大阪から加太へ日帰り海水浴に南海「観光きっぷ」は損!でも得な場合も!

大阪方面から気軽に行ける海水浴場のひとつが和歌山の「加太(かだ)海水浴場」です。車がなくても電車で便利にアクセスできます。最寄りは南海電車の「加太駅」です。

加太海水浴場ってどんなとこ?

加太海水浴場は、大阪府と和歌山県との境近くにあります。砂浜そのものは全長が250mほどと広くはないですが、友ヶ島を望む景色がよくて遠浅で波が穏やかな自然の海水浴場です。磯遊びや砂浜でバーベキューもできます。



加太では、磯釣りもできますし、漁港なので新鮮な海鮮も楽しめます。温泉地でもあるので、日帰りもいいですが、泊りがけでいくのもおすすめです。

海水浴できる期間と時間帯

  • 開設期間:2018年(平成30年)6月30日(土)~9月2日(日)
  • 開設時間:9:00~17:00

施設・設備など

  • 管理事務所(バーベキュー、パラソル、浮き輪などレンタル受付)
  • 海の家1軒(更衣室付温水シャーワールーム):大人300円、子供200円
  • トイレ(2か所)
  • バーベキュー専用エリア:大人300円、子供200円
    ※コンロ(網、炭、着火剤つき)、テーブル、椅子、テント、ゴザなどの有料貸し出しもあります。
  • 駐車場:1日1,000円

詳細は和歌山市加太観光協会の公式サイトで確認ください。

電車でアクセス

大阪方面からは南海電車で「和歌山市駅」まで行き、加太線に乗り換え。そして終点の「加太駅」で下車。難波駅からは約90分で着きます。加太駅から加太海水浴場までは歩いて20分ほどです。


南海電車の加太線にはピンクと水色の「めでたい電車」という可愛い観光電車が走っています。電車の外だけでなく車内も趣向がこらしてあります。特別な料金は必要なく乗車できます。運行時刻は南海電車の公式サイトに掲載されています。せっかくなので海水浴の行き帰りに乗ってみては。

南海電車では大阪方面から加太へ日帰り用の「加太観光きっぷ」という切符を発売しています。海水浴にも使えますが、使い方によってはメリットがない(損になる)場合もありますので、まとめてみました。

「加太観光きっぷ」ってどんな切符?

南海電車の「加太観光きっぷ」は、南海電車の大阪から和歌山市駅まで往復乗車券と加太線の1日乗り放題がセットになった割引切符です。

「加太観光きっぷ」の有効区間

  • 南海電車の発売駅~和歌山市駅間の往復/片道(途中下車できません)
  • 南海加太線の全線(和歌山市駅~加太駅間)が乗り放題(乗り降り自由)

※「発売駅」は難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、住吉大社駅、堺駅、関西空港駅です。

温泉入浴料の割引など優待特典つき

「加太観光きっぷ」には、加太や加太線沿線で提携している温泉旅館、飲食店、土産物店で提示すると、料金の割引など優待が受けられる特典がついています。

例えば、加太の温泉旅館「加太海月」さんでは、日帰り温泉の入浴料が半額(大人1200円⇒600円、子供700円⇒350円)になります。

※日帰り温泉は、各旅館とも大体昼前から14時~15時までなので、海水浴とあわせて利用したいときは時間に注意してください。

「加太観光きっぷ」の値段とメリット

「加太観光きっぷ」は「往復版」と「片道版」の2種類があります。そして、それぞれに通常版と、特急「サザン」の指定席が利用できる座席指定券付き版が用意されています。値段は次の通りになっています。発売駅にかかわらず一律の値段です。

※特急「サザン」は「通常版」でも自由席(一般車両)に乗車できます。

往復版・通常 (指定席券付) 片道版・通常 (指定券券付)
大人 1,980円 2,490 円 1,400円 1,700 円
子供 980円 1,250円 700円 860円

※「片道版」は大阪⇒加太の一方向のみの発売です。

普通に行くだけなら「加太観光きっぷ」は損!メリット無し!

