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JR代節約に回数券とICOCAポイントのどっちがお得?徹底比較!

普段、JRを決まった駅と駅の間をちょくちょく乗るという場合の、手っ取り早くできる電車代節約術としては、「回数券の利用」と「ICOCAポイントサービス・PiTaPa割引サービスの利用」の2つが挙げられます。

どちらが得なのか、JR代が安く抑えられるのか、よく分からないという人も多いと思いますので比較検証してみました。

ICOCAポイントサービス・PiTaPa割引サービスって?

回数券は知ってても、「ICOCAポイントサービス」や「PiTaPa割引サービス」のことはよく知らないという人も多いと思いますので、簡単にまとめてみました。

「ICOCAポイントサービス」「PiTaPa割引サービス」とは、1か月のうちにICカードの「ICOCA(イコカ)」「PiTaPa(ピタパ)」でJRを利用した回数に応じて、実質的に運賃が割引になるというサービスです。ICOCAやPiTaPaを持っていることが前提になります。

ICOCAとPiTaPaとでは、割引のしくみが下記のように違います。しかし、条件や割引率はどちらも共通です。

ICOCAポイントサービス
【ポイントで還元】
  • 利用回数に応じてポイントが貯まります。貯まったポイントは翌月以降に運賃の支払いなどに使えます(ポイント還元式)
  • ポイントサービスを受けるには、ICOCAを持っていても利用登録が必要です。
PiTaPa割引サービス
【請求額から減額】
  • 利用回数に応じて運賃の請求額が減額(割引)されます。ポストペイ(後払い)利用の場合に限ります。。
  • PiTaPaを持っているなら利用登録など手続きはありません。JRに乗ると自動的に適用されます

◆【参考】ICOCAポイントサービスについて

JR西日本の「ICOCA(イコカ)ポイントサービス」は、乗車回数に応じて、電車の利用や買い物に使えるポイントが貯まるというものです。実質的には運賃割引サービスなので、普段JRを利用する人は知っておくといいですよ。その内容や登録、利用方法をまとめました。

◆【参考】PiTaPaポストペイ割引サービスについて

JR西日本の関西地区では、ICカード「PiTaPa(ピタパ)」がポストペイ(運賃後払い)で利用できます。さらに運賃の割引サービスが自動的に適用されるという独自のしくみもあります。PiTaPaがあれば手続き不要。その内容や利用方法、注意点をまとめました。

結論は「回数券の方がトク」!

それでは、JRの普段使いの際に、回数券がいいのか、ICOCAポイントやPiTaPa割引の方がいいのか。

このお悩みに対する結論ですが、答えは「回数券」です。その理由は、こちらの表をみていただくと一目瞭然です。

普通回数券 ICOCA・Pitapa
利用対象の区間 回数券に記載の区間
(○○駅~○○駅)
駅に関係なく同じ運賃の区間
(○○円区間)
割引の適用 1枚目の利用から割引が適用されます(9.1%) 11回目以降の利用から1回につき10%割引。10回目まで割引ありません。
【利用回数ポイント/割引】
有効期間/集計期間 買った日から3ヶ月有効 1ヶ月間(1日~末日)

回数券は11回とも割引になった運賃で利用できますが、ICOCAポイント・PiTaPa割引サービスは、同じ運賃の区間を11回乗った後から初めて10%分の割引がついて、しかも月が替わると利用回数は0からやり直しとなるので、それほど魅力的ではありません。

このことだけでも、回数券の方がお得だと言えます。

ただし、
次に当てはまる人に限っては、回数券よりもICOCAポイント・PiTaPa割引サービスの方がお得な場合があります。

  • 京阪神間でJRを利用している。
  • 平日の昼間や土日、祝日に乗ることが多い。

京阪神ではICOCA・PiTaPa割引がお得な場合も

ICOCAポイント・PiTaPa割引サービスには、京阪神地区限定でそれぞれ「時間帯指定ポイント」「時間帯指定割引」があります。

これは、割引率を高く設定する代わりに、JRを利用する時間帯や曜日など、いくつか条件(制約)を設けてあるものです。その条件に上手く合うと(合わせば)、回数券よりもかなり安くなります。

「時間帯指定ポイント/割引」とは?

