こんなお悩みに提案します。
【この記事の内容】
- JR西日本の「プラス城崎きっぷ」という切符を紹介します(内容、値段、発売期間、購入方法)。
この5月~7月に、城崎温泉に出かけようかと考え中のあなたは、JRの「プラス城崎きっぷ」という切符は、とりあえずチェックしておいた方がいいです。
とくに、あなたが普段の通勤や通学でJRの定期券を使っているなら必見!というのは、「プラス城崎きっぷ」は、定期券利用者しか買えないお得な切符だからです。
なんと、大阪・京都から城崎温泉へ5,000円で往復が可能。もちろん、特急列車の指定席で!
ただし、事前にエントリー(登録)が必要だったり、いくつか条件があります。
ここでは、「プラス城崎きっぷ」の内容と対象者と値段、発売期間、購入方法を紹介していきます。
「プラス城崎きっぷ」の発売は終了しました(2022年7月11日)。
JR「プラス城崎きっぷ」ってどんな切符?
JR西日本の「プラス城崎きっぷ」は、「ICOCA定期券『プラス』Springキャンペーン」という活動の一環で発売される期間限定の割引切符です。
ICOCA定期券の利用者への限定発売
まず、「プラス城崎きっぷ」は、だれでも買えるものではありません。次の条件を満たした人だけが買うことができます。
- 持っている定期券が「ICOCA定期」で、その利用区間にJR西日本が含まれていて、有効期間に2022年4月20日が入っていること。
- J-WESTネット会員に登録していること。
- 2022年4月20日までに、「ICOCA定期券『プラス』Springキャンペーン」にエントリー(登録)すること。
第一条件は、あなたが「ICOCA定期」を持っていることです。ペラペラした磁気カード式の定期券では対象になりません。
「ICOCA定期」でしたら、「通勤/通学/子供用」、「新規購入/継続購入」、「有効期間(1ヶ月/3か月/6か月)」といった種類は問いません。
JRで買ったICOCA定期でなくてもいいのですが、その利用区間に、JR西日本の部分が含まれている必要があります。
私鉄や地下鉄、バスの区間だけのICOCA定期は対象外です。
「ICOCA定期」とは、ICカードのICOCA(イコカ)と定期券と合体したものです。ICOCAの表面に定期券の利用者名や区間、有効期限などが印字されています。
なお、磁気カード式の定期からICOCA定期への切り替えは、駅の窓口で無料ですぐできます(ICOCAの保証金500円が必要。解約すると返金されます)。
そして、その有効期間に「2022年4月20日」が入っていることも必要です。4月20日が利用開始日でも有効期限でもOK。
さらに、J-WESTネット会員への登録(すでに登録済みなら不要)と、キャンペーンへの事前エントリー(登録)も済ませておかないといけません。
ICOCA定期を持っているだけではダメなので注意してください。会員登録やエントリーの手続き自体は簡単です。
「J-WESTネット会員」とは、JR西日本の予約サイト「e5489」を利用するためものです。現在「e5489」を利用している人(ログインできる)は、すでに「J-WESTネット会員」です。
※非会員の人は、事前エントリーする際に登録できます。
最安区間の「ICOCA定期」を買って「プラス城崎きっぷ」を使うことで、お得に城崎へ行けるんです!(後述します)
城崎まで特急指定席で往復!
「プラス城崎きっぷ」では、大阪と京都から城崎温泉までの往復に特急列車の指定席を利用します。
発着駅と経路、利用列車は、次のように設定されています。
- 「大阪市内」駅⇔城崎温泉駅(尼崎、福知山線経由、こうのとり号)
- 「京都市内」駅⇔城崎温泉駅(亀岡、山陰線経由、きのさき号)
※「プラス城崎きっぷ」は乗り放題(乗り降り自由)ではありません。途中の駅で下車すると残りの区間は無効になります。
※設定区間外の利用には、別に通常の運賃・料金が必要です。
「プラス城崎きっぷ」には「特典引換券」が付いています。それを使って、次の特典から1つ選んで利用できます。
- 観光周遊バス「たじまわる」1日乗車券が無料(土日祝のみ運行、通常500円)
- 城崎温泉観光センター(城崎駅前)で「オリジナルマスク」プレゼント(大人のみ)
- レンタル浴衣500円割引(ゆかた専門店いろは、身長130㎝以上)
JR「プラス城崎きっぷ」の値段は?
