猫の「たま駅長」や、「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」「うめ星電車」という可愛らしい特別車両で話題のローカル線、和歌山電鉄の貴志川線は、今や和歌山観光の人気”アトラクション”になっています。
ここでは、貴志川線を利用する際に便利でお得な切符を紹介します。
目次
和歌山電鉄貴志川線ってどんなローカル線?
JR和歌山駅から出ています。
和歌山電鉄(電鐵)貴志川線は、JR和歌山駅と郊外の貴志駅を結ぶ約14.3kmの路線です。
和歌山駅と貴志駅までの所要時間は片道30分ほどです。
日中は1時間に2本運行されていますので、和歌山市内の観光や出張ついでにも、気軽に乗って足を伸ばせます。
猫の「たま駅長」が勤務中!
和歌山電鉄といえば猫の「たま駅長」。現在は2代目「ニタマ」が貴志駅で”勤務”しています。勤務時間は10時から16時、公休日は水木です。
貴志駅は猫をあしらった伝統的な檜皮葺の特徴的な建物です。
また、途中の「伊太祁曽(いだきそ)駅」では、三毛猫の「よんたま」が駅長に就いています。勤務時間は10時から16時、公休日は月金です。
どちらの駅長も普段は制服は着ていません。
※初代のたま駅長は「たま大明神」として貴志駅の「たま神社」に祀られています。
貴志駅に駐車場はありません!
貴志駅には駐車場がありません。貴志駅へは和歌山や伊太祁曽駅併設の駐車場を利用して、電車を利用することになります。
※伊太祁曽駅の駐車場は1日200円で利用できます。
4種類の可愛い電車で運行中!
「たま駅長」とともに和歌山電鉄貴志川線の目玉は可愛らしい特別車両の電車です。
「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」「うめ星電車」の4種類が走っています。
これらは、最近流行の外装だけのラッピング車両ではなく、内装も電車とは思えないしっかり作り込まれたもの。
車内に一歩足を踏み入れた途端、「おおっ!」となります。
乗車には特別な料金は必要ありません。普通運賃で乗れるのも魅力です。
貴志川線の全ての便が特別車両で運転されているわけではありません。時々一般車両の”外れ”の便があります。
和歌山電鉄の公式サイトに車両別の時刻表が掲載されていますので、目的の車両があれば事前に確認しておいたほうが無難です。
沿線のパワースポット「3社参り」も!
「たま駅長」や特別車両以外にも、貴志川線の沿線には、古事記や日本書紀にも記載がある3つの神社があります。
- 「日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)」(日前宮駅)
- 「竈山(かごやま)神社」(竈山駅)
- 「伊太祁曽(いだきそ)神社」(伊太祁曽駅)
せっかくなので、途中下車して由緒あるパワースポットでお参りしてみては。
和歌山電鉄貴志川線は「1日乗車券」がお得。
和歌山電鉄貴志川線に乗るときは、乗り放題(乗り降り自由)の「1日乗車券」の利用がお得です。
和歌山駅~貴志川駅を往復するだけでも安くつきます。
有効区間(乗り放題できる区間)
- 和歌山電鉄貴志川線の全線
値段
貴志川線「1日乗車券」の値段はこのようになっています。
大人 | 800円 |
子供 | 400円 |
ちなみに、貴志川線の主な区間の普通運賃はこんな感じです。
初乗り運賃 | 190円 |
和歌山駅~貴志駅 | 410円 |
和歌山駅~伊太祁曽駅 | 320円 |
伊太祁曽駅~貴志駅 | 320円 |
和歌山駅~貴志駅間を往復で利用する場合は、通常の運賃(820円)よりも乗り放題の「1日乗車券」の方が安くなります。
有効期間(使える期間)
利用当日の1日間限り有効です。その日の始発から終電まで乗り放題できます。
購入できるところ(発売場所)
- JR和歌山駅9番線ホーム(始発から終電)
- 伊太祁曽駅(9:00~17:30)
- 貴志駅売店(10:00~16:15)
- 貴志駅たまカフェ(9:15~17:15、水曜定休)
- 和歌山バスの和歌山駅定期券発売所
※電車の車内では買えません。
和歌山電鉄公式サイト
各車両の運転時刻やたま駅長の勤務、1日乗車券の発売など、最新情報は和歌山電鉄の公式サイトで確認ください。
大阪方面から和歌山電鉄に乗りに行く場合は、南海電車の「和歌山観光きっぷ」を利用するとお得です。
南海電車の和歌山市駅までの往復乗車券と和歌山バスの1日乗車券がセットで割引になった切符です。
和歌山市駅~JR和歌山駅までのバスの片道だけで元が取れます。