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この記事の内容
- 「比叡山フリーパス（冬季版）」という割引切符を紹介します（内容、値段、発売期間、購入方法）。
12月からお正月の間に、京都や大津から比叡山へ、電車など公共交通機関を使って日帰りで出かけたいというあなたは、「比叡山フリーパス（冬季版）」という切符を、まずチェックしてみてください。
これは、京都の出町柳～比叡山～大津の坂本を結んでいる公共交通機関一式がセットで割引になったものです。
特に比叡山を越えて京都～坂本を横断したり回遊するならおすすめです。
例えば、京都から延暦寺と坂本の両方へ行って帰ると45％もお得です。
ここでは、「比叡山フリーパス（冬季版）」の内容、値段、発売期間、購入方法をまとめました。【2025-26年版】
「比叡山フリーパス（冬季版）」ってどんな切符？
はじめに、「比叡山フリーパス（冬季版）」がどんな切符なのか、その内容や特徴を紹介します。
紙版とデジタル版の2種類
「比叡山フリーパス（冬季版）」には、紙の切符（通常版）と、切符の発券なし（チケットレス）で、代わりにスマホを使うデジタル版の2つのタイプがあります。
内容や値段、発売期間は同じです。
比叡山へアクセスする交通機関が1日乗り放題！
「比叡山フリーパス（冬季版）」は、比叡山へアクセスする交通機関がセットになっていて、京都出町柳～延暦寺（東塔）～大津坂本を1日乗り放題で利用できます。
【利用できる交通機関（アクセス＆乗り放題）】
- 叡山電車（出町柳駅〜八瀬比叡山口駅）
- 叡山ケーブル・叡山ロープウェイ
- 坂本ケーブル
- 江若バス（JR比叡山坂本駅～京阪坂本比叡山口駅～ケーブル坂本駅）
- 比叡山内シャトルバス（比叡山頂〜延暦寺バスセンター）
延暦寺巡拝料の割引優待つき
「比叡山フリーパス（冬季版）」には、延暦寺の拝観料にあたる「巡拝料」は含まれていません。
別に支払う必要がありますが、その際に割引優待が受けられます。
【参考】延暦寺の巡拝料
| 大人 | 中高生 | 小学生 | |
| 一般 | 1,000円 | 600円 | 300円 |
| 割引優待 | 800円 | 500円 | なし |
延暦寺には「東塔」「西塔」「横川」の3地区がありますが、冬の間は、バスで「西塔」「横川」へは行けません（冬季運休のため）。
また、延暦寺の巡拝時間は基本9時～16時です。出かけるまえに最新情報を確認ください。
「比叡山フリーパス（冬季版）」の発売期間と有効期間は？（2025-26年版）
「比叡山フリーパス（冬季版）」の発売期間と有効期間は、下記のとおりです。
発売期間（買える期間）
有効期間（使える期間）
※利用当日は、叡山電車など対象の交通機関が始発から終発まで乗り放題できます。
「比叡山フリーパス（冬季版）」の値段は？どれくらいお得？（2025-26年版）
「比叡山フリーパス（冬季版）」（2025-26年版）の値段はこちら。
発売は大人用のみです。
| 大人用 | 2,700円 |
ここで、値ごろ感の参考までに、「比叡山フリーパス（冬季版）」の値段が、どれくらいお得なのかをみてみましょう。
京都側の「出町柳駅」と大津側の「JR比叡山坂本駅」から、比叡山へ「比叡山フリーパス（冬季版）」を使ってアクセスした場合と、使わない通常の場合の費用を比べてみました。
◆京都⇒大津、または大津⇒京都と比叡山を「横断往復」する場合
| 利用交通機関 | 通常運賃（片道） | フリーパス |
| 叡山電車（出町柳駅～八瀬比叡山口駅） | 280円 | 全て込み |
| 叡山ケーブル | 600円 | |
| 叡山ロープウェイ | 400円 | |
| 比叡山内シャトルバス(比叡山頂～東塔） | 250円 | |
| 坂本ケーブル | 870円 | |
| 江若バス（JR比叡山坂本駅～ケーブル坂本駅） | 250円 | |
| 京都～坂本（出町柳駅～JR比叡山坂本駅）片道合計 | 2,650円 | |
| 京都～坂本（出町柳駅～JR比叡山坂本駅）往復合計 | 3,940円 | 2,700円 |
※坂本ケーブルの往復運賃は1,660円です。
このように、「比叡山フリーパス（冬季版）」を使って京都～坂本を単純往復だけでも3割引以上とお得です。
「比叡山フリーパス（冬季版）」はどこで買える？（購入方法）
「比叡山フリーパス（冬季版）」の通常版（紙の切符）とデジタル版それぞれの購入方法です。
紙（通常）版の購入方法
「比叡山フリーパス（冬季版）」は、下記の場所とインターネット（セブンチケット）で買えます。
事前購入もできます。
| 京都 |
|
| 大津 |
|
| インターネット |
駅や観光案内所で購入する場合
- 購入した切符は2025年1月4日までの好きな日に使えます（12月15日～12月19日は除く）。
- 支払いは現金のみです。
セブンチケットで購入する場合
- 購入の際に「比叡山フリーパス」の利用日を指定する必要があります（あとで変更できません）。
- インターネットで購入した後、近くのセブンイレブンのレジで代金を支払い、発券した切符を受け取ります。
- 支払いには、現金、クレジットカード、nanacoが使えます。
※払い戻しは有効期間内で未使用の場合に限って、発売場所で受けられます。その際、手数料が発生します（1枚220円～）。
デジタル版の購入方法
デジタル版の「比叡山フリーパス（冬季版）」は、LINE（ライン）を通して購入、使用します。
このため、インターネットにつながるスマホとLINEアプリの準備と、LINEに「叡山電車/比叡山・びわ湖の観光周遊」のお友だち追加（初めての場合）する必要があります。
購入の際は、利用日を指定します。当日でもOKです。すぐに使えます。
なお、支払い方法はクレジットカードのみです。
デジタル版の利用方法
利用当日は、最初にLINEのトーク画面にある「チケット」ボタンを押下、あるいは購入時に届く確認メッセージの「チケット表示」のURLから、「比叡山フリーパス（冬季版）」のチケット画面にアクセスします。
そして、「利用開始」ボタンを押します。
※「利用開始」の操作をするまでなら変更や取り消しできます（手数料220円）。利用開始後は一切できません。
これ以降は、駅などで使う都度、LINEを開き、チケットの「使う」ボタンを押して、そのスマホ画面を駅員や乗務員、係員に提示します。
「比叡山フリーパス（冬季版）」公式サイト
「比叡山フリーパス（冬季版）」の最新情報については、叡山電車公式サイトで確認ください。
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