.

※記事内に広告を含む場合があります。

JR西日本の「快速うれしート」とは?運転区間、料金と乗り方

JR
お悩み中
お悩み中
JRの快速電車の「うれしート」って何なん?料金とか乗り方が知りたい。

 

こんな疑問にお答えします。

 

【この記事の内容】

  • JR西日本の「快速うれしート」の内容、料金、利用方法(乗り方)を紹介します。

 

JR西日本の大和路線・おおさか東線、奈良線、神戸線の一部、山陽本線の広島地区で、快速電車の一部に、「うれしート」が設定されています。

 

これは、事前に座席を予約できる「指定席」です。

 

ここでは、その「快速うれしート」のサービス内容や運行区間、料金、乗り方とあわせてまとめました。

この記事で、JR快速電車の「うれしート」について、ひと通り知ることができます。
まあちん
まあちん




 

JR西日本「快速うれしート」とは?

 

JR西日本の指定席「快速うれしート」の運転区間、料金、乗り方・利用方法

 

「うれしート」は、JR西日本が関西と広島の快速電車で提供している有料の着席サービスです。

 

つまり、快速電車版の指定席です。

 

座席を前もって確保できるので、必ず座れます。特に始発駅ではなく、途中の駅から乗る人にメリットが大きいです。

 

「うれしート」を利用するには乗車券のほかに、後述する指定席料金が必要になります。

 

JR西日本「快速うれしート」の設定電車、運転区間、本数は?

 

指定席の「うれしート」は、下記の路線(区間)を走る快速電車に設定されています。

 

 

運転路線・区間 運行日 運行時間帯(本数)
加茂駅・奈良駅→(大和路線)→天王寺駅【区間快速・大和路快速】 平日 奈良駅発6~7時台(3本)
土休日 奈良駅発7~9時台(3本)
奈良駅→(大和路線)→久宝寺駅→(おおさか東線)→大阪駅【直通快速】 平日 奈良駅発6~7時台(4本)
土休日 奈良駅発7~8時台(2本)、15~16時台(2本)
JR難波駅→天王寺駅→(大和路線)→奈良駅【快速】 平日 JR難波駅発17~20時台(5本)
大阪駅→(おおさか東線)→久宝寺駅→(大和路線)→奈良駅【直通快速】 平日 大阪駅発17~20時台(4本)
土休日 大阪駅発10~11時(2本)、17~18時(2本)
奈良駅~(奈良線)~京都駅【区間快速・快速・みやこ路快速】 平日
土休日
全ての快速電車
網干駅・姫路駅→(神戸線)→大阪駅【快速】 平日 姫路駅発6~7時台(7本)
野洲駅→(京都線・神戸線)→姫路駅・網干駅【快速】 平日 京都駅発5~6時(4本)、16~18時台(3本)、20時台(1本)。
篠山口・新三田駅→(宝塚線)→大阪駅【丹波路快速・快速】 平日 三田駅発5時、7時台(2本)
大阪駅→(宝塚線)→篠山口駅【丹波路快速】 平日 大阪駅発18時~21時台(5本)
園部駅→(嵯峨野線)→京都駅【快速】 平日 園部駅発7時台(2本)
京都駅→(嵯峨野線)→園部駅【快速】 平日 京都駅発19~20時台(2本)
岩国駅→(山陽線)→広島駅【通勤ライナー・シティライナー】 平日 岩国駅発6時台(1本)、9時~10時台(3本)、15時台(1本)、17時台(1本)
土休日 岩国駅発15~16時台(2本)

 

このように、現在のところ、奈良線をのぞいて、すべての快速電車に「うれしート」が設定されているわけではありません。

 

路線や運転本数も限られているので、利用したいときは、注意が必要です。

 

「快速うれしート」設定電車の最新時刻表はJR西日本の公式サイトで確認ください(下方にリンクがあります)。

 

指定席「快速うれしート」の定員は?車内の設備は?

 

JR西日本の指定席「快速うれしート」の運転区間、料金、車内設備、乗り方・利用方法

 

「快速うれしート」は、進行方向に対して一番後ろの車両(車掌さんがいる)に設けられます。

 

そして、専用の車両ではなく、1両のうちの座席の一部分を割り当てるかたちです。

 

定員(座席数)は、路線によって16~20人(席)と、少ないです。

 

【例】大和路線・おおさか東線の「うれしート」

JR西日本の快速指定席「うれしート」は定員。

 

一般の区画とは、天井から下げた「のれん」で仕切られています。

 

このため、「うれしート」の座席は一般のものと全く同じで、Wi-Fiなど特別な設備もありません。

 

「うれしート」は、車両や設備面に特別さはなく、単に座れることだけがメリットのサービスです。

 

JR西日本「快速うれしート」の指定席料金は?