大阪方面から加太駅までの南海電車の通常の運賃はこのようになっています。

南海電車加太駅までの普通運賃(大人の場合)

難波駅・新今宮駅~加太駅 片道960円(往復1,920円)
天下茶屋駅・住吉大社駅~加太 片道920円(往復1,840円)
堺駅~加太駅 片道870円(往復1,740円)
関西空港駅~加太駅 片道970円(往復1,940円)
和歌山市駅~加太駅 片道330円(往復660円)

「加太観光きっぷ」の値段と比べると、「往復版」「片道版」ともに、通常の運賃の方が安いです。特に「片道版」は「加太観光きっぷ」の方が割高です。

「加太観光きっぷ」は、加太線が乗り放題で利用できますが、日帰り海水浴や温泉が目的なら、その乗り放題を活用することは少ないと思います。

※温泉入浴料の割引など優待特典を使うと値段的なメリットがありますので、予定を考えるときに確認してみてください。

「和歌山市駅」で途中下車するならメリットあり!

大阪から加太に行って帰るだけなら、「加太観光きっぷ」にメリットはありませんが、行き帰りに和歌山市駅で途中下車して、和歌山の市街地で買い物や食事をする場合は、「加太観光きっぷ」がお得です。

難波駅~加太駅の利用で、帰る途中に和歌山市駅で下車した場合

普通運賃 加太観光きっぷ 割引
難波駅⇒加太駅960円
加太駅⇒和歌山市駅330円
和歌山市駅⇒難波駅920円
合計2,210円
1,980円 10%お得!

特急「サザン」の指定席を往復利用するとメリット大!

「加太観光きっぷ」は、大阪方面から途中の和歌山市駅まで往復、特急「サザン」の指定席を利用する場合はお得です。

通常の座席指定料金 片道510円
加太観光きっぷ 通常版と指定券付き版の差額510円⇒片道255円

このように「加太観光きっぷ」は、特急の指定席が通常料金よりも実質半額で利用できます。

特急「サザン」指定席を往復利用した場合の通常料金と比較

往復運賃 指定席 合計 加太観光きっぷ
難波・新今宮 1,920円 1,020円 2,940円 2,490 円 15%お得!
天下・住吉大社 1,840円 1,020円 2,860円 2,490 円 13%お得!
1,740円 1,020円 2,760円 2,490 円 10%お得!

「片道版」の場合はメリットはありません(加太観光きっぷの方が割高)

※通常版の「加太観光きっぷ」で指定席を利用する場合は、通常料金(片道510円)で座席指定券を別に購入する必要があります。

このようにサザンの指定席を利用する場合に「加太観光きっぷ」が一番いきてきます。指定席は、混雑に関係なく車内でゆったりと過ごせるのが最大のメリット。特に海水浴や温泉で疲れた帰りは値打ちがあります。弁当が食べやすいのも大きいですね。「加太観光きっぷ」では指定席料金が半額なので利用してみては。

「加太観光きっぷ」の発売期間と有効期間

発売期間

「加太観光きっぷ」は、1年を通して発売されています。海水浴シーズン以外でも温泉や磯釣りなどに出かける際に利用できます。

【2018年版】
2018年(平成30年)4月1日〜2019年(平成31年)3月31日

有効期間

発売期間内の好きな1日間(始発~最終)。乗車当日のみ有効です。

「加太観光きっぷ」はどこで買える?(購入方法)

「加太観光きっぷ」は発売期間中、利用する日(加太へ出かける日)の1か月前から当日まで、以下の南海電車の駅窓口で購入できます。

  • 難波駅(2階のサービスセンター・3階改札口の特急券発売所)、新今宮駅、天下茶屋駅、住吉大社駅、堺駅、関西空港駅(片道版のみ)

「加太観光きっぷ」の最新情報

「加太観光きっぷ」の優待特典の詳細や最新情報、「めでたい電車」の時刻表などは南海電車の公式サイトで確認ください。

加太へ日帰り海水浴や温泉に「加太観光きっぷ」を使う場合の損得をまとめておきます。

  • 「片道版」は全くメリットありません。⇒片道なら普通の切符で。
  • 「往復版」は加太駅まで単純に往復利用するだけなら損です。⇒普通の切符で。
  • 「往復版」で途中の「和歌山市駅」で途中下車するなら得です(通常版でも)。
  • 「往復版(指定席付)」で特急「サザン」の指定席を往復利用するなら得です。

もちろん、加太線沿線を途中下車してあちこち巡るなど、使い方次第ではお得になりますので、あくまで参考までとしてください。

いずれにしても、加太は大阪から行きやすい景色がいい海水浴場、温泉地、釣り場です。電車でのアクセス、渋滞や駐車場待ちもなく、ビーチでアルコールも気にせず飲めるのでおすすめです。