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【京都地下鉄・バス代節約】知っておきたい「乗り継ぎ割引」の使い方

京都の地下鉄・バスの「乗り継ぎ割引」の使い方、金額

お悩み中
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京都市内を地下鉄とバスでなるべく安く移動したい。1日券を買うほどではないけど、何かいい方法やお得な裏技があれば知りたい。

こんなお悩みにお答えします。

【この記事の内容】

  •  京都市内の地下鉄とバスの「乗り継ぎ割引」制度について紹介します(内容と利用方法)。

京都市内の移動には、地下鉄とバスの利用が便利です。これらを乗り継ぐことで市内のだいたいの場所へ行くことができます。

ただ、京都の地下鉄やバスは、運賃が大阪市や神戸市と比べると高め。乗り継ぎすると交通費がかさみます。

その節約には、乗り放題の1日乗車券を使うのも1つの方法ですが、回数を乗らないときは、地下鉄とバス、バスとバスの「乗り継ぎ割引という制度を活用するといいですよ。

この「乗り継ぎ割引」は、地元の人以外に馴染みがあまりないですが、京都へ出かけるときは知っておいて損はありません。

ここでは、その内容や使い方(利用方法)をまとめました。

この記事で、京都市の地下鉄・バスの「乗り継ぎ割引」について、ひと通り知ることができます。京都での交通費節約術のひとつとして、参考にしてください。
まあちん
まあちん

地下鉄・バスの「乗り継ぎ割引」制度は、一部を除いて、2024年(令和5年)3月末で終了の見込みです。

「乗り継ぎ割引」って何?

京都市内を移動する際に、地下鉄とバス、あるいはバスとバスを乗り継ぐ場合に、運賃が割り引かれるという制度が「乗り継ぎ割引」です。

京都地下鉄、バスの「乗り継ぎ割引」の使い方、金額

京都市内の地下鉄やバスは、運賃が比較的高めです。特に地下鉄は割高感があります。

表のように初乗り(1区3kmまで)は大人220円、子供110円です。しかし、次の7kmまで区間(2区)が大人260円と一気に40円も高くなります。そのあとの区間(3区~、7km以降)は4kmごとに20~30円ずつ加算されます。

区間 大人 子供
1区 220円 110円
2区 260円 130円
3区 290円 150円
4区 330円 170円
5区 360円 180円

ちなみに、神戸市の地下鉄も初乗り3kmまで210円ですが、その次7kmまでの区間は240円です。大阪は3kmまでは180円、7kmまでは230円です。三都のなかでは京都が一番高くなっています。

バスの方は、京都市内の均一運賃が大人230円、子供120円です。大阪市、神戸市は210円なので、これも1割ほど高いです。

このため、普通に地下鉄やバスを乗り継いで移動すると、片道だけでも500円近くもかかってしまいます。

そこで、効いてくるのが「乗り継ぎ割引」です。

「地下鉄⇔バス」と「バス⇔バス」で設定されています。それぞれで、適用条件、割引の金額、利用方法(使い方)が違います。

京都市営地下鉄の路線図

※(参考)京都駅から主な駅までの地下鉄の普通運賃(大人片道)

京都駅~四条駅・烏丸御池駅 220円
京都駅~丸太町駅・北大路駅 260円
京都駅~北山駅・国際会館駅 290円
京都駅~二条城前駅・太秦天神川駅 260円
京都駅~醍醐駅 330円

「地下鉄⇔バス」の乗り継ぎ割引(割引額、適用条件、使い方)

地下鉄からバスへ、あるいはバスから地下鉄へ乗り継ぐ際に「乗り継ぎ割引」が受けられます。

ただし、適用されるには、次の方法(切符やカード)で乗車しないといけません。また、それぞれに割引金額や取り扱いに違いがあります。

乗車方法 割引対象のバス 割引金額
地下鉄・バス連絡普通券 市バス、京都バス
京阪バス、京都京阪交通
大人120円、子供60円
トラフィカ京カード 市バス、京都バス 大人120円、子供60円
ICカード
(ICOCAやPiTaPaなど)
市バス、京都バス 大人60円、子供30円

※「トラフィカ京カード」は、プリペイドカード(磁気カード式乗車券)です。

「地下鉄・バス連絡普通券」で乗車する場合

あらかじめ、地下鉄とバスを乗り継ぐことが分っているときは、地下鉄の駅などで「地下鉄・バス連絡普通券」という切符を買って乗車すると、乗り継ぎ割引が受けられます。

地下鉄との乗り継ぎ割引が受けられるバス路線は、京都の市バスだけでなく、民間の京都バス・京阪京都交通バス・京阪バスも対象です。

その割引金額はこちら。

大人 120円
子供 60円

例えば、地下鉄1区(220円区間)とバス230円を乗り継ぎすると、合計の450円から120円割引の330円になります。27%もお得です。

地下鉄⇒バスの「連絡普通券」の買い方・使い方

京都地下鉄・バス「乗り継ぎ割引」、連絡普通券の買い方、使い方

「地下鉄・バス連絡普通券」の買い方ですが、地下鉄からバスへ乗り継ぐ場合は、地下鉄の乗車駅の券売機で、「バス連絡普通券」を買います(「地下鉄→バスのりつぎ」の表示があります)。

