50歳以上向けJR「おとなびWEBパス」発売情報!特徴と購入方法、注意点!

出張や旅行でJRをよく利用する50歳以上の方、JR西日本の「おとなび」という会員制度を知っていますか。会員数が100万人を突破したということなので、すでに利用されている人も多いと思います。

「おとなび」では、会員向けに用意されている割引切符や旅行商品などを利用できる特典があって、これが思いのほか魅力的です。50歳以上であればだれでも入会できて、しかも登録料や会費は無料です。

その「おとなび」会員向けに期間限定でJR西日本の全線が乗り放題になる「おとなびWEBパスという切符が発売されます。今「おとなび会員」の方はもちろん、そうでない方も出張や旅行の際には要チェックです”!

「おとなびWEBパス」ってどんな切符?

おとなび会員限定の「おとなびWEBパス」は次のような内容がセットになっています。

JR西日本の全線など3日間乗り放題!

「おとなびWEBパス」では関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)を含む北陸から九州(博多)までの下記区間が、平日、土日祝に関係なく3日間乗り放題(乗り降り自由)で利用できます。

  • JR西日本の全線(山陽新幹線、北陸新幹線も)
  • JR西日本の宮島フェリー(宮島口~宮島)
  • 智頭急行線の全線(上郡~智頭)

下記の区間では通過利用だけできます。途中下車できません。途中下車すると別に運賃がかかります。

  • IRいしかわ鉄道(金沢~津幡、金沢駅と津幡駅でのみ乗り降りできます)
  • あいの風とやま鉄道 (富山~高岡、富山駅と高岡駅でのみ乗り降りできます)

新幹線や特急の指定席が利用OK!

「おとなびWEBパス」では新幹線や特急の指定席が8回まで利用できます。新幹線の「のぞみ」や「みずほ」でもOKです。

※1列車1座席の利用を1回と数えます。目的地まで2列車を乗り継いで行く場合は「2回」となります。
※新幹線や特急の自由席を利用する分には回数の制限はありません
※夜行特急の「サンライズ出雲」と「サンライズ瀬戸」は利用できません。

1人でも使えます。

「おとなびWEBパス」は1人でも使えます。気ままな一人旅はもちろん、仕事の出張にもぴったりです。

駅レンタカーの利用券付き!

「おとなびWEBパス」を購入すると「駅レンタカー利用券」が付いています。駅レンタカーを運営するJR西日本レンタカー&リースのすべての営業所で、切符の有効期間中に1回利用できます。利用できる車種と値段は下記の通りです。利用に際しては予約が必要です。

  • Sクラス:24時間3,200円(免責補償込み)

※Sクラスは5人定員で車種としてはフィット、デミオ、ノート、ヴィッツなどになります。通常料金は7,020円。
※JR西日本レンタカー&リースの「駅レンタカー」営業所は主要駅にあります。

「おとなびWEBパス」の気になる値段は?

「おとなびWEBパス」は「普通車用」と「グリーン車用」の2種類が用意されています。

普通車用 20,000円
グリーン車用 24,000円

「普通車用」では、新幹線や特急の普通車指定席が8回まで、「グリーン車用」では、グリーン車指定席と普通車指定席とをあわせて8回まで利用できます。

往復だけで元がとれる区間も

大阪からだと広島や九州、富山方面へ行くと往復だけで元がとれます。関西圏内や近隣へ行く場合は、新幹線や特急に3~4回乗ると得になるという感じです。

※片道の普通運賃・料金の例(普通車指定席を利用、通常期)

主な利用区間 普通運賃・料金(片道)
【新幹線のぞみ】新大阪駅~岡山駅 6,230円
【新幹線のぞみ】新大阪駅~広島駅 10,440円
【新幹線のぞみ】新大阪駅~博多駅 15,310円
【特急】大阪駅~金沢駅 7,650円
【特急+新幹線】大阪駅~富山駅 9,430円
【特急+新幹線】大阪駅~糸魚川駅 11,040円
【特急+普通】大阪駅~和倉温泉駅 8,790円
【新幹線のぞみ+特急】新大阪駅~岡山駅~出雲市駅 10,930円
【特急】大阪駅~智頭駅~鳥取駅 7,090円
【新幹線+普通】新大阪駅~新山口駅~東萩駅 14,350円
【特急】大阪駅~城崎温泉駅 5,600円
【特急】新大阪駅~白浜駅 5,600円
【特急】新大阪駅~紀伊勝浦駅 6,890円
【フェリー】宮島口~宮島(自由席) 180円

グリーン車も利用しやすい

「おとなびWEBパス」では、庶民には高いグリーン車も利用しやすいです。

通常、グリーン車を利用する場合、運賃の外に特急料金とグリーン料金(下表)が必要です。

営業キロ(≒乗車距離) グリーン料金
100kmまで 1,280円
200kmまで 2,750円
400kmまで 4,110円
600kmまで 5,300円
800kmまで 6,480円