 

JR西日本「快速うれしート」の指定席料金

 

「快速うれしート」に乗るには、運賃とは別に、下記の指定席料金が必要です。

 

金額は、乗車区間に関係なく一律で、子供も同じです。

 

大人ひとり片道 通常期 閑散期
通常の指定席券(紙で発券) 530円 330円
チケットレス指定席券(ネット購入) 300円

 

例えば、奈良駅から大阪駅までの片道で「快速うれしート」を乗った場合、これだけの金額がかかります。

 

運賃(乗車券) +指定席料金 =合計
840円 通常(紙):530円 通常(紙):1,370円
チケットレス:300円 チケットレス:1,140円

 

通常の指定席券の料金は、利用する日が「通常期」か「閑散期」によって変わります。

 

200円も違うので、購入する際は注意が必要です。

 

閑散期(下記以外は「通常期」)
2025年1月 6〜9日・14〜16日・20〜23日・27〜30日
2月 3〜6日・12日・13日・17〜20日・25〜27日
4月 7〜10日・14〜17日・21〜24日
5月 7日・8日
6月 2〜5日・9〜12日・16〜19日・23〜26日・30日
7月 1〜3日・7〜10日・14〜17日・22〜24日
8月 25〜28日
9月 1日・4日・8日・11日・16日・18日・24日・25日・29日・30日
10月 1日・2日
12月 1日・4日・8日・11日・15日・18日・22〜24日
2026年1月 5〜8日・13〜15日・19〜22日・26〜29日
2月 2日・5日・9日・12日・16日・19〜24日・26日
3月 2〜5日

 

「チケットレス指定席券」は、スマホなどからインターネットで購入して、発券不要の指定券です。

 

あなたのスマホが切符(指定席券)になります。

 

値段は時期に関係なく一律です。

 

しかも通常の紙のものより安いので、乗るならチケットレスがおすすめです。

 

【参考】関西私鉄の有料着席サービス料金

 

JR指定席「快速うれしート」の値段、指定席料金は?

 

参考までに、関西地区で実施されている他の有料着席サービス(=指定席)の値段を挙げてみました(大人片道)。

 

「うれしート」のおおむね相場だといえます。チケットレス指定券だと割安です。ただ、設備が普通…。

 

指定席料金 料金の例
JR「快速うれシート」 530円/300円 奈良~大阪(47.0km):530円
京都~奈良(41.7km):530円
JR新快速「Aシート」 600円/840円 明石~京都(95.3km):600円
網干~野洲(170.7km):600円
近鉄特急 ~40km:520円
41~80km:920円
81~140km:1,340円
難波~大和八木(36.8km):520円
難波~名張(69.2km):920円
南海サザン 520円 難波~和歌山市(64.2km):520円
泉北ライナー 520円 難波~和泉中央(27.5km):520円
南海こうや 520円、790円 難波~高野山極楽橋(63.6km円):790円
京阪プレミアムカー 400円、500円 淀屋橋~枚方市(21.8km):400円
淀屋橋~出町柳(51.6km):500円
阪急プライベース 500円 梅田~河原町(47.7km):500円

 

指定席「快速うれしート」の乗り方は?(利用方法)

 

JR快速の指定席「うれしート」の乗り方、利用方法

 

「快速うれしート」の利用に必要なもの

 

繰り返しになりますが、「快速うれしート」の利用には、乗車券と指定席券が必要です。

 

JR西日本「快速うれしート」の利用方法、乗車に必要なもの

 

  • 運賃(JRの乗車駅から下車駅まで)⇒乗車券(普通の切符)、定期券、ICカード(ICOCA、PiTaPaなど)、一部の企画切符(トクトクきっぷ)
  • 指定席料金(うれしート利用区間)⇒指定席券、チケットレス指定席券

 

指定席券は乗車するまでに、駅やインターネットで購入しておきます(後述します)。

 

「うれしート」の乗車券として、「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」といった一部の企画切符も使えます。

ただし、このときは「チケットレス指定席券」と組み合わせられません。紙の指定券(料金が高い方)に限られます。

 

「快速うれしート」乗車当日の流れ

 

「快速うれしート」の乗り方は、新幹線や特急列車の指定席と同じです。

 

知らない人のために、簡単に紹介します。

 