買った「バス連絡普通券」を、改札機に通して地下鉄に乗ります。

下車駅で「バス連絡普通券」を改札機に通すと、そのまま回収されずに出てきます。それを持ってバスに乗り、降りるときに運賃箱へ入れます。

バスへの乗り継ぎは、地下鉄を利用した日と同じ日(当日中)でないといけません。その日のうちであれば、乗り継ぎする時間に制限はありません。

「連絡普通券」のバス運賃は230円分となっています。バスの運賃がそれ以上のの場合は、降りるときに差額を現金で加えて払ってください。

バス⇒地下鉄の「連絡普通券」の買い方・使い方

バスから地下鉄への乗り継ぐ場合ですが、前もって「連絡普通券」を、地下鉄の駅窓口などで買っておく必要があります。

「連絡普通券」はバスの車内で買えません

バス⇒地下鉄「連絡普通券」が買えるところ

  • 地下鉄各駅の窓口(券売機では買えません)。
  • 定期券発売所(三条京阪、四条、京都駅前、北大路、山科、竹田、六地蔵、二条)
  • 市バス・地下鉄案内所(太秦天神川、京都駅前、コトチカ京都、北大路、烏丸御池駅)
  • 市バス営業所(西賀茂、梅津、横大路、錦林、九条、洛西、烏丸)

「連絡普通券」は、1枚の切符が、図のようにバスと地下鉄の部分に分かれています。

京都地下鉄⇒バス乗り継ぎ「連絡普通券」の買い方、使い方

バスを降りる際は、「バス券」の部分を切り離して運賃箱に入れます(地下鉄の駅と接続しているバス停でしか下車できません)。

そして、地下鉄の部分「乗継引換券」を、地下鉄の駅の駅員がいる窓口や改札口で出して、乗車券の現物に引き換えます。その乗車券で改札機を通って地下鉄に乗ります。

駅での地下鉄乗車券への引き換えは、バスの利用日と同じ日でなくてもかまいません。

バス⇒地下鉄の「連絡普通券」は、バス230円区間と地下鉄1区(220円)がセットになった450円分(割引後330円)の1種類しか発売されていません。

地下鉄の260円以上の区間を乗る場合は、駅で引き換える際に差額を払います。

このように、バスから地下鉄の場合は、バスに「連絡普通券」を持たずに乗ると、もう乗り継ぎ割引は受けられません。

「トラフィカ京カード」で乗車する場合

トラフィカ京カード」は、地下鉄、市バス、京都バスで使えるプリペイド式のカード乗車券で、1割のオマケが付いています(⇒「トラフィカ京カード」について)。

トラフィカ京カードで地下鉄・バスの乗り継ぎ割引の使い方

大人用は1,000円券(1,100円分利用できる)と3,000円券(3,300円分利用できる)、子供用は1,000円券(1,100円分利用できる)があります。

トラフィカ京カード」の使って、地下鉄とバスを乗り継ぐと、自動的に2回目に乗った方の運賃から下記の金額が割引されます。

ただし、割引対象のバス路線は、市バスと京都バスだけです(京阪バス、京都京阪交通バスは対象外)。

大人 120円
子供 60円

例えば、地下鉄220円区間を乗ったあとバス230円に乗り継いだ場合は、バスの運賃の方から120円が割引かれて、合計330円となります。

なお、子供の「乗り継ぎ割引」を受けるには、子供用の「トラフィカ京カード」が必要です。

使い方は、「トラフィカ京カード」を直接、乗り降りの際に駅の改札機やバス車内の読み取り機に通すだけです。

このとき、地下鉄もバスも、同じ利用日でないと割引になりません。

ちなみに、3回目以降の乗り継ぎは、4回目、6回目、8回目…と偶数回目が割引になります(3回目、5回目、7回目は割引なし)。

また、「トラフィカ京カード」を使って券売機で切符を買って乗車した場合や、1枚で複数人分の運賃を支払う場合は、乗り継ぎ割引は適用されません。

「トラフィカ京カード」のには、もともとに1割のオマケ額が付いているので、乗り継ぐ方法では一番お得な乗車方法といえます。

「トラフィカ京カード」は地下鉄駅の券売機などで買えます。

「トラフィカ京カード」が買えるところ(発売場所)

