神戸~関空の高速船アクセス「ベイシャトル」の乗り方と割引切符まとめ

神戸から関西空港へ、関西空港から神戸のアクセス手段のひとつに「船」があります。

神戸・関空間は、陸上だと大阪湾に沿ってぐるりと大回りしないといけませんが、大阪湾を一直線にショートカットで結ぶ「神戸・関空ベイシャトル」という高速船が運航されています。乗船している時間自体は約30分と速いです。また神戸空港では駐車場が無料です。

ここでは、神戸・関空ベイシャトルのお得なな割引切符、クーポン券の紹介と合わせて、ベイシャトルの乗り方やメリットとデメリットをまとめました。

関西空港の一部運用再開に伴う神戸・関空ベイシャトルの運航について

  • ベイシャトルでは定期便は混雑する可能性があるので、利用の際は予約を推奨しています。
  • ベイシャトルでは、神戸空港の駐車場が台風被害で駐車台数が減っているため公共交通機関の利用を呼び掛けています。

※最新情報は公式サイトで確認ください。このページの下方にリンクがあります。

「神戸・関空ベイシャトル」の乗り方

ベイシャトルの乗船場所ときっぷ売場

神戸・関空ベイシャトルの乗船場(下船場も)は、神戸側は神戸空港の「神戸空港海上アクセスターミナル」、関西空港側は「ポートターミナル(桟橋)」になります。それぞれ、乗船場と空港のターミナルビルとの間に無料の連絡バスが走っています(後述)。

神戸空港海上アクセスターミナル


  • 神戸空港ターミナルビル・ポートライナー神戸空港駅~乗船場間はバスで数分。歩くと約5分(見た目より距離があります)。

関西空港ポートターミナル

  • 関空第1ターミナル~乗船場間はバスで約10分
  • 関空第2ターミナル~乗船場間はバスで約10分(直通便の場合)

乗船券は、神戸側は神戸空港海上アクセスターミナルで発売していますが、関空側はポートターミナルでは売っていません。このため、関空では連絡バスに乗る前に、空港ターミナルビルのチケット売り場で買っておく必要があります。

  • 関西国際空港ターミナルチケットカウンター
    (第1ターミナル1階の1階A出入口隣り、乗船場ゆきバス乗り場の近く)
  • 関西国際空港第2ターミナル臨時カウンター
    (国際線到着口の近く)

神戸空港へのアクセス(電車・バスの場合)

神戸側の乗船場がある神戸空港へは、市街地から電車やバスで便利にアクセスできます。

電車(ポートライナー)でアクセス!

三宮駅からポートライナーの神戸空港行きに乗って約20分です。日中で5~8分おきに走っているので便利です。運賃は大人330円、子供160円です。神戸空港駅は空港ターミナルビルと直結しています。ベイシャトルの乗船場までは連絡バスで数分、徒歩で約5分です。

⇒ポートライナー公式サイト

路線バスでアクセス!

三宮駅/新神戸駅、神戸駅(南口)から路線バスがあります(神姫バス)。三宮駅からは約25分、新神戸駅から約30分、神戸駅から約35分で、運賃は大人330円、子供160円です。新神戸・三宮駅からの便は、ベイシャトルの乗船場(海上アクセスターミナル)まで直通します。ただ、本数が少ないので利用の際は確認してください。

⇒神姫バス公式サイト

乗船は予約しておいた方が無難

ベイシャトルは予約しなくても空席があれば乗れます。しかし、混雑時は希望の便に乗れないこともあるので、できれば予約しておく方が無難です。予約は公式サイトや電話で簡単にできます。その際に費用はかかりませんし、取消料もかかりません。予約しておくと欠航になった場合、代替バスの案内など連絡がもらえるというメリットもあります。

予約した便に乗るときは、出発20分前には乗船場に着くようにとベイシャトルでは案内されています。乗船は出航の5分前から始まります。

ベイシャトルの運賃

神戸・関空ベイシャトルの片道の普通運賃(神戸空港⇔関空)はこのようになっています。

大人 1,850円
子供 930円

※連絡バスの運賃も含まれています。

観光クーポンで割引!

