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大阪から和歌山・加太へ日帰りに南海の「観光きっぷ」がオトクな場合と損な場合

和歌山の「加太(かだ)」は、海の眺めがきれいな素朴な?港町です。大阪府と和歌山県の境目あたりに位置します。温泉地でもあり、関西有数の”釣り場”、そして、海水浴スポットでもあります。あと、関西ではニュースの定番ネタである「ひな人形の供養」で有名な淡嶋神社があったり、「天空の城ラピュタ」の雰囲気が味わえるとして話題の「友ヶ島」へ渡る拠点にもなっています。

大阪から南海電車の「加太観光きっぷ」がお得な場合と損な場合

このように、いろいろ楽しめる加太ですが、車がなくても、大阪方面から南海電車で便利にアクセスできます。加太への観光客向けに「加太観光きっぷ」という企画切符を期間限定で発売しています。電車でも難波駅からは約1時間半ほどで着きますので、日帰りでも泊りがけでも、ちょっと遠出したいときには良い場所です。

ただ、「加太観光きっぷ」は必ずしもお得ではありません。使い方次第では損な場合もあります。どんな切符なのか、値段や購入方法をメリットとデメリットをふまえて紹介します。加太に電車で出かけるときは、まずは一度チェックしてみてください。

「加太観光きっぷ」ってどんな切符?

大阪~和歌山の往復と加太線乗り放題がセット!

南海電車の「加太観光きっぷ」は、南海電車の大阪から和歌山市駅まで往復乗車券と加太線の1日乗り放題がセットになった割引切符です。

大阪から南海電車の「加太観光きっぷ」の有効区間

「加太観光きっぷ」の有効区間

  • 南海電車の発売駅~和歌山市駅間の往復または片道(途中下車できません)
  • 南海加太線の全線(和歌山市駅~加太駅間)が1日乗り放題(乗り降り自由)

※「発売駅」は難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、住吉大社駅、堺駅、関西空港駅です。

加太へは南海電車でアクセス!

加太へ大阪方面から電車でアクセスするときは、南海電車の利用になります。「和歌山市駅」まで行って、加太線に乗り換えます。そして終点が「加太駅」です。難波駅からは特急で約90分です。

大阪から南海電車の「加太観光きっぷ」がお得な場合と損な場合
加太線には、「めでたい電車」という可愛らしい観光用の電車が走っています。3種類あって、それぞれ車両の外側だけでなく車内も趣向がこらした装飾になっています。利用には特別な料金や予約は必要ありません。

せっかく加太に行くなら、話のタネにでも乗ってみましょう。「めでたい電車」の最新の運転時刻は、南海電車の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。

温泉入浴料の割引など優待特典つき

「加太観光きっぷ」には、加太や加太線の沿線で提携している温泉旅館(日帰り入浴)や飲食店、土産物店で提示すると、料金の割引など優待が受けられる特典がついています。

大阪から南海電車の「加太観光きっぷ」は優待特典付きです

例えば、加太の温泉旅館「加太海月」さんでは、日帰り温泉の入浴料が半額(大人1200円⇒600円、子供700円⇒350円)になります。その他の特典が受けられる場所については、南海電車の公式サイト(下方にリンクあり)で確認ください。

「加太観光きっぷ」の値段

「加太観光きっぷ」は「往復版」と「片道版」の2種類があります。そして、それぞれに通常版と特急「サザン」の指定席が利用できる座席指定券付き版が用意されています。値段は次の通りにです。発売駅にかかわらず一律の値段です。


往復版

片道版
通常版 指定席券付 通常版 指定席券付
大人 1,980円 2,490 円 1,400円 1,700 円
子供 980円 1,250円 700円 860円

※特急「サザン」は大阪の難波駅~和歌山市駅の間を走っていて、自由席車両と指定席車両があります。がその自由席には「通常版」でも乗車できます。
※「片道版」は大阪⇒加太の一方向のみの発売です。

「加太観光きっぷ」がお得な場合、損な場合(メリット&デメリット)

「加太観光きっぷ」の値段は微妙で、加太に行くならぜったいお得!ということにはなりませんので、注意が必要です。

普通に行くだけなら「加太観光きっぷ」は損!メリット無し!