あらためて、「プラス城崎きっぷ」の値段はこのようになっています。
子供用は大人とセット販売専用です(単品で買えません)。
大人 | 5,000円 |
子供 | 2,000円 |
大阪市内発、京都市内発とも一律で、この値段です。往復なので片道あたり2,500円。
そして、この激安の恩恵は、ICOCA定期を持っているあなただけでなく、旅の同行者(最大3人)も受けることができます。
ちなみに、通常の料金はこちら(大人:通常期)。「プラス城崎きっぷ」は、通常の片道分で往復乗れるという感じです。
利用区間 | 通常 | WEB早特21 |
京都駅~城崎温泉駅「きのさき」 | 4,930円 (往復9,860円) |
ー |
大阪駅~城崎温泉駅「こうのとり」 | 5,700円 (往復11,400円) |
4,550円 (往復9,100円) |
高速バスと比べてもお得です(全但バス)。
利用区間 | 通常運賃 |
京都駅~城崎温泉駅 | 3,900円 (往復割引7,020円) |
大阪梅田~城崎温泉駅 | 3,800円 (往復割引6,840円) |
定期券を使っていない人にも「プラス城崎きっぷ」の恩恵が!
ICOCA定期を持っていない人も、実は最短最安区間の1ヶ月通勤定期券を買って、「プラス城崎きっぷ」を利用することで、全体としてはお得に城崎へ行けます。
【例】大阪から城崎温泉へ2人で出かける場合
ICOCA定期+プラスきっぷ | 通常の場合 |
|
|
合計13,960円 (1人6,980円) |
合計22,800円 (1人11,400円) |
このように、定期券を買い捨てても、城崎への電車代が安くつくんです。1人で利用しても2割強もお得です。
通勤定期券は、実際に通勤してなくても、誰でも自由に区間を設定して買えます。身分証明書なども必要ありません。
買い捨て定期券を買うなら、関西のJRでは大阪環状線の初乗り運賃が最安なので、その区間のものがおすすめ。もちろん普段、多少でも乗る区間の定期券にすれば無駄にはなりません。
※定期券は4月20日までに買って、事前エントリーしてください。
JR「プラス城崎きっぷ」の発売期間と有効期間は?
発売期間(買える期間)
「プラス城崎きっぷ」は、期間限定の発売です。
2022年(令和4年)5月10日~7月11日
有効期間(使える期間)
「プラス城崎きっぷ」の有効期間は2日です。1泊2日の旅行や出張、帰省にも使えます。
2022年(令和4年)5月13日~7月14日の連続した2日間。
※7月14日に利用開始した場合は7月15日まで有効です。
JR「プラス城崎きっぷ」はどうやって買う?購入方法と注意点
「プラス城崎きっぷ」を購入方法(買い方)をまとめました。枚数制限など注意点がありますので、気を付けてください。
「ICOCA定期」を用意します(新規購入、継続購入、磁気式から切り替え)。すでに持っている場合は、有効期間に2022年4月20日が含まれているかどうか確認を。
インターネットの専用サイトでエントリー(登録)します。=「プラス城崎きっぷ」を買う権利をゲット【2022年4月20日まで】
※エントリーの際は、J-WESTネット会員への登録が必要です。費用はかかりません。
※JR西日本の予約サイト「e5489」を利用している人(今までに利用したことがある人)は、J-WESTネット会員になっていますので、ログインするだけです。
※エントリーしても、結果的に「プラス城崎きっぷ」を買わなくてもいいです。
「プラス城崎きっぷ」の発売が始まったら、好きなタイミングでJR西日本の予約サイト「e5489」で「プラス城崎きっぷ」を購入します。
駅の窓口や券売機では買えません。【2022年5月10日~7月11日】
- 買えるのは、利用日の3日前(23:30)までです(利用前日、当日は買えません)
- 購入の際は、行き帰りの日付と乗車する列車を指定します。
- 購入は、定期券購入者1人2回まで。1回あたり最大4人分(本人+同行者3人)買えます(全員が同じ日、同じ列車、同じ区間を利用)。
- 支払いは、クレジットカード払いのみです。
利用当日の出発までに、JR駅の「みどりの窓口」または「みどりの券売機」に寄って、「プラス城崎きっぷ」の現物を受け取ります。【2022年5月13日~7月14日】
切符の現物がないと、電車には乗れません。インターネットで買いますが、チケットレスではないので注意してください。
いざ!城崎へ出発。
「プラス城崎きっぷ」を買った後は、利用日、人数、乗車列車の変更はできません。変更したい場合、一旦取り消し、払い戻しして、あらたに予約を取り直すかたちになります(払い戻し手数料がかかります。1枚560円~)。
また、「プラス城崎きっぷ」では、予約した列車以外には乗れません。当日、乗り遅れた場合に別の特急を利用するには、あらたに特急券と指定席券を買わないといけません(乗車券部分だけが有効)。
JR「プラス城崎きっぷ」公式サイト
「プラス城崎きっぷ」の最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。
【参考リンク】
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