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京都でバス24時間乗り放題「ICチケット」の利用方法【安いけど一癖あり】

ICカード(ICOCA・PiTaPa)
お悩み中
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京都市内で2日間、バスを乗り放題できる格安チケットとかお得な方法はないかな。

 

こんなお悩みにお答えします。

 

【この記事の内容】

  • 京都市の「バスIC24時間チケット」を紹介します(内容、値段、購入方法、利用方法)。

 

例えば、お昼に京都に着いて、次の日の夕方ごろまで、バスで安くあちこち観光したい場合は、「バスIC24時間チケット」を一度チェックしてみてください。

 

これは、バス乗り放題の1日乗車券(バス一日券)の24時間版です。

 

「バス一日券」は、いつから使い始めても、その日の最終便で終了ですが、「バスIC24時間チケット」は、日付をまたいで24時間後まで使えます。

 

このため、2日間で半日ずつの滞在でも、このチケット1枚でお得にバスを乗り回せます。

 

ただ、「バスIC24時間チケット」の利用には、ICカードのICOCA(イコカ)かPiTaPa(ピタパ)が必要など、ひと癖?あるので注意が必要です。

 

また、旅行者には使いづらい面もあります。

 

ここでは、「バスIC24時間チケット」の内容’、値段、利用方法(使い方)、メリット・デメリットをまとめました。

 

この記事で、京都市の「バスIC24時間チケット」について、ひと通り知ることができます。
まあちん
まあちん

 

「バスIC24時間チケット」は、2023年4月1日から開始します。事前登録はできます。





 

京都市「バスIC24時間チケット」ってどんな切符?

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」とは?内容、値段、利用方法(使い方)

 

バスが24時間乗り放題!

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」とは?内容、値段、利用方法(使い方)

 

京都の「バスIC24時間チケット」は、指定の日時から24時間、対象の路線バスを乗り放題で利用できる切符です。

 

【対象の路線バスと乗り放題範囲】

京都「バスIC24Hチケット」の乗り放題範囲

  • 京都市バスの均一運賃(230円)区間
  • 京都バスの均一運賃(230円)区間

 

「バスIC24時間チケット」の乗り放題範囲は「バス一日券」と同じです。

鞍馬、貴船、大原、比叡山、洛西、山科、醍醐方面以外はカバーできています。

ただし、利用できるバスにJRバスは入っていません(2024年春以降対応予定)。高雄、栂ノ尾方面へは市バスを利用してください。

 

バス一日券」は、利用日の始発から最終まで乗り放題ですが、「バスIC24時間チケット」は利用開始からまるまる24時間後までです。

 

もっとも、深夜・早朝はバスは運行していませんが。

 

例えば、今日の14時から使い始めると、明日の13時59分まで有効です。

 

「バス一日券」だと2日分必要ですが、「バスIC24時間チケット」は1枚で済みますし、元も取りやすくなります。

 

ICOCA、PiTaPaと利用登録が必要

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」とは?ICOCA、PiTaPaが必要

 

「バスIC24時間チケット」は、ICカードの「ICOCA(イコカ)」または「PiTaPa(ピタパ)」に載せる(書き込む)方式の切符です。

 

このため、利用にはICOCAかPiTaPaのカードと、「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」への登録が必要になります。

 

ポイントサービスの登録手続きは簡単です(後述します)。

 

ICOCA、PiTaPa以外の交通ICカードは使えません

ICOCA、PiTaPaはどんな種類でも大丈夫です。他社で定期券として使っているものでもOK。ただし「モバイルICOCA」は使えません

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」とは?

 

「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」とは、ICOCA、PiTaPaで地下鉄やバスを利用すると、ポイントがもらえるサービスです。

 

「バスIC24時間チケット」は、「乗り継ぎポイント」「利用額ポイント」とあわせて用意されているプランの1つです。

 

貯まったポイントは、1ポイント=1円で、運賃や買い物の支払いに使えます。詳しくは公式サイトで確認ください(記事の最後にリンクがあります)。

 

京都市「バスIC24時間チケット」の値段としくみは?