ICOCA「時間帯指定ポイント」・PiTaPa「時間帯指定割引」の利用の条件や内容は、このようになっています。

設定区間
  • JR京都線:京都駅~大阪駅
  • JR神戸線:大阪駅~元町駅
  • JR宝塚線:尼崎駅~宝塚駅
  • JR東西線:北新地駅発着のみ
利用時間帯
  • 平日:10:00~17:00
  • 土日祝:終日(始発から終電まで)

割引の内容

  • 同じグループ(下記参照)区間を4回目の利用分から、1回につき30%、または50%のポイント還元/割引されます。
    (1回から3回目までは割引はありません)
利用回数の集計期間
  • 毎月1日~末日(1か月単位

ICOCA「時間帯指定ポイント」・PiTaPa「時間帯指定割引」では、利用回数をカウントする区間がグループに分けられています。

同じグループに含まれる区間をひと月に4回以上利用すると、それ以降1回ごとに運賃がグループによって運賃の30%か50%が実質割引になります。

「回数券」vs「ICOCAポイント/PiTaPa割引」料金を比較!

いくつかの区間で、1ヶ月間に最大11回利用した場合の「普通回数券」とICOCA・PiTaPaの「時間帯指定ポイント/割引」それぞれの金額を比較してみました。

先に結論をまとめると

ICOCA・PiTaPaの「時間帯指定ポイント/割引」は、

◆ポイント還元/割引率「50%」のグループでは、1か月のうちに区間によって4回以上、または5回以上利用するなら、回数券より安くなります。11回の利用で22%または30%もお得です。

※5回目から安くなる区間は、回数券の割引率が高く設定されている「特定区間」です。それ以外の区間は4回目から安くなります。

◆ポイント還元/割引率「30%」のグループでは、1か月のうちに5回以上利用するなら、回数券よりも安くなります。11回の利用で14%もお得です。

以下、具体例です。

【例1】「京都駅~大阪駅」の場合

京都駅と大阪駅との間の普通運賃は560円です。この区間は「グループ9」で時間帯指定ポイント還元/割引率は50%となっています。

*この区間の回数券は通常より割引率が高くなっています(特定区間)。

普通回数券* ICOCA・PiTaPa
発売価格 5,040円
(458円/枚)
1~3回目 458円×3回=1,374円
(累計1,374円)
560円×3回=1,680円
(累計1,680円)
4回目 458円
(累計1,832円)
280円
(累計1,960円)
5回目 458円
(累計2,290円)
280円
(累計2,240円)
6回目 458円
(累計2,748円)
280円
(累計2,520円)
7~11回目 458円×5回=2,290円 280円×5回=1,400円
合計 5,040円 3,920円
普通運賃と比較して 18.1%お得! 36%お得!
回数券と比較して 22%お得!

【例2】「大阪駅~三ノ宮駅」の場合

大阪駅と三ノ宮駅との間の普通運賃は410円です。この区間は「グループ21」で時間帯指定ポイント還元/割引率は50%となっています。

*この区間の回数券は通常より割引率が高くなっています(特定区間)。

普通回数券* ICOCA・PiTaPa
発売価格 3,690円
(335円/枚)
1~3回目 335円×3回=1,005円
(累計1,005円)
410円×3回=1,230円
(累計1,230円)
4回目 335円
(累計1,340円)
205円
(累計1,435円)
5回目 335円
(累計1,675円)
205円
(累計1,640円)
6回目 335円
(累計2010円)
205円
(累計1,845円)
7~11回目 335円×5回=1,675円 205円×5回=1,025円
合計 3,690円 2,870円
普通運賃と比較して 18.1%お得! 36%お得!
回数券と比較して 22%お得!