大阪方面~加太駅を行き帰りともに乗り通すだけでしたら、「加太観光きっぷ」(通常版)を買うメリットはありません。損になります。

大阪方面から加太駅までの南海電車の普通運賃を、「加太観光きっぷ」の値段と比べてみると、「往復版」「片道版」ともに、普通運賃の方が安いです。特に「片道版」は「加太観光きっぷ」の方が割高になります。

南海電車加太駅までの普通運賃(大人の場合)

難波駅・新今宮駅~加太駅 片道960円(往復1,920円)
天下茶屋駅・住吉大社駅~加太 片道920円(往復1,840円)
堺駅~加太駅 片道870円(往復1,740円)
関西空港駅~加太駅 片道970円(往復1,940円)
和歌山市駅~加太駅 片道330円(往復660円)

※温泉入浴料の割引など優待特典を使うと値段的なメリットがありますので、予定を考えるときに確認してみてください。

「和歌山市駅」で途中下車するならメリットあり!

大阪から加太に行って帰るだけなら、「加太観光きっぷ」(通常版)にメリットはありませんが、行き帰りの途中で、和歌山市駅で途中下車して、和歌山の市街地で買い物や食事をするような場合はお得になります。

難波駅~加太駅の利用で、帰る途中に和歌山市駅で下車した場合

普通運賃 「加太観光きっぷ」を使った場合
・難波駅⇒加太駅 960円
・加太駅⇒和歌山市駅 330円
・和歌山市駅⇒難波駅 920円

合計 2,210円

1,980円
10%お得!

特急「サザン」の指定席を往復利用するとメリット大!

大阪から南海電車の「加太観光きっぷ」は、特急サザンの指定席利用がお得

「加太観光きっぷ」は、大阪方面から途中の和歌山市駅まで往復、特急「サザン」の指定席を利用する場合はメリットがあります(お得)。特急の指定席が通常料金よりも実質半額で利用できます。ちなみに「片道版」の場合は、「加太観光きっぷ」の方が割高なのでメリットはありません。

通常の座席指定料金 片道510円
加太観光きっぷ 通常版と指定券付き版の差額510円⇒片道255円

特急「サザン」指定席を往復利用した場合の通常料金と比較

発着駅 往復運賃 指定席 合計 加太観光きっぷ
難波・新今宮 1,920円 1,020円 2,940円 2,490 円 15%お得!
天下・住吉大社 1,840円 1,020円 2,860円 2,490 円 13%お得!
1,740円 1,020円 2,760円 2,490 円 10%お得!

このようにサザンの指定席を利用する場合に「加太観光きっぷ」が一番いきてきます。指定席は、混雑に関係なく車内でゆったりと過ごせるのが最大のメリット。特に疲れた帰りは値打ちがあります。車内で弁当が食べやすいのも大きいです。

※「加太観光きっぷ」の「通常版」で指定席を利用する場合は、通常料金(片道510円)で座席指定券を別に購入する必要があります。

「加太観光きっぷ」の発売期間と有効期間

発売期間(買える期間)

「加太観光きっぷ」は、下記の期間限定で発売されています。

【2019年版】
2019年(平成31年)4月1日〜2019年(令和元年)9月30日

有効期間(使える期間)

【2019年版】
2019年(平成31年)4月1日〜2019年(令和元年)9月30日のうちの1日
※乗車当日のみ有効です。

「加太観光きっぷ」はどこで買える?(購入方法)

「加太観光きっぷ」は発売期間中、利用する日(加太へ出かける日)の1か月前から当日まで、以下の南海電車の駅窓口で購入できます。

  • 難波駅(2階のサービスセンター・3階改札口の特急券発売所)
  • 新今宮駅
  • 天下茶屋駅
  • 住吉大社駅
  • 堺駅
  • 関西空港駅(片道版のみ)

※買うときには利用日を指定する必要があります。
※支払いにクレジットカードも使えます。
※買った後で使わなくなったときは、全く未使用で有効期間内であれば購入場所で払い戻ししてもらえます。ただし手数料が510円かかります。

「加太観光きっぷ」の最新情報

「加太観光きっぷ」の優待特典の詳細や最新情報、「めでたい電車」の時刻表などは南海電車の公式サイトで確認ください。

南海電車公式サイト

大阪から加太へ釣りや海水浴、温泉など南海電車で日帰りする際、「加太観光きっぷ」の損得ポイントをまとめておきます。

  • 「片道版」(通常版)は全くメリットありません。⇒片道なら普通の切符で。
  • 「往復版」(通常版)は加太駅まで単純に往復利用するだけなら損です。⇒普通の切符で。
  • 「往復版」(通常版)で途中の「和歌山市駅」で途中下車するなら得です(通常版でも)。
  • 「往復版(指定席付)」で特急「サザン」の指定席を往復利用するなら得です。

加太線沿線を途中下車してあちこち巡るなど、使い方次第ではお得になりますので、あくまで参考までとしてください。



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