※北陸新幹線は別体系です。

例えば、新大阪駅~博多駅を新幹線のぞみ号を利用した場合、普通車指定席で片道15,310円、グリーン車指定席で21,270円と5,960円も違ってきます。

「おとなびWEBパス」とグリーン車用は普通車用より4,000円高くなっていますが、距離に関係なく6回利用できるので、値段としては割安な設定になっています。

「おとなびWEBパス」は期間限定!発売期間と有効期間

発売期間(買える期間)

「おとなびWEBパス」は、下記の期間限定の発売となっています。

【2018~2019秋冬版】

2018年(平成30年)10月27日~12月10日 12月17日出発分まで
2018年(平成30年)12月16日~2019年(平成31年)3月4日 3月11日出発分まで

有効期間(使える期間)

【2018~2019秋冬版】年末年始は使えません

2018年(平成30年)11月27日~12月19日のうちの連続した3日間
2019年(平成31年)1月16日~3月13日のうちの連続した3日間

※利用開始日当日の午前0時から最終日の午前0時を過ぎた最初の停車駅まで有効です。大阪の電車特定区間内では終電まで有効です。

「おとなびWEBパス」の注意点と購入方法

「おとなびWEBパス」は、出発の当日に駅に行っても買えません!購入する際は次の点に注意してください。

「おとなび」会員でないと買えません!

繰り返しになりますが、「おとなびWEBパス」はJRの「おとなび」の会員限定の切符です。会員でなければ購入できません。実際に利用できるのも会員の本人限定です。

また、「おとなびWEBパス」は同時に3人分まで購入できます。この場合も同行者全員が「おとなび」会員でないといけません。

「おとなび」への入会は超簡単!

「おとなび」には、JR西日本の公式サイトにアクセスして、「J-WESTネット会員」に登録することで入会できます。J-WESTネット会員の登録者が満50歳以上の場合、自動的に「おとなび」会員となります

「おとなび」は入会して損はありません。「おとなびWEBパス」以外にも会員限定のお得な切符が用意されています。

「J-WESTネット会員」とは、インターネット上の切符予約サービス「e5489」が利用できることを主とする会員制度です。新幹線や特急の切符やお得の切符を随時予約したり、その変更や取り消し、確認もできます。登録料や会費は一切かかりません

「J-WESTネット会員」の登録そのものは、必要事項を入力するだけで簡単です。その際、自分のメールアドレスを用意してください。

※すでに「J-WESTネット会員」に入会していて50歳以上の人は、「おとなび」会員になっていますので、特に手続きもなく「おとなび」の特典を受けられます。

買えるのは7日前まで!

「おとなびWEBパス」は、利用する日の1ヶ月前から7日前までの発売となっています。このため、当日や次の日など直前の出発分は買えませんので、急な旅行や出張には向いていません。この点「おとなびWEBパス」は不便ですが、注意してください。

購入方法はインターネット予約だけ!駅では買えません。

「おとなびWEBパス」の購入方法は、インターネット予約だけです。JR西日本の予約サイト「e5489」にパソコンやスマホからアクセスして「おとなびWEBパス」を申し込みます(予約)。

そして、利用する当日までに駅の「みどりの窓口」か「みどりの券売機」で、「おとなびWEBパス」の現物を受け取ります。

「おとなびWEBパス」は駅の窓口や券売機では買えませんので注意してください。駅ではインターネットで予約した切符の受取のみです。

指定券の予約や変更もインターネットで

「おとなびWEBパス」で新幹線や特急の指定席(普通、グリーン)の予約も「e5489」で行ってから、駅の「みどりの窓口」で指定券の現物を受け取ります。駅では予約できません。

また、予約を変更したいときも、駅で指定券を受け取る前ならば「e5489」でできます。

※指定券を予約しないで乗車した時は、自由席の利用となります。

(参考)西日本での宿泊が「ふっこう周遊割」でお得。

「平成30年7月豪雨」の被災地(13府県)の観光振興策として、「ふっこう周遊割」が2019年1月31日まで実施されています。対象地域で2連泊以上すると、1人1泊4,000円~6,000円の補助金が出ます。「おとなびWEBパス」と合わせて利用するとお得です。

「おとなびWEBパス」の有効区間では下記の府県での宿泊が「ふっこう周遊割」の対象です。

【関西】京都府(京都市内を除く)、兵庫県
【中国】岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県
【九州】福岡県

参考記事

「おとなびWEBパス」公式サイト

「おとなびWEBパス」の最新情報や「おとなび」会員への登録については、JR西日本の公式サイトで確認ください。

JR西日本の「おとなび」は、何かと高齢者(65歳以上など)向けのサービスが多い中で、50歳以上が対象という珍しい?会員制度です。ただ、購入や予約は全てインターネット「e5489」で行う形になりますので、インターネットやパソコン、スマホが苦手な人には優しくないです。旅行中はスマホなどの携帯端末は必需です。

現役バリバリの人が多いと思いますが、「おとなびWEBパス」は出張にも活用できて、目的地によっては日帰りの往復だけでも元が取れるなど、交通費を安く抑えることができます。

また、せっかくの関西を含め西日本中が乗り放題できます、3日間の有効期間や新幹線や特急が利用できるという「おとなびWEBパス」ならではのメリットを生かして、週末や休みを利用して気分転換に周遊の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。使い方次第では関西やその周辺だけでもお得に巡れますよ。