久崎駅)

このほかにも、歴史や自然が豊かなところなので、トレッキングやハイキングコースもいろいろあります。詳しくは智頭急行の公式サイトに案内があります(下にリンクがあります)。

智頭急行のお得な乗り放題切符2選

智頭急行には「スーパーはくと」をはじめ、JRに直通する列車がそれなりにありますが、JRの路線ではないので、「青春18きっぷ」や「おとなびパス」「フルムーン夫婦グリーンパス」「ジャパンレールパス」といったJRの切符では乗れません

上郡駅~智頭駅間を通過するだけでも智頭急行の運賃が別に必要です。

「青春18きっぷ」で乗れない智頭急行の乗り放題切符は格安

智頭急行も他のローカル線と同じく運賃が高めですが、下記のようなお得な乗り放題切符(2種類)が発売されています。通過するだけの利用でも、これらの切符の方が安くなります。

  • 「智頭線1日フリーきっぷ」
  • 「普通列車ペアきっぷ」

「青春18きっぷ」などを使って関西~鳥取を移動する場合には、少しの追加料金で上郡~智頭の最短ルートを利用できるということなので、上手く活用しましょう。

【参考】智頭急行の主な区間の普通運賃(大人片道)

上郡駅~佐用駅 500円
上郡駅~平福駅 630円
上郡駅~宮本武蔵駅 810円
上郡駅~大原駅 880円
上郡駅~あわくら温泉駅 1,010円
上郡駅~智頭駅 1,320円
佐用駅~平福駅 240円
佐用駅~宮本武蔵駅 430円
佐用駅~智頭駅 950円
平福駅~宮本武蔵駅 310円
宮本武蔵駅~智頭駅 690円
大原駅~智頭駅 630円

※JR「青春18きっぷ」ってどんな切符?

※JR「秋の乗り放題パス」ってどんな切符?

「智頭線1日フリーきっぷ」

「智頭線1日フリーきっぷ」は、智頭急行の全線で普通列車が1日乗り放題できる切符です。いつでも買えるわけではなく、発売日と利用日が土日祝に限定されています。しかしJRの「青春18きっぷ」が使える期間中は毎日発売となります。

切符の内容

「智頭線1日フリーきっぷ」は、智頭急行の全線で普通列車が1日乗り放題(乗り降り自由)です。別に自由席特急券(430円)を買うことで特急の自由席にも乗れます(指定席はダメ)。

また、切符を提携した沿線の観光施設や飲食店、土産物店で提示すると、料金の割引など優待が受けられる特典もついています。

有効期間

「智頭線1日フリーきっぷ」は、使える日が土曜日、日曜日、祝日と限定されていますので注意してください。その利用日(乗車日)の1日(始発から最終まで)有効です。

なお、「7月1日~9月30日」「12月10日~1月10日」「3月1日~4月10日」の期間は毎日使えます。これらの期間はJRの「青春18きっぷ」の期間に合わせたものです。

値段

「智頭線1日フリーきっぷ」の値段はこのようになっています。

大人 1,200円
子供 600円

上郡駅~智頭駅の片道運賃が大人1,320円ですので、乗り放題でこの値段は格安です。単に片道通過するだけでも9%お得です。

買えるところ(購入方法)

「智頭線1日フリーきっぷ」は、下記の場所で買えます。

  • 上郡駅、大原駅、智頭駅、(JR)佐用駅
  • 普通列車の車内
  • 郵送による取り寄せ

※早朝や夜間の駅窓口が閉まっていたり、無人駅などで駅員がいない場合は、車内で買ってください(5000円札、10000円札は使えません)。
※郵送は智頭急行の本社へ現金書留などで代金を、返信用切手(定型)と一緒に郵送して申し込みます(送付先は公式サイトで掲載されています)。

「普通列車ペアきっぷ」

「普通列車ペアきっぷ」も、智頭急行が1日乗り放題できる切符です。上記の「智頭線1日フリーきっぷ」と大きく異なる点は、その名前の通り「ペア」、つまり2人一緒で使わないといけないことです。

切符の内容

「普通列車ペアきっぷ」は、2人一緒で智頭急行全線で普通列車が1日乗り放題(乗り降り自由)ができる切符です。1人では使えないので注意してください。

2人の組み合わせは「大人&大人」か「大人&子供」です。「子供&子供」は対象外になります。そして、ペアの2人は同じ駅から同じ列車に乗って、同じ駅で降りると同じ行程をとらないといけません。

また、特急は特急券を買っても利用できません。

あと、「智頭線1日フリーきっぷ」と同じように、提携した沿線の観光施設や飲食店、土産物店で切符を提示すると料金の割引などが受けられる優待特典が付いています。

有効期間

「普通列車ペアきっぷ」は、1年を通して曜日に関係なく発売されていて、いつでも使えます。有効期間は利用開始日から2日間となっています。沿線に泊まる場合にも便利です。

値段

「普通列車ペアきっぷ」の値段は、大人・子供の区別なく一律となっています。

大人・子供(共通) 2,000円

この値段は2人分です。一人あたりで1,000円、しかも2日間乗り放題なので、こちらも割安感が大きいです。

買えるところ(購入方法)

「普通列車ペアきっぷ」、下記の駅窓口でしか買えません。

  • 上郡駅、大原駅、智頭駅、(JR)佐用駅

智頭急行の公式サイト

「智頭線1日フリーきっぷ」「普通列車ペアきっぷ」の詳細や最新情報をはじめ、智頭急行の時刻表、沿線の観光案内などついては、智頭急行の公式サイトで確認してみてください。

智頭急行公式サイト

関西から鉄道で鳥取方面へ向かうには、京都からJR山陰線を経由する、大阪からJR福知山線を経由する、姫路からJR播但線から経由するといったルートもありますが、上郡から智頭急行を経由するのが距離も時間も最短で便利です。

ただ、他のルートと違って、JRではないので「青春18きっぷ」などの切符は使えませんが、通過だけでもお得な独自の乗り放題切符を発売しているので、費用を抑えて利用できます。

もちろん、沿線で途中下車して観光や散策を楽しんでみるのもいいと思います。特に歴史好きや宮本武蔵ファンにおすすめです。

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