【例3】「大阪駅~宝塚駅」の場合

大阪駅と宝塚駅との間の普通運賃は330円です。この区間は「グループ30」で時間帯指定ポイント還元/割引率は50%となっています。

普通回数券 ICOCA・PiTaPa
発売価格 3,300円
(300円/枚)
1~3回目 300円×3回=900円
(累計900円)
330円×3回=990円
(累計990円)
4回目 300円
累計1,200円
165円
累計1,155円
5回目 300円
(累計1,500円)
165円
(累計1,320円)
6回目 300円
(累計1,800円)
165円
(累計1,485円)
7~11回目 300円×5回=1,500円 165円×5回=825円
合計 3,300円 2,310円
普通運賃と比較して 9.1%お得! 36%お得!
回数券と比較して 30%お得!

【例4】「三ノ宮駅~西宮駅」の場合

三ノ宮駅と西宮駅との間の普通運賃は300円です。この区間は「グループ23」で時間帯指定ポイント還元/割引率は50%となっています。

普通回数券 ICOCA・PiTaPa
発売価格 3,000円
(272円/枚)
1~3回目 272円×3回=816円
(累計816円)
300円×3回=900円
(累計900円)
4回目 272円
累計1,088円
150円
累計1,050円
5回目 272円
(累計1,360円)
150円
(累計1,200円)
6回目 272円
(累計1,632円)
150円
(累計1,350円)
7~11回目 272円×5回=1,360円 150円×5回=750円
合計 3,000円 2,100円
普通運賃と比較して 9.1%お得! 36%お得!
回数券と比較して 30%お得!

【例5】「大阪駅~高槻駅」の場合

大阪駅と高槻駅との間の普通運賃は260円です。この区間は「グループ12」で時間帯指定ポイント還元/割引率は30%となっています。

普通回数券 ICOCA・PiTaPa
発売価格 2,600円
(236円/枚)
1~3回目 236円×3回=708円
(累計708円)
260円×3回=780円
(累計780円)
4回目 236円
(累計944円)
182円
(累計962円)
5回目 236円
累計1,180円
182円
累計1,144円
6回目 236円
(累計1,416円)
182円
(累計1,326円)
7~11回目 236円×5回=1,180円 182円×5回=910円
合計 2,600円 2,236円
普通運賃と比較して 9.1%お得! 22%お得!
回数券と比較して 14%お得!

【例6】「大阪駅~尼崎駅」の場合

大阪駅と尼崎駅との間の普通運賃は180円です。この区間は「グループ17」で時間帯指定ポイント還元/割引率は30%となっています。

普通回数券 ICOCA・PiTaPa
発売価格 1,800円
(163円/枚)
1~3回目 163円×3回=489円
(累計489円)
180円×3回=540円
(累計540円)
4回目 163円
(累計652円)
126円
(累計666円)
5回目 163円
累計852円
126円
累計792円
6回目 163円
(累計978円)
126円
(累計918円)
7~11回目 163円×5回=815円 126円×5回=630円
合計 1,800円 1,548円
普通運賃と比較して 9.1%お得! 22%お得!
回数券と比較して 14%お得!

ICOCAポイント・PiTaPa割引公式サイト

JR西日本で実施している「ICOCAポインサービス」「PiTaPa割引サービス」の最新情報などは、それぞれの公式サイトで確認ください。

ICOCAはパスケースに入れたままタッチするだけで自動改札が通れる、JR西日本の便利なICカードです。
ICOCAはパスケースに入れたままタッチするだけで自動改札が通れる、JR西日本の便利なICカードです。

JR代の節約方法として「回数券」と「ICOCAポイント/PiTaPa割引」ではどちらがお得かということ検証しました。基本的には回数券が安いということになります。ただ、京阪神地区に限っては、利用の仕方によって「ICOCAポイント/PiTaPa割引」の方が安くなります。月に4~5回なら利用している人も多いと思いますので、一度検討してみることをおすすめします。



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