クーポン券を使うと、上記の片道料金から【大人100円、子供50円割引】になります。

「往復割引」やポートライナーの乗車券とセットになった割引切符もあります(後述)。

神戸・関空ベイシャトルのお得な割引切符

行き帰り利用するなら「往復割引」

ベイシャトルの往復割引は2種類

神戸・関空ベイシャトルを往復で利用する予定でしたら、あらかじめ「往復割引」の乗船券を買うとお得です。日帰り用と30日以内用の2種類があります。2019年(平成31年)3月31日まで発売しています。

日帰りで往復は33%割引

関空まで送迎に行くときや、関空から日帰り旅行や出張に出かける時には、「ぷらっと関空日帰り往復チケット」という往復の割引乗船券が安いです。

「ぷらっと関空日帰り往復チケット」の値段はこのようになっています。

普通運賃で往復 関空日帰りチケット
大人 3,700円 2,460円 33%割引
子供 1,860円 1,230円 33%割引

※空港リムジンバスの場合、三宮~関空間で日帰り往復2,100円です(子供は設定なし)。

「ぷらっと関空日帰り往復チケット」は乗船する当日にしか買えません。その日1日が有効となります。

また、「ぷらっと関空日帰り往復チケット」の半券を提示することで、下記施設で割引など優待が受けられる特典が付いています。

  • ホテル日航関西空港」内のレストランで10%割引。
  • りんくうプレミアム・アウトレット」の割引クーポンシートがもらえる。
  • りんくうプレミアム・アウトレット」で5,000円以上購入するとベイシャトル片道乗船招待券がもらえる。

ちなみに、関空発着の日帰り往復割引乗車券「神戸往復チケット」もあります。値段は同じです。

30日以内の往復は19%割引

関空から30日以内の旅行や出張に出かけるときは、乗船券を往復で購入すると割引が受けられます。有効期限は往きの乗船日を含む30日以内です。購入の際に帰りの日付を特定する必要はありません。

普通運賃で往復 往復割引乗船券
大人 3,700円 3,000円 19%割引
子供 1,860円 1,500円 19%割引

神戸空港では旅行中の駐車料が無料です。

※空港リムジンバスの場合、三宮~関空間の30日以内の往復割引運賃は3,080円です(子供は設定なし)。

観光クーポンでさらに安く!

往復割引が上記の値段よりさらに【大人200円、子供100円割引】になるクーポン券があります。これは使わんと損です。


往復割引乗船券が買えるところ(発売場所)

ベイシャトルの「往復割引乗船券」は下記の場所で購入できます。

神戸側(神戸空港)
  • 「神戸空港海上アクセスターミナル」チケットカウンター
    (神戸空港側の乗船場)
関西空港側
  • 関西国際空港ターミナルチケットカウンター
    (第1ターミナル1階の1階A出入口隣り、乗船場ゆきバス乗り場の近く)
  • 関西国際空港第2ターミナル臨時カウンター
    (国際線到着口の近く)

三宮から(三宮へ)片道なら「ポートライナーセット券」

「ポートライナーセット券」ってどんな切符?

神戸・関空ベイシャトルを利用するために、神戸空港まで三宮駅から電車(ポートライナー)で移動する場合は、「ポートライナーセット券」がお得です。ポートライナーの乗車券と乗船券がセットで割引になっています。ポートライナーとベイシャトルを利用する当日限り有効です。

ポートライナー代が実質無料!

「ポートライナーセット券」は片道用の切符です(三宮⇒関空、関空⇒三宮)。値段はこのようになっています。

ポートライナー ベイシャトル 通常合計 セット券
大人 330円 1,850円 2,180円 1,850円 15%割引
子供 160円 930円 1,090円 930円 15%割引

ポートライナーとベイシャトルの切符を別々に買うよりも15%も安くなり、実質はポートライナー代が無料ということになります。

【参考】神戸三宮~関空のアクセス手段を比べてみました

片道利用の場合は、空港リムジンバスより安いです。

移動手段 利用区間 運賃・料金 所要時間
ポートライナー
&ベイシャトル
三宮駅~関西空港 1,850円 約60分
空港リムジンバス 神戸三宮~関西空港 1,950円 約65分
JR普通運賃(大阪経由) 三ノ宮駅~関西空港駅 1,710円 約105分
阪神&JR(西九条経由) 神戸三宮駅~関西空港駅 1,490円 約110分
阪神&南海(難波経由) 神戸三宮駅~関西空港駅 1,130円 約110分
乗合タクシー(MK) 神戸市中央区~関西空港 2,500円 平均90~120分

※所要時間は第1ターミナルまでの時間です。
※「阪神&南海(難波経由)」の金額は「関空アクセスきっぷ(阪神版)」を使った場合のものです。

「ポートライナーセット券」が買えるところ(発売場所)