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の値段、ポイント還元

 

「バスIC24時間チケット」の値段

 

「バスIC24時間チケット」の値段はこちら。

 

大人 700円
子供 350円

 

「バス一日券」と同じです。

 

通常のバス運賃(1回乗車)は、下記の通りなので、24時間の内に4回以上利用すれば、お得になります。

 

大人 230円
子供 120円

 

ただ、「バスIC24時間チケット」は、料金のしくみが変わっています。

 

「ひと癖」あるので、注意が必要です。

 

「バスIC24時間チケット」のしくみ【要確認】

 

一般の乗り放題切符は、全額を先払いします。

 

でも「バスIC24時間チケット」は違います。

 

バスに乗るたびに通常の運賃を支払います。普段、ICOCAやPiTaPaで乗るのと同じです。

 

そして、使用開始から24時間内で、支払った運賃の合計額をみて、次のような取り扱いになります。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」のしくみ、ポイント還元

 

合計700円未満(3乗車まで) 利用した分だけの支払い
合計700円以上(4乗車から) 超えた金額を「ポイント」で還元

 

まず、「バスIC24時間チケット」を使ったけど、結局4回以上乗らなかったという場合は、乗った分だけの支払いで済みます(実際には乗車時に支払い済み)。

 

もちろん1回も乗らなかったら0円です。

 

1日乗車券なら損した!と嘆くところですが、この点は「バスIC24時間チケット」のいいところです。

 

次に、4回以上乗った場合です。「ひと癖」あります。

 

運賃は毎回払います。合計700円を超えても、乗った分だけ続きます。

 

ICOCAの場合は、それだけのチャージ(入金・残高)が必要になってきます。

 

24時間の期限が過ぎたら、700円を超えた分は、後日「ポイント」(1円=1ポイント)で戻されます。

 

【例】「バスIC24時間チケット」7回で乗車した場合

支払った運賃 1,610円 230円×7回
ポイント還元 910ポイント=910円 1,610円-700円

 

ICOCAの場合:「ICOCAポイント」⇒還元後にチャージが必要

・ ポイントが還元されるのは、「バスIC24時間チケット」を利用した翌月の15日です。

 

・還元されたポイントは、ICOCAにチャージ(充填)することで、全国のICOCAに対応している鉄道やバスの乗車や加盟店での支払いに使えます。

 

・ポイントのICOCAへのチャージは、京都市営地下鉄各駅の券売機、市バス洛西営業所のチャージ機で行えます(チャージの期限は還元翌月から12か月後の末日まで)。

 

PiTaPaの場合:「ショップdeポイント」⇒何もしなくてOK

・「バスIC24時間チケット」を利用した「翌月分」(利用月ではない)のPiTaPa請求金額から、還元のポイント分が自動的に割り引かれます。(50ポイント単位、それ未満の場合や請求額が少なく割り引けない場合は、以降繰り越し)

 

PiTaPaは、結局は後日の請求額から直接割り引かれます。ICOCAのように、ポイントチャージとか何もしなくていいので楽です。

 

このように、「バスIC24時間チケット」は、値段が700円といっても、ひとまずは乗った分だけの運賃を支払わないといけません。

 

京都市「バスIC24時間チケット」の利用方法(使い方)は?

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の利用方法(使い方)

 

「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」に登録します。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の登録方法、利用方法(使い方)

 

「バスIC24時間チケット」の利用には、「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」への登録が必要です。

 

まだ、登録していない場合は、下記の場所で手続きできます。お金はかかりません。

 

 

登録の際には、次のような項目があります。

 

  • ICOCA、PiTaPaのカード番号
  • 名前(カタカナかローマ字)
  • 電話番号(固定電話OK)
  • 生年月日
  • (インターネットの場合)メールアドレス・パスワード(4桁暗証番号)
  • 自宅の郵便番号

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の登録方法、利用方法(使い方)

 

インターネットで登録する場合は、もうひと手間あります。

 

地下鉄各駅の券売機か、市バス洛西営業所のチャージ機に、6ヵ月以内にICOCA・PiTaPaを挿入します。これで、正式に登録完了です。

 

なお、これをやっていなくても、ポイントは貯まります。ただし、6か月経つと消滅してしまいます。

 

ICOCA(カード)、PiTaPaを持っていない場合は、先に入手してください。

 

ICOCAは関西のJR、主な私鉄、地下鉄の駅ですぐに買えます。

 

PiTaPaは入会申込書の提出が必要で、発行までに数週間がかかります。

PiTaPa申し込みサイト

 