  • 地下鉄各駅の券売機
  • 定期券発売所(三条京阪、四条、京都駅前、北大路、山科、竹田、六地蔵、二条)
  • 市バス・地下鉄案内所(太秦天神川、京都駅前、コトチカ京都、北大路、烏丸御池駅)
  • 市バスバス営業所(西賀茂、梅津、横大路、錦林、九条、洛西、烏丸)
  • 市バスの車内⇒1,000円券のみ
  • 京都バスの営業所(嵐山、高野)

【バス⇒地下鉄⇒近鉄電車・京阪大津線に乗り継ぐ場合】

「トラフィカ京カード」で、バス⇒地下鉄へ乗り継いで近鉄電車・京阪大津線へ直通した場合は、割引適用されません。このときは「連絡普通券」(上述)を利用すれば割引を受けられます(駅で運賃差額を払う)。

【近鉄電車、京阪大津線⇒地下鉄⇒バスに乗り継ぐ場合】

(1)近鉄電車や京阪大津線の区間から地下鉄⇒バスと乗り継ぐ場合は、乗車する近鉄電車や京阪電車の駅で、バスに乗り換える地下鉄の駅まで普通に切符(乗車券)を買って乗車します。

(2)地下鉄の下車する駅に着いたら、その切符を自動精算機に入れて「バス連絡」の項目を選んで実行します。そして、表示されるバス代割引後の差額を「トラフィカ京カード」や現金で払うと精算券が出てきますので、それで改札機を出て(回収されません)、バスを降りるときに運賃箱に入れます。

ICカードで乗車する場合

ICカードで京都地下鉄・バス「乗り継ぎ割引」を利用する方法

ICOCA(イコカ)やPiTaPa(ピタパ)など交通系のICカードを使って、地下鉄とバスを乗り継ぐと、自動的に2回目に乗った方の運賃から下記の金額が割引されます。割引は「連絡普通券」や「トラフィカ京カード」よりも小さくなっています。

割引対象のバス路線は、市バスと京都バスだけです(京阪バス、京都京阪交通バスは対象外)。

大人 60円
子供 30円

例えば、地下鉄220円区間を乗ったあと、バス230円に乗り継いだ場合は、バスの運賃の方から60円が割引かれて合計390円となります。

使い方は、ICカードを直接、乗り降りの際に駅の改札機やバス車内の読み取り機にタッチするだけです。

地下鉄もバスも、同じ利用日でないと割引になりません。3回目以降の乗り継ぎは、4回目、6回目、8回目…と偶数回目が割引になります(3回目、5回目、7回目は割引なし)。

このとき、地下鉄とバスは連続乗車する必要があります。地下鉄とバスの乗り継ぎの間に別の交通機関を利用すると、乗り継ぎ割引は適用されません。

なお、ICカードによる乗り継ぎ割引は、ICOCA、PiTaPaのほか、Kitaca(キタカ)、PASMO(パスモ)、Suica(スイカ)、manaca(マナカ)、TOICA(トイカ)、はやかけん、nimoca(ニモカ)、SUGOCA(スゴカ)を使っても適用されます。

【バス~地下鉄~近鉄電車・京阪大津線に乗り継ぐ場合】

近鉄電車や京阪大津線の区間からは、途中で改札を出ることなく地下鉄に乗り入れて(直通して)、バスに乗り継ぐと割引が適用されます。逆に、バスから地下鉄へ乗り継いで、近鉄電車や京阪電車の区間まで直通した場合も割引になります。

「バス⇔バス」の乗り継ぎ割引(割引額、適用条件、使い方)

「バス⇔バス」乗り継ぎ割引の適用3条件

京都のバスからバスへの「乗り継ぎ割引」の使い方、適用条件、金額

バスからバスへの乗り継ぎ割引が適用されるには、次のような3つの条件があります。

  1. 【カードで乗車すること】
    バス同士の乗り継ぎ割引は、「トラフィカ京カード」か、ICOCA(イコカ)やPiTaPa(ピタパ)などICカード(上述の10種)で利用したときが対象です。現金のときは適用されません。
  2. 【市バスと市バスを乗り継ぐこと】
    市バスから市バスへの場合だけ乗り継ぎ割引が適用されます。京都バスや京阪バスなど民営バスは対象外です。
  3. 【時間制限が90分であること】
    乗り継ぎ割引が適用されるには、1回目の運賃支払時(=降りた時)から2回目の運賃支払時(降りる)まで90分以内という時間制限があります。渋滞などで90分を超えても適用されません。