「ポートライナーセット券」は下記の場所で購入できます。乗船場(桟橋)では買えませんので注意してください。

神戸側(三宮)
  • ポートライナー三宮駅のインフォメーション
    (券売機の隣、JR三ノ宮駅東口につながるエスカレーター横)
関西空港側
  • 関西国際空港ターミナルチケットカウンター
    (第1ターミナル1階の1階A出入口隣り、乗船場ゆきバス乗り場の近く)
  • 関西国際空港第2ターミナル臨時カウンター
    (国際線到着口の近く)

神戸・関空ベイシャトルのメリットとデメリット

ベイシャトルのメリット(いいところ)

広い座席で乗船時間は約30分

神戸・関空ベイシャトルには、「そら」(定員110名)「うみ」(定員110名)「かぜ」(定員115名)という3隻の船が就航しています。

ベイシャトルの一番のおすすめは、空港バスよりも格段に船室や座席が広く、ゆったりできる点です。トイレや自動販売機もありますので、気持ち的にも楽です。乗船時間は約30分でバスの約半分。長時間のバスが苦手な人には向いています。

また、船というと船酔いが心配という人もいると思いますが、停泊中や出発直後、到着間近の低速航行中は揺れますが、高速になると思いのほか揺れは少ないです。
(揺れが予想される場合は、公式サイトの運航状況や乗船券売場に表示されています。)

早朝便、深夜便も運航

神戸・関空ベイシャトルは、神戸空港発5:30~22:45、関空発6:30~0:00と早朝、深夜を含めた時間帯に運航しています。LCCの利用にも便利です。

神戸空港では旅行中ずっと駐車無料

神戸空港まで車でアクセスする場合、ベイシャトルの利用者(片道でも)は駐車場料金が無料になります。しかも何泊してもOK。人数によっては、関空まで車で行って駐車料を払うなら、神戸空港経由でベイシャトルを利用した方が安くつきます。

※ベイシャトル利用者専用の駐車場の場合です。空港の一般用駐車場は無料になりませんので注意してください。
※駐車場の利用は予約できません。
※関空側には駐車場はありません。

片道の普通運賃はバスより安い

神戸・関空ベイシャトルの片道の普通運賃(神戸空港⇔関空)はこのようになっています。

ベイシャトル ※空港リムジンバス
大人 1,850円 1,950円
子供 930円 980円

※空港バスは三宮~関空間の場合です。ベイシャトルでも後述の「ポートライナーセット券」という切符を利用するとバスよりも安くなります。

所要時間は神戸空港から関空第1ターミナルまで約40分、第2ターミナルまで約50分です。三宮~神戸空港間のポートライナーは約20分。

ベイシャトルのデメリット(気になるところ)

空港ターミナル~乗船場はバス移動

上でも触れましたが、神戸空港、関西空港のベイシャトル乗船場(桟橋)へは、空港のターミナルビルから連絡バスに乗って移動する必要があります。このため、神戸~関空間にバスと船との乗り換えが1~3回あるので、荷物が多いときや大きな荷物があるときや、足腰が弱い人や不自由な人には、ちょっと不便です。船内はバリアフリーになっています。

【三宮~関西空港の場合】乗り換え箇所

三宮駅=(ポートライナー)=神戸空港駅=(連絡バス)=海上アクセスターミナル=(ベイシャトル)=関空ポートターミナル=(連絡バス)=関空第1・第2ターミナル

連絡バスは無料です(ベイシャトルの乗船料に含まれています)。

天候による欠航リスクも

ベイシャトルは船だけに、天候や海上の状態によってバスや鉄道に比べると欠航になるリスクが高いです。

ベイシャトルが欠航になる場合、代替バスが船と同じ出発時刻を基本に運行されます(所要時間は約90分)。その際、予約していると連絡がもらえます。

神戸・関空ベイシャトル公式サイト

神戸・関空ベイシャトルの時刻表や運航状況、上で紹介した切符についての最新情報や公式サイトで確認ください。乗船の予約もできます。

神戸から関空、または関空から神戸へのアクセスには、神戸・関空ベイシャトルのお得な割引切符で、大阪湾をショートカットするのもいいですよ。

自分は神戸から関空へ行く時は、個人的にバスの座席にじっと1時間強座っているの苦痛なので、時間と天気が合えば神戸・関空ベイシャトルをよく使っています。ゆったりした船内と広い座席(便によってはガラガラ)、そして約30分という乗船時間は魅力です。「もう着いた!?」という感じです。ただ、乗下船場でのバス乗り継ぎが面倒ですが、全体としては快適さにくわえて、料金もそこそこで、非日常感も味わえるのでおすすめです。