「一日券サービス」に登録します。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の登録方法、利用方法(使い方)

 

実際に、「バスIC24時間チケット」を使う場合は、使用開始の5分前までに、「一日券サービス登録」を行います。

 

利用開始日と時間(分単位)を指定するだけです。

 

費用はかかりません。

 

「一日券サービス登録」は、インターネットでしか行えません。スマホやパソコンから特設サイトで操作します。

 

「一日券サービス登録」したあとで、予定が変わったとかで使わなくなったときは、そのまま放っておいて大丈夫です。お金も発生しません。

 

バスに乗ります。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」の利用方法(使い方)

 

「一日券サービス登録」で指定した日時が来ると、自動的に「バスIC24時間チケット」が有効になって、その24時間後まで乗り放題がスタートします。

 

その間は、登録したICOCA、PiTaPaを忘れずに持ってバスに乗ります。そして、降りる際に、カードを運賃箱の読み取り機にタッチします。

 

※一部の路線は、乗車時と下車時で2回タッチが必要です。

 

京都の路線バスは、基本的に後ろの扉から乗って前から降ります。その降りるときに運賃を払います(一部除く)。

 

24時間経ったら自動的に終了。「バスIC24時間チケット」は無効になります。

 

「バスIC24時間チケット」が有効期間中は、「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」の他のサービス(乗継ポイント、利用額ポイント)は適用されません。

 

【まとめ】京都市「バスIC24時間チケット」のメリット・デメリット

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」のメリットとデメリット

 

「バスIC24時間チケット」は、以上のように、ちょっと変わっています。ここで、あらためてメリット、デメリットをまとめてみました。

 

2日滞在なら1日券より便利でお得に使えます。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」のメリットとデメリット

 

「バスIC24時間チケット」のメリットは、観光などで2日間滞在する場合に、使い方次第で、1日乗車券よりも便利だったり、お得になることです。

 

1日目の午後から2日目の午後までとか、1日目の夜から2日目の夕方までとか、1日乗車券が合わなかったり、2日分必要だった期間を、「バスIC24時間チケット」1回分でカバーできます。

 

また、「バスIC24時間チケット」は、とりあえずは乗った分だけの運賃を支払うので、お値段以上に乗らなくても、損にはなりません。

 

安いメリットをすぐに受けられません。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」のメリットとデメリット

 

「バスIC24時間チケット」は、値段が700円と安いです。

 

しかし実際は、いったんは乗車した回数分の運賃を全額支払わないといけません。

 

超えた分は「ポイント」で戻って来るとはいえ、予算は700円以上必要。しかも、ポイント還元は即日ではなくて、翌月半ばです。

 

このように、「バスIC24時間チケット」は、せっかくの安いというメリットを、すぐには受けられません。

 

旅行者は使いづらいです。

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」のメリットとデメリット

 

「バスIC24時間チケット」を利用できるのは、ICOCAかPiTaPaを持っている人だけです。

 

旅行者でも、ICOCAは京都ですぐに入手できます。

 

還元されるポイントは、ICOCAにチャージすれば、全国の対応している鉄道やバス、加盟店で使えます。

 

ただ、そのチャージが、翌月15日以降から約1年間、京都の地下鉄駅でしかできません。

 

このため、「バスIC24時間チケット」は、旅行者には使いづらいです。

 

まだ、年に数回、京都を訪れるならいいですが、そうでない人には合いません。

 

京都市「バスIC24時間チケット」公式サイト

 

京都市24時間バス乗り放題「バスIC24Hチケット」とは?値段、しくみ、利用方法、メリット・デメリット

 

「バスIC24時間チケット」や、「京都地下鉄・バスICポイントサービス(もえポっ)」の最新情報や利用登録は、公式の特設サイトで確認ください。

 

公式サイト

 

バス一日券との違い

バス一日券 バスIC24時間チケット
形態 磁気カード ICOCA、PiTaPaに搭載
事前登録 不要 必要
有効期間 利用当日の始発便から最終便まで。 指定の利用開始時間から24時間。
値段 700円(子供350円) 700円(子供350円)
支払い 購入時に先払い。 乗車のつど運賃支払い。後日精算でポイント還元。
京都市バスの利用
京都バスの利用
西日本JRバスの利用 ×

 

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