特に「地下鉄⇔バス」の乗り継ぎにはない「時間制限」がある点、それも、バスを乗るときではなく「降りる」タイミングという、ちょっと分かりにくい仕組みなので要注意です。

※運賃が100円の循環路線は割引適用外です。

「バス⇔バス」乗り継ぎ割引の使い方・割引金額

乗り継ぎ割引を使うには、カードを直接、乗り降りの際に駅の改札機やバス車内の読み取り機に通す/タッチします。

すると、2回目に乗った方の運賃に対して自動的に、下記に金額が割引になります。割引金額は、「トラフィカ京カード」とICカードとで異なっています。

トラフィカ京カード ICカード
大人 120円 90円
子供 60円 40円

例えば、230円区間の市バスを2路線を乗り継いだ場合、1回目のバスを降りてから、2回目のバスの降りるまで90分以内に限って、2回目の運賃が割引かれて、1回目230円+2回目230円-120円/90円=340円/370円となります。

3回目以降の乗り継ぎは、4回目、6回目、8回目…と偶数回目が割引になります(3回目、5回目、7回目は割引なし)。

※「トラフィカ京カード」で子供の「乗り継ぎ割引」を受けるには、子供用カードが必要です。

※「トラフィカ京カード」やICカードで切符を買って乗車した場合や、カード1枚で複数人分の運賃を支払う場合は、乗り継ぎ割引は適用されません。

「トラフィカ京カード」の残高が不足した場合の対処

地下鉄⇔バス、バス⇔バスを「トラフィカ京カード」で乗り継ぎする際、カードの残高が不足したときは、別の新しいカードと併用することで乗り継ぎ割引も受けられます。地下鉄の改札機は新旧の「トラフィカ京カード」を2枚重ねて通すことができます。

※1回目の乗車で残高がちょうど0円になったときは、2回目もそのカードで乗車すると下車時の精算時に割引が適用されます。

・地下鉄⇒バスの乗り継ぎの場合は、新しい「トラフィカ京カード」が無くても、駅の精算機に残高不足の「トラフィカ京カード」を投入して「バス連絡券」を購入することで、バス運賃の割引が受けられます。

・バス⇒バス/バス⇒地下鉄の乗り継ぎで、1乗車目のバスで「トラフィカ京カード」の不足分を現金やICカードで支払うと、2乗車目の乗り継ぎ割引は受けられません。2乗車目で乗り継ぎ割引を受けるには、1乗車目のバス運賃の不足分は新しい「トラフィカ京カード」で精算する必要があります。

以上、実際やってみないとイメージが湧かないと思います(やってみると意外と簡単です)。

初めてで、残高が少ない「トラフィカ京カード」で乗り継ぎ割引を受けたいけど対処が分からないというときは、駅員さんや運転手さんに尋ねてください。特に1乗車目がバスのときは、予備の新しい「トラフィカ京カード」を用意しておくと安心です。

京都市地下鉄・バス「乗り継ぎ割引」公式サイト

京都の地下鉄とバスの「乗り継ぎ割引」について最新情報などは、京都市交通局の公式サイトで確認してみてください。

連絡普通券での乗り継ぎ割引

トラフィカカードでの乗り継ぎ割引

ICカードでの乗り継ぎ割引

【参考】地下鉄・バスに3回以上乗るなら「1日乗車券」をチェック!

京都地下鉄・バス「乗り継ぎ割引」の使い方、金額、条件

京都で1日のうちに地下鉄やバスに3~4回以上乗る場合は、「乗り継ぎ割引」よりも乗り放題の1日乗車券を使った方が安くつく場合があります。

また1日乗車券だと、運賃を確認したり、連絡券を買ったり、時間制限を気にしたりするといった必要がなく、楽に使える点というメリットもあります。

京都地下鉄や市バス関係の1日乗車券には、次のような種類があります。1年を通して発売されています。

バス一日券
(市バス・京都バス・JRバス)
大人600円、子供300円
地下鉄一日券 大人600円、子供300円
地下鉄・バス一日券
(市バス・京都バス・京阪バス一部・JRバス)
大人900円、子供450円

例えば、1日3回バスに乗った場合を比べてみると、このようになります。

通常の場合 230円+230円+230円=690円
乗り継ぎ割引(京カード) 230円+110円+230円=570円(乗り継ぎの時間制限あり)
バス一日券 600円

京都の地下鉄・バスの一日乗車券については、こちらの記事を参照ください。

京都で地下鉄やバスを何度か利用するけど、一日乗車券を買うまではないというときは、交通費の節約に「乗り継ぎ割引」をうまく活用しましょう。

その時は、「トラフィカ京カード」やICカードを使う方が、面倒が少なく、自分が意図しないところで割引が自動適用されることもありますので便利ですよ。



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