「うれしート」の利用当日、JRに乗る駅では、乗車券や定期券、ICカードなどで改札機を通って入場します。

 

その駅が「うれしート」付き快速電車の停まらない駅なら、停車駅へ移動します。

 

「うれしート」に乗車駅では、電光表示板などでのりばを確認して、予約した快速電車が到着するホームで待ちます。

 

JR西日本の快速指定席「うれしート」の乗り方、利用方法

 

「うれしート」は一番後ろの車両です。足元にも表示があります。

 

乗車する快速電車が到着したら、一番後ろの扉から乗り込んで指定席券に記されている番号の座席に座ります。

 

あとは、下車する駅まで、好きに過ごします。

 

途中で、もし車掌さんが「切符を拝見」に回ってきたら、乗車券と指定席券の両方を見せます。

 

下車駅で快速電車を降りたら、「うれしート」の指定席券はもう要りません。

 

下車駅では、乗車券類を自動改札機に通して(ICカードはタッチして)、外へ出ます。

 

予約した列車に乗らなかったり、乗り遅れたりすると、その指定席券はもう使えません(無効)。

 

「快速うれしート」指定席券の買い方は?(購入方法)

 

JR西日本「快速うれしート」指定席券の買い方、購入方法、発売場所

 

「快速うれしート」の指定席券は、利用する日の1ヶ月前の午前10時から当日の出発時刻まで、下記の方法で買うことができます。

 

種類 買えるところ
通常の指定席券(紙) 駅の「みどりの窓口」「みどりの券売機」、または予約サイト「e5489」
チケットレス指定席券 予約サイト「e5489」

 

指定席券は車内では買えません。

 

JRの駅で購入する場合

 

JR西日本「快速うれしート」指定席券の買い方、購入方法、発売場所

 

うれしートの通常の指定席券は、JR駅の「みどりの窓口」や「みどりの券売機・みどりの券売機プラス」で直接買えます。

 

支払いには、現金のほか、クレジットカードが使えます。

 

この場合、一般的な紙の切符で発券されて、値段は530円(閑散期は330円)です。

 

インターネットで購入する場合

 

JR西日本「快速うれしート」指定席券の買い方、購入方法、発売場所

 

インターネットで「快速うれしート」の指定席券を購入する場合、JR西日本予約サイト「e5489」にアクセスします。

 

「e5489」で買えるうれしートの指定席券

通常の指定席券(紙) 乗車日の1ヶ月前から当日まで
チケットレス指定席券 乗車日の1ヶ月前から当日発車2分前まで

 

インターネットでは、「チケットレス指定券」だけでなく、紙の指定席券も買えます。

 

料金は、530円(閑散期330円)です。

 

支払い方法は、クレジットカードのほか、コンビニや駅払いも選べます(支払期限があります。直前予約の場合は不可)。

 

紙の指定券をインターネットで予約・購入した場合は、乗車するまでに指定券の現物を、駅の「みどりの窓口」か「みどりの券売機」で受け取る必要があります。

 

「チケットレス指定席券」は、発車時刻の2分前まで発売しています。空席があったら、乗車直前に駅のホームで買うことも可能です。

 

クレジットカード払い限定で、値段は300円です。

 

スマホの「e5489」購入画面(提示用画面)が切符代わりになります。

 

当日乗車した後、それを表示させたスマホ画面、または事前に紙に印刷しておいたものを、必要に応じて、乗務員に提示します。

 

このとき、スマホの充電切れなどで、画面提示ができないと指定券は無効になってしまいますので、注意してください。

 

ちなみに、チケットレスで予約した場合でも、希望の場合、駅の窓口や券売機で、紙で発券することもできます。値段はチケットレス料金のままです。

 

「チケットレス指定席券」と併用できる乗車券類は、普通乗車券、定期券、ICOCA・PiTaPaなどのICカードの3つだけです。

「青春18きっぷ」「秋の乗り放題パス」などお得な企画切符で利用する場合は、通常の指定席券(紙)を購入してください。

 

 JR西日本の予約サイト「e5489」の利用には、最初に「WESTER会員」への登録が必要です。公式サイトでいつでも行えます。

手続きは簡単で数分で完了します。登録料や会費など費用もかかりません。

 

JR西日本「快速うれしート」公式サイト

 

JR西日本の指定席「快速うれしート」の運転区間、料金、乗り方・利用方法

 

「快速うれしート」の時刻表など最新情報は、JR西日本の公式サイトで確認ください。予約もできます。

 

JR西日本公式